乙女の月

乙女サインはとても現実的なサインです。
12サイン全てに意味がありますが、中でも乙女サインは現代を生きていくのには、必須に近いサインになっていると思います。
仕事をするにせよ、学校で勉強するにせよ、乙女サインの持つ資質を持っていないと、なかなか社会で適応がしにくいと思います。

乙女サインは生きる上での、基本の行動を表します。最低限、とも言えるかもしれません。自立するための基本的な行動です。

現代においてそれは、義務教育で教わるレベルの勉強や、ルールやマナーといったものです。今のような、小・中学校が義務教育化されていなかった時代に必要とされた乙女サインは、もっと違ったものが求められていたでしょう。ここまでを全ての国民が受ける義務を課されているというのは相当大きいです。正直なところ、ここまでのレベルを全ての国民が習得する、行動ができるようになる、というのは、無理があるかな、とは思いますけれども。

今、わたしが書いたのは、人間が作り出した社会で求められる乙女サインというものです。
ただ、人というものは、地球に生きていて、地球は人だけのものではありませんから、自然の中で生きていくために、人との関わりで最低限求められる他者への行動、という言い換えもできるかな、と思います。
人間が作り出したルールと地球のルールは異なると思います。
それで、今回の乙女の月では、子どもの資質を見極める、という意味で、地球ルールの乙女サインの月を紹介したいと思います。



乙女サインの月は、とても優しい月です。厳しい側面もあるかもしれませんが、それはやみくもに優しいのではなくて、しっかり芯のある優しさだからです。自然の中で生きていくには、優しいだけではやっていけません。

熊さんかわいいねーって絵本で言っていても、本物に出会ったらヤッホーなんて手を振っていられません。乙女サインは、熊の領域と人間の領域をはっきりと見極められるサインです。両者が家の中で仲良くするということは、地球の生態系の中で不可能であることをよく知っています。つまり、相手に必要な距離感を理解することができます。絵本の世界と現実の世界の違いを理解しているサインでもあります。

乙女サインの月の子どもはとてもしっかりものです。
自分でやることをしっかり理解して、生活の基本はちゃんとできると思います。お母さんや先生の求めることを一生懸命やろうとします。
それは、乙女サインが目の前の相手のことを大事にするサインだからです。

もっとのんびりやのサインもあるのですが、乙女サインの月も比較的のんびりやのサインです。頑固とまではいかないけれども、できないことがあると前になかなか進めないかもしれません。
でも、それでいいんです。
日本には四季があって、実の季節があるように、その子の順番があります。
その子のタイミングでできるようになって次のターンに進むことができます。

乙女サインは収穫のサインでもあります。
その子のタイミングで進めば、着実に実りへたどり着くことができます。

自然のルールを見極められる乙女サインの月の子は、とても大切なことを教えてくれます。
お母さんも、時には、同じスピードで生活してみたり、目線を同じにしてみると、生き方の新しい発見があるかもしれません。

ここまでが乙女サインの月の紹介です。




ここから下はわたしの雑感です。

乙女サインというのは、わたしの中でものすごく大きくて、
それゆえ、なかなか客観視できないサインでもありました。
他のサインは、プラスの面とマイナスの側面がそこそこ綺麗に見えるのに対し、乙女サインに対しては、マイナスの面ばかりがわたしの中では強調されていました。
わたしと年齢が近い世代は多くがそうかもしれません。土星が乙女サインにいるからです。

土星というのは、課題をもたらす、と言われています。その課題は人生を生きやすくするための課題。なので、この課題が解けないと、生きやすさが出てきません。ただ、獲得できると、とてもプラスに働くので、周囲と調和して生きていくことができます。
太陽を発動(自分の意志を貫く)させても、孤立しないでいられるのは、土星のおかげです。
そのために、与えられる課題もインパクトが大きいです。
それゆえ、乙女サインには、マイナスの印象が付きまといました。

現在一旦記事をクローズしたのですが、会社で静かにブチ切れた記事を2つ書きました。これを書いて、自分の中を整理したら、乙女サインの持つ、素晴らしい側面を理解することができました。

これからも、乙女サインには悩まされるんだろうな、とは思っています。
乙女サインというのは、当たり前のことを当たり前にして、周囲を美しく保つサインです。当たり前すぎて、そのことが周囲にも自分にも認識されるまでに時間がかかったり、気づかれないこともあると思います。

当たり前のように、秋になるとお米が収穫されているように感じますが、
そうではなくて、日々の細かい対応があってこその実りなんですが、
あたかも勝手に成長して、収穫できたかのように私たちは錯覚しがちです。
主にお母さんのやってくれるイメージが強い家事も、気が付かないけど、とても大切なことで、これがないと、そもそも仕事も生活も成り立たないんです。

ただ、この概念、風の時代の前、土の時代は余りに求められすぎて、流してきたかもしれません。
それを当然ではなく、感謝をして受け取るということをしないと、風の時代は取りこぼしてしまうかもしれません。

風の時代は、自分の意志を燃やす時代です。
その意志を燃やし、さらに燃やし続けられるかどうかは、
乙女サインを、使うこと・感謝して受け取ること、にもあるんじゃないかと思っています。

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