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須田、新曲「ユートピア」出すってよ。(+新アー写)



う あ あ あ あ あ あ あ(PC書き文字)



 こんにちは、余白です。びっくりしたよね。

 ひっさびさのBIGなお知らせとして、アニメ「月が導く異世界道中」との主題歌タイアップが堂々発表されました。推し、また知らんジャンルと組んでる~~~!


※曲が流れるのは0:54から。

 おっべー! カッケイナッ!!!(激寒)

「落花流水」っぽいアレかな? と思ったらどっこいスーパー・ロック・ナンバーでブチ上がった。数秒で分かるこの須田景凪節な。余白の美なんぞいらんとばかりに詰め込まれる怒涛のビートと言葉数多過ぎリリックの妙。未だかつてない激情迸る張り叫ぶ様な歌声。滾るぜ。アガるぜ。疾走感パないぜ。

 須田氏のタイアップは、なんつーか癖を抑えた大人しめなモンが多い印象だったが、今回はライブ感だけで殴りかかって来る様な若気の至りみあって非常に良いね。そういえばソロとしては何気に初のバトルアニメOPなんだよな(コラボではシャドバの「心眼」が初か?)。タイアップ作品見る度に作画崩壊やめろ「ヒューマンモノやキラキラ青春モノも良いけど、須田の作風にはアツいバトルモノが一番合うのに~」と若干口惜しい気持ちを抱いてきた身としては、このタイアップ、かなりグッと来ちゃいますね。
 
 あとまだfull解禁されてないから何とも言えんが、ちょっと昔のボカロシーンを思い起こさせる曲調だと思いませんか?
 何だろうな。一期OPの「ギャンブル」が今のVOCAROCKだとするなら、本曲はそれより少し前……カゲプロが一世を風靡し、kemuやスズムがシーン最前線をブッチ切っていた2011年~2015年頃のVOCAROCKという印象。
 あのシンセがギュインギュインに鳴って、意味がありそうで割となさそうな歌詞が死ぬほど詰め込まれてて、機械感を包み隠そうともしないボカロちゃんボカロ君がハイトーンで捲し立てて、多感な時期の男の子がメッチャ好きそうなあの感じ(クソみたいな表現)

 ツキミチはあえて「古さ」を意識した作品との事で、また作者は時代劇ファンらしいが、そこを踏まえて須田氏なりにある種のノスタルジーを意識したのだろうか。ここらへんは後々インタビュー等で語られると思うので続報に期待したい所存。備えよう。


 そしてこの激熱な詫び新曲主題歌のタイトルはズバリ「ユートピア」

 須田がユートピア? どちらかと言えば今自分が身を寄せている日常の美しさに気付かず心が壊れていき、それでも理想郷を追い求め醜く足掻く自分をどうか笑っておくれと反応に困るムチャブリ寄越す系ディストピアタイプでは? と訝しんだところ、PVでバッチリ「ここは桃源郷ではないから」と叫んでいたのでおじさん安心した(まぁ、トマス・モアが提唱した本家本元のユートピアは普通に奴隷いるし管理社会の極致みたいな超・ディストピアなんだけどな! ガハハ!)

 んで、何でこういう曲名が付けられているかってーと、これに関しては割と分かりやすくて。

 ツキミチ未履修なのでざっと調べたところ、"超強い能力を持った主人公とその超強い仲間たちが、ぺんぺん草も生えねえ荒み切った異世界で差別や迫害の憂き目に遭いながら頑張って世直しすんぞ"というまさに「ユートピア」を追い求める人々のお話なんですね。
 まぁなろうなんだけど、よくある美少女ハーレム&俺TUEEE一辺倒ではなく、"人間偏重主義による差別からの解放"という重たいテーマが物語の根本にあるのが非常に興味深い。

