私は、私の生きたいように生きてるだけ③

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小さい頃からの私の夢はただひとつ。「およめさん」だった。

「そんなの誰でもなれるでしょ」なんて言う人もいるかもしれない。でも生涯を共に生きていく相手を見つけるというのは、なかなか難しい。

私の両親はいつでもとても仲が良くて、「いつかパパとママみたいになりたい」と小さい頃からいつも思っていた。母はしょっちゅう「パパみたいに優しい人と結婚しなさい」と言っていたし、自分が母になってからわかることだけど、それを娘に伝えるのって実はすごいことだ。

私はその母の言う通り、なんとなく父に似たような人を選んだ気がする。なんとなーく、だけど。細長い背格好はたぶん、似ている。


専業主婦とライターのWワーク

結婚前にモデル業を引退してしまったので、結婚後は収入がなくて困った。

特にお金持ちの人と結婚したわけではない。超、普通に普通の20代のサラリーマン。年収もたかが知れている。

そして私は結婚するまでデート代もすべて割り勘だった。(ここで暴露しなくてもいいかもしれないけど。)私はよく男の人に「お金がかかりそう」と言われる。「お嬢様でしょ」とかも言われる。その根拠はまったくない。事実、私は埼玉県のごく普通な一般家庭に生まれて、デート代も基本的にだいたい割り勘で成長してきた。たいした欲も持ち合わせてないので、実に「お金のかからない女」なのである。今の夫と付き合う前も、彼に「俺、お金ないけどいいの?」と聞かれた。なんじゃそりゃ。

というわけで(?)、結婚・出産後に収入減がないのがとても困った。今まで割り勘でやりくりしていた関係の夫にいきなり「私の分のお小遣いもちょうだいよ」なんて何だか言いにくい。私って、こういうところ本当にいい女だと思う。(スルーしてください)(太字にしたくせに)


だから子供がいても在宅でできる仕事を探した。それが「WEBライター」という仕事だった。

モデル時代ずっとアメブロを書いていたし、文章を書くのは好きだった。得意かどうかはわからないけど、文章を書いてお金をもらえるなんて最高だと思った。

「ライター募集」というwebサイトを探しては、色々応募した。そして子供が1歳頃から、約8~9年間くらいライターのお仕事をしてきた。専業主婦をしながら記事を書くというのは想像以上に疲れたけど、やっぱり私は自分のお金は自分で稼ぎたいと思う。


現在、そして一生使える仕事をつかむために

ライターの仕事は家でできてとても便利。コロナ禍でもとても助かった。

でも、ずっと家で1人でパソコンに向かって作業しているのも、ON/OFFがハッキリしなくて正直疲れたし、誰かと一緒に話したりしたかった。というわけで、娘の幼稚園入園を機に外に働きに出る。

今は正社員ではないけど、私が過去にしていたモデル業などを運営する事務所のマネージャーとして仕事をしている。色々な女の子がいるなぁと大変さを思い知るのと同時に、昔私がお世話になっていた事務所の社長を尊敬したりもする。やっぱり、すごい人だったのかなぁと。


でもこの仕事も一生できる仕事ではないと思う。自粛期間中に考えたのは、「やっぱり手に職だな」ということ。高校生の頃同じことを考えて調理師免許は取得したけど、このご時世、飲食店をやるのは特に難しい。し、そこまでの実力はない。使えても給食のおばさん程度でしょう。まぁそれでもないよりはマシだけど。

というわけで今は新たな資格を取得して、新たな世界へ飛び込むための勉強中でございます。興味があることの勉強は、とても楽しい。



長くなってしまったけど、これが私の経歴です。色々な道を歩んできたけど、ムダなことなんてひとつもないなぁと思う。職歴は色々あるけど、自分の人生を誇りに思えるし、私は胸を張ってこの経歴を伝えられる。

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