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トラミといつまでも

あれから一年


トラミが旅立ってから一年。そうか、と思うけれども毎日トラミのことを考えているし、さみしいし、区切りでも何でもない。リベルテの花束を選んでおいしいプリンを食べて、今日はその前に友だちと新大久保でタッカンマリを食べた。一年前のきょうは梅雨寒の雨だった。朝はキラキラした瞳で水を飲もうとしていた。あのキラキラした瞳はどんな宝石よりも輝いていた。

とりあえずわたしは生きている


トラミが旅立ったら廃人になるかと思っていたけど、物価高で昇進もせずうだつもあがらず、今週はメンヘラ小娘にひどいこと言われたけど、それでも生きている。トラミがいないのに生きている、それだけで立派。かと言って生きることにものすごい執着心もない。トラミとあしたのことを考えながら、延命でなく緩和治療、トラミの目線で、精一杯過ごしたから後悔はない。ひまわりの花束がきれいだ。トラミは花が本当ににあう美しい猫だった。
 
 

 

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