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大きな収穫は発想の転換かも

生まれ育って慣れている国以外で暮らす...

もちろん学位も大切で、友人関係も貴重で

当然、師匠ズやかけがえのないたくさんの経験に知識...

日々のお勉強や学校生活で身についた学術的な習慣もありがたいかぎり

そして

ふと思ったのが

収穫は

問題解決能力、工夫を諦めない打たれ強さかもしれない...

例えば、

その昔、ロンドンにはまともなアジア系麺類のお店が少なくて

何日も考えてみたが、中華街の香港式卵麺ではなく、スーパーのまずくて固めの不思議ななんちゃってではなく、「あの味噌ラーメンが食べたい!」

というとき...

作るしかないのです!

味噌ラーメンのスープをどうやったら、限られた時間内に、留学生の少ない予算で、なるべく(薄れつつある)記憶にある味に近づけられるか...

大変厳しいものがある

何度か試作したみたが

「味噌汁ラーメン」になってしまう

いろいろな麺を買ってみるのだが

どうやっても「インスタントヌードル以下」にしかならない...

いつも無意識で美味しく頂いていた味噌ラーメンを味噌ラーメンたらしめている特徴はなんだったのか

なぜ、味噌汁ラーメン、インスタントルードルになってしまうのか

突き詰めて考えて試行錯誤を繰り返すのです

ザ・食い意地!

私の知人のご夫婦で、なんと

納豆がない!

といまさら?!感がありましたが、納豆菌から納豆をつくってらっしゃる方がいらっしゃいました

すごい!執念なのか、望郷の念なのか...

当時、日系スーパーも数が限られており、韓国人街も小さく、中華街にも納豆まではさすがにおいてなくて

菌から!つくっていらっしゃったそうです

学習が必要から引き起こされるパターンですね

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寒空では、特に温かい卵とじうどんが食べたくなっちゃう留学生

うどんはSainsbury'sで売り出してくれていましたが

味噌ラーメン!未発売

困りに困ったとき

ひとは馬力を発揮するようで

知識総動員、組み合わせの妙で

中華風野菜炒め+味噌スープ+焼きそば

で味噌ラーメンに近いお鍋のあとのシメラーメン

を作り出すことには成功するもんです

同じく

ありとあらゆる知人や友人に質問をし

それぞれの得意分野と傾向を集計し(こころのなかで)

事前準備を怠らず、危機に備える

そうやって課題提出セーフ!

発表会の危機回避!

セリフが入らない問題を最小限に...


例えば、その昔、イギリスでは日曜日はスーパーマーケットはおやすみでした、土曜も早くしまっていたのです

そういうちょっと「防災」のような態度で

対策委員会が生活のあらゆる場面で開かれることで

能力アップしていったように思います

知らないこと、質問を恐れないこと

他人の強みを活かし、協力を仰ぐこと

工夫に工夫を重ねて試行錯誤する手間を惜しまないこと

なにごとも前倒して準備を入念にすること

やり過ぎた人、準備し過ぎて困ったケースはないこと...

問題解決の結果はもちろんですが

実際に希望通りの結果が出なくても

問題解決の過程で

ちからがつく

知識も工夫の経験も、失敗のサンプルも増えていく

ここが大きな収穫になるとは当時は気付きませんでした

問題を避ける力がつくのではなくて

問題があっても能力発揮する習慣

ここが大切

のちに、問題をみつける力へつながっていくのだな、と

間接的な収穫に気づく冬です


サポーターのみなさま、ありがとうございます。一層、切磋琢磨していきます!お会いできるのを楽しみにしております