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スナックを辞めることに

昨日あったこと

お通しはお腹に優しいやつがいいんじゃないか
1時間くらいしかいないお客さんは少し安めでもいいんじゃないか

チーママはお客さんの前で言われたことがすごく嫌だったらしい

私がスナックのほかにラウンジでも働いてることも気に入らないらしい
チーママが毎日出ることになったので私の出勤が調整された事情もあり、ダブルワークすることになったのだが…

帰り道同じアパートの住人さんに会った
チーママに謝るべきだと言われた

翌朝チーママに謝った

スナックを辞めてほしいと言われた

今日女子大生の子から今までお世話になりました、という旨のメッセージが来た
いや引き留めてほしい💦
辞めたいわけではないのだ
とても居心地がいい職場だ

ただチーママに嫌われてしまったので続けるのは難しいかなぁ…

私のことを応援してくれている極々わずかのお客さんのことを思い出した
私はどんな悪口を言われているだろう、そしてそれを聞いてお客さんはどう思うのだろうと思った

そして私がいなくなったらお店が大変になるんじゃないか、忙しくなるんじゃないかと思った



前職を思い出した

私はとても感情的だった
人から指摘されるのが心から嫌だった
よく5年間続いたと自分でも思う

とても嫌われている部下だったと思う

そんな状況を全て見ていた同じ職場の元彼が退職する私にあげた小説が

住野よるさんの「また、同じ夢を見ていた」だった

周りの子と馴染めない主人公の子が成長した自分と友達になる話

読み終わったあと私は泣いた 
その主人公の子と私はとても似ていると感じた
元彼はどんな気持ちで私にこの本を読ませた?
私もこの子のようにいつからでも人生やり直せるという彼からのメッセージのように思えた

本の感想は私の感情の鏡だ
言うまでもなく

彼がどんな気持ちでこの本を与えたのかわからなかったが今の自分とマッチしすぎていて気持ち悪かった

言葉では言い表せられないが元彼からの、私のことはなんでも知ってるよ、自分はこんな本も知ってるんだよ、将来物語の中の人物のように、ああならないようにしな、というメッセージに捉えてしまった

本当にとても怖い出来事だった



私は変わらなければならない

上司の言うことは絶対だし、立てなくてはならないし、とても空気の読める部下にならなくてはならない

業務改善なんて絶対に考えないし、思わないようにしなければならない
利用者の満足度よりも利益を重んじるようにしなければならない

どんなぞんざいな扱いを受けても気にしないようにしなくてはならない

上司に愛想を振り撒かなくてはならない

これが普通にできる人が羨ましい

ねぇ私は成長できてないよ

なにもできないおばさんになっちゃったよ

帰り道同じアパートの住人さんにあった

謝ったけれどうまくいかなかったと言った

勉強になったでしょ、次からはお金のことについてはお客さんの見えないところで話すとか気をつけるんだよと言われた

そして頑張ってね、とその水商売の先輩は励ましてくれた

チーママがいなくなったあと あの箱へ戻れるように

それまでラウンジで精進


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