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ワークショップ「一人でつくる」参加者募集

10月の奇数日に森下スタジオで、ワークショップ「一人でつくる」をやることにしました!
ご参加いただける方を募集しています。
よろしくお願いします。

【ワークショップ「一人でつくる」で何をやるか?】
作品をつくる私というのは、ブラックボックスとか媒介変数みたいなものだと思います。
例えば「A」という出来事があって、それを私が受け取って解釈すると「a」という形になって出てくる。
他の人が受け取って解釈すると「エー」という形になって出てくる。
「a」とか「エー」とかに対して、観客がいろいろ言う。

「エー」がみんなに好評だったとして、「a」がイマイチ不評だった私はいいなーと思うかもしれない。
でも、結果の「エー」だけを見て真似しても、どうしようもない。
まず重要なのは、〈「A」が入ってきたときにコチョコチョと何かが起こった結果として「a」が出てくる〉という私の回路だ。
作品というアウトプットのことは、それに続くものとしてしか考えられない。
ということで、今回のワークショップではこの「コチョコチョ」の起こり方を観察します。

もしかしたら、まだ「コチョコチョ」が起こるまで行ってない人もいるかもしれない。
例えば、ピカソが「A」を入れたら「P’’」を出してきてたとして、その結果の「P’’」だけ学習して、〈やたらと文字を入れ替えて「’」を付けること〉が表現することだと思ってしまっているとか。
(文字で書くとばかみたいだけど、けっこうあることだと思います。)

あなたの回路は、〈「A」を入れたら「わをん」が出てくる〉というものかもしれない。
「わをん」が他人にとって面白いかどうかはまた次の段階の話で、まずは〈うわ! 「A」を入れたら「わをん」が出てきた!!!〉が起こることが始まりだと思う。

自分の回路でどういう「コチョコチョ」が起こっているかを見つめることが出来て初めて、その回路を使って生まれる表現を育てたり、拓いたりしていくことが出来るんだと思います。
ということで今回は、各人が自分の回路に色々通す、そして自分の回路を発見する、同じく自分の回路に取り組んでいる他の人を見る(そしたらきっと自ずと影響を受ける)、ということをやります。

【スケジュール】
10/3(火)17:30~21:30 西尾ワークショップ①
10/5(木)17:30~21:30 西尾ワークショップ②
10/7(土)15:00~21:00 西尾ワークショップ③
10/9(月・祝)15:00~21:00 西尾ワークショップ④
10/11(水)17:30~21:30
10/13(金)17:30~21:30
10/15(日)15:00~21:00 15:00〜18:00はデザイナー・鈴木哲生さんによるワークショップ①
10/17(火)17:30~21:30
10/19(木)17:30~21:30
10/21(土)15:00~21:00 15:00〜18:00はデザイナー・鈴木哲生さんによるワークショップ②、18:00以降の時間で、発表のやり方をみんなで決める(参加者の意向次第で、クローズドな発表会や、そもそも発表という機会自体を持たない可能性もあります)。
10/23(月)17:30~21:30
10/25(水)17:30~21:30
10/27(金)17:30~21:30
10/29(日)10:00~21:00(19:00開演で発表会)
10/31(火)12:00~21:00(15:00開演で発表会。終了後、参加者のみで振り返りの時間を設ける)

初めの4日間は西尾がファシリテーターとしてワークショップをやります。
それ以降は各自、発表に向けて自分の創作を行う。
毎回終わりの1時間くらい、希望者がその日の進捗を他の人の前で発表してフィードバックを得る時間にする。
その他、参加者の希望に応じて、時間の使い方を決めます。

10/15(日)と10/21(土)の15:00〜18:00は、デザイナーの鈴木哲生さんをゲストにお呼びして、ワークショップをやっていただきます。
手を動かして、自分の仕事の回路をつくり続けている人だなと思い、来ていただくことにしました。
http://tezzosuzuki.com/鈴木哲生さんのインタビュー

【募集内容】
・一人で作品をつくる、ということに取り組みたい人
・でも一人でこもって作業するのではなく、アトリエのような場所でつくることを必要としている人
(西尾は講師として今回の場にいるのではなくて、自立して創作に向かう人たちの場をつくる、ということに努めます)
・設定された全ての日、開始から終わりまでの全部の時間に、いなくてもOKです。自分の創作の必要に応じて、この場を使ってください。

①言葉を書く(作家、詩人、批評家?)
②身体を使う(俳優、ダンサー?)
③そこで起こっていることにあれこれ言う(演出家、映画監督、キュレーター、制作者?)
④モノをつくる(美術作家、デザイナー……?)

色々な人が集まった方がいい場になりそうだなと思っています。
ご自身の専門性を、教えてください。

(括弧の中は、大体ふだんこんなことをやっている人?という想定ですが、批評家なら①かつ③だろうし、美術作家だったら①~④全部やっていそうだし、まあ多くの場合またがっていると思います。でもその中で、敢えて一つ選ぶなら、ということを考えてみてください)

参加費:25,000円
定員:15名(定員を上回る応募があった場合は、選考を行う場合があります)
会場:森下スタジオ(東京都江東区森下3-5-6)
 都営新宿線・ 都営大江戸線「森下駅」A6出口 徒歩5分
 東京メトロ半蔵門線・ 都営大江戸線「清澄白河駅」A2出口 徒歩10分

【応募方法】※締切を延長しました!
下記の応募フォームから、ご応募ください。
応募フォーム (応募締切:9月30日(土)23:59)

参加の可否は、10月1日(日)中にご連絡します。

【お問い合わせ】
info.birdpark@gmail.com

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