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#年末に起きたこと

#2022年12月30日  私の父が新大阪に来る予定だった。しかし、父が夜中に息が吸い切れなくなり、朝には落ち着いていたが、来ないことになった。私は父の居る実家に向かった。父は静かにしていたが、自分のことは自分でできて、食事は完食した。翌31日に、夫、娘夫婦が私の実家に来てくれた。出来合いの食事を買って、5人で賑やかに夕食を食べ、私は、来てくれた夫と娘夫婦、何度も父の事を尋ねる電話をくれた息子に感謝した。1月3日父が外出する気になったようで、夫と3人でモーニングを食べに行く。静かに過ごした父は、疲労が取れたかのように、見た目元気になっているようにみえた。1月4日、かかりつけ医に行って、父の30日夜中の異変とここ数日の様子を告げた。主治医の先生が、レントゲン、心電図、エコーを撮られ、父に循環器病院へ直行するように言われ、その通りにする。4日、5日と循環器病院で、心臓の検査入院をすること、検査結果で可能となれば、カテーテルで、心臓に弁を装着する手術を勧めると言われた。元気で自立した生活をしていた父に、寝耳に水の宣告となった。#父は91歳#父は賞味期限の切れかけた身体に検査入院や手術をしたくないと言った。#私は父の意見を尊重する#1日でも楽しく暮らして欲しいと父に願う。父は、「私には十分な経験と思い出があるから、悔いはない。私が急に倒れても、亡くなっても、余り嘆き悲しまないように」と私に言った。#91歳になっても、子どもを悲しみから守ろうとする父の姿に胸がぽーんと弾けた。

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