 というのも、須田景凪本人が「どれだけ仲が良かろうと、愛し合っていようと、結局人間は互いを分かり合えない(要約)」的な人生観の持ち主でありまして。分かり合えない存在と分かり合うために戦う物語と、分かり合えない事に諦観めいた感情を抱くアーティストの組み合わせってもうそれこそ分かり合えないんじゃね? 些か思い切ったんじゃね? と思うんですよ。決して狙ったわけじゃないだろうけどさ。
 個人的な考えだけど、須田氏は作品に絶妙な塩梅で寄り添いつつ、自分の感情とリンクする部分を見出しさりげなくその思想を曲中に織り交ぜる、って手法をタイアップ曲でやりがちだと思っている。この一種異色なマリアージュがどう傾くのか、リリースを心して待ちたいね。

 ところでツキミチの主人公くん。一応チートとはいえ色々可哀想過ぎませんか。「顔がきめえから」とかいうひでぇ理由で女神様からポイされ、雑に詫びチート与えられた上で荒んだ未開の地に放られるて。漂流教室じゃねえんだぞ。せめて日本に帰したれ。



 そんで今回はタイアップだけでなく、"待ち望んだアレ"もありましたね。


https://twitter.com/balloon0120/status/1732331665320800455?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Etweet


御来光だあッ


 一年数ヶ月ぶりとなる詫びアー写新アー写のエントリー。これマジ? ピアスの物量に比べて眉毛が貧弱過ぎるだろ……(歓喜) 

 これ勲章だよ。オーバーサイズのアウターと赤子が100人入っても大丈夫なダボダボパンツ、きらりとセンスの光る嫌味のないアクセ使いとスニーカー、気だるげなヤンキー座りと憂いを帯びつつも媚びない鋭さを湛えた眼差し──須田景凪のシグネチャースタイル、ここに極まれり。ビバいいね。超・物足りる。お前も須田マニアにならないか?

 須田のアー写って基本御仁の魅力余さず伝えてくれるけれど、これは「とりあえず須田の良さ全部盛る事にした……!」と言わんばかりに魅力がすごいよ。
 蒼く透明な鋼の空の下。冬の気配を背景に、退廃的な色香と儚さを薄絹の様に纏った須田景凪がただ其処に"居る"。虎の目を持つ一級須田景凪ソムリエもね、これには唸る事しか出来んかった。porteアー写が100年に一度の出来、Billowアー写が過去最高と言われたはるどなりアー写を上回る出来栄えだとするなら、今回は近年にない並外れた仕上がりのアー写と言えるでしょう。須田景凪って実質ボージョレ・ヌーボーなんだよな。


 イメチェンしたいけどさ~真ん中分けは皆やってるからイヤなんだよね~♨みたいな事言ってた須田さんですが、せや♨左分けでデコ出しならええやろ♨という力技で落ち着いたんすね。とてもよいと思います。そのコンサバ困り眉はもっとアピールした方が良い。なんだったらプロフのとこに「全日本コンサバ困り眉選手権1993~2023最優秀賞連続受賞者」とか書いておくべき。タレ眉ツリ目はさ、世界に光をもたらすのだから。そう、そのアー写の様にね。

(追記:カメラマンクレジットが珍しく記載されていないが、このパねえお写真はどなたが撮影したのだろう。スタイリッシュな構図、都会的な雰囲気、コントラストのぼやけた退廃美を感じる色彩から察するにtakeshi yao御大だろうか)




 そんなこんなでとりあえずアニメ放送&「ユートピア」リリースを待つ所存。喜べヲタク、来年も毎日が須ペシャルルだよ!!!

 あと、例年通りなら新アー写が発表された後に、オフショやボツショがSNS/アプリ等でupされるだろうからそこにも期待したい。福利厚生が行き届いてるよね。

 そんでね。これに一番期待してるんだけど、17日のツアーファイナルで詫び歌唱もしかしたら……??? があるかもしれんのですよ。

 このタイミングで新曲発表という事は、つまり、そういう事だろ? 大阪冬の陣よ。おそらくエックス・デーには寒波だとか、大阪人のアグレッシブさだとか、須田のホニャララだとかに打ち震える事になるでしょう。ヲタクは全てを見てくるよ。ご期待ください。



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