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相談と質問

以前から寄せられる質問の多くは

〇〇(病名)の時は何がおすすめですか?
である。

時には服用中の薬や検査値までご丁寧に添えてくださる。

これって質問じゃなくて、受け取る側から見ると内容は「相談」

「このような個々の相談には返答できかねるので必要であれば個人相談を利用してください。」と言うようにはしているが。

答えを探るまでに、そちら側の情報を集めて分析して…というプロセスが必要になる。病名を見てフィトを選ぶわけではない。

ぽんと答えてくれる人がいればそれを参考にすればいいし、もしくはインターネットで検索して出てくる情報から自分で取捨選択できるのであれば、そうすればいいんだよね。

公開の相談の場を設けることは今までもあった。そして今後はclubhouseを利用して行おうと思っている。公開の場でやるのと、メールやDMでこっそり聞いてもらおうと言うのはまた違うのだ。

そして知り合いからのこんな時どうする?系の質問もまた性格が異なると思っている。

風邪気味なんだけど、何飲んだらいいかな?つわりにいいハーブ何かあるかな?

近い距離だと、どのくらいのものを必要としているかが分かり易い。だからそれに合わせて即答することはできる。

それと同様、友達や家族は私に相談に乗ってもらおうと思って聞いているのではない。
知り合いだから。必要な情報と熱量で言うと、こちらも合わせることができる。

知らない方からある程度進んだ症状だったり疾患のお話をされた場合はどうだろうか。
今の状態に至ったまでの要因を探っていく必要がある。環境因子は?食物は?ストレスや睡眠の状態は?〇〇さんの植物療法をアドバイスするのが個人コンサルテーションであり、それを私の役割としている。

SNSで気軽に匿名で質問しやすい環境があるからかな。質問する側はお金を払って相談するほど真剣に聞いているわけではないので、こちら側とあちら側の熱量の差はかなりある。

これらに丁寧に答えていたら、お金をいただいて相談に乗っている方々には大変失礼なことになる。

通院治療中の方は、病名を付けられているのでその自分の病名だけにフォーカスしがち。

甲状腺が?子宮が?脳が?
その部分だけのことをひとつ切り取って考えることはできない。

その病気の状態に至るまでのことも知ることで、身体のバランスを元の悪くなかった状態に戻すようなアプローチをする。

そしてフィトの多くは自然の状態のもので、
摂り方、用量、期間なども個別アドバイスする必要がある。

というわけで、こういう理由で個々の相談を送られてもお返事できないのでご理解いただきたい。

今までこういう思いは外には出さず、自分の中に留めていたが、シェアする事にも意味がある気がしたので書くことにした。
質問者を責めるつもりは全くない。

皆さんから寄せていただく声は、より充実したフィトのコンテンツ作りに反映し、ご満足いただけるもの、ほかにはないオリジナルのものを常に作り上げていきたい。

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