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自由になりたい! クリストファー・クロスの「セイリング」を聞いて思うこと

  アメリカ人シンガーソングライター、
クリストファー・クロスの
「セイリング」は私が大好きな歌だ。
今から43年前、グラミー賞のステージで
その年「最高の歌」「最高のレコード」
「最高のアレンジ」に選ばれている。
  まだ高校生だった本人が友人と楽しんだ
ヨット。風を受けた帆と波の音しか聞こえ
ない世界で得たワクワク感や
心にどんどん広がる空想の世界が、
透明感のある声やピアノによって
鮮やかに表現されたBEAUTIFUL SONGだ。
一番とサビの部分を訳してみた:
 
楽園はそれほど遠くない 
少なくとも私にとっては
ぴったりの風が吹けば
セイリングに出て
心の平穏を見つけよう
帆(セイル)は奇跡を起こすんだ
見ていてごらん
本当だよ
 
セイリング、セイリングは
私がいつも思い描いていた
夢の世界に連れて行ってくれる
夢と私を運ぶ風がありさえすれば、
私はすぐにでも自由になれるんだ
 
  難しい歌ではあるが、
私はカラオケで歌う。するといつも
このサビの最後の部分で、
目頭が熱くなって涙があふれ出す

SOON I WILL BE FREE
私は絶叫する。病気が私に課した様々な
制限 ― 考えることさえできなくなる
ほどの不快感、腹痛、筋肉の固縮による
息苦しさ、明るい将来を描けないこと、
家族の心配そうな顔 ー これら全てから
自由になるんだと。
 もちろん、現実的には死を意味する。
でもそれは同時に完璧で真の自由な私に
戻ること。痩せて血管が浮き出た
肉体は、まるで私の精神を試すかのように、
容赦なく執拗に私を攻撃し続ける。
 でも自由になる日は必ず訪れる。
たとえどんなに幸せになれたとしても。
 ちなみにインドネシアでFREE!FREEDOM!
と言ったら、何だと思う?
3世紀半にわたって国を支配した
宗主国オランダと、オランダに続いて
終戦まで3年間、人々を苦しめた
日本からの独立だ。こちらは分かりやすい

 
 
 

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