CDをつくります ❷


劇画のよう! ある日の横浜エアジン 、ライブ終わりで…

今年2月のある日、横浜エアジン にて
バンドネオン大久保かおり×ピアノ阿部篤志DUO LIVE

ライブ後半から、録音エンジニアの
五島昭彦さんが聴きに来てくれた。

五島さんは、2本のマイクだけで録音する
金田式電流伝送DC録音の名手。
エアジン の配信用マイクも、五島さんの手作り。

そして、30年ほどまえに
私がバンドネオンの前に笙奏者だった時代
京都法然院本堂や色々な空間での
AIR(アイル)のライブを録音してもらっていた人。

 ※AIR(アイル)=笙、ギター、五弦バイオリンのユニット
 AIR  インドネシア語で水 英語で空気

阿部篤志さんとのDUOを録音しよう!
ってなった時、まっさきに私の脳内に
思い浮かんだのは五島さんだった。
五島さんの録音は、ナチュラルですごい。
いつか、五島さんに録音してもらいたい。
でも、五島さんは神戸在住。

だから、現実的じゃないなあ、と
3月末に関東で、別のエンジニアさんで
DUOの録音は決まっていた。

ライブが終わって、エアジン で打ち上げ
五島さんが
「かおちゃん、このDUOの録音、やるで!
兵庫県に良いホールがあるんや
今回はもう決まってるから、残念やけど」

って。

え?? あれ?? 理想の形、、
私たちが兵庫へ行けば実現するのか、、

話しているうちに、私も阿部さんも
決まっているエンジニアさんには
大変申し訳ないけれど
五島さんにお願いしよう、兵庫へ行こう
となった。

5月末
兵庫にあるホールで録音することに。

そうしたら、エアジンのマスター夫妻が
「その日はエアジン 休みだし
僕たちも兵庫へ応援に行こう!」って。
(マスターの奥様は神戸の方)


私達が録音を控えているとは知らずに
エアジンのマイク修理に来た五島さん。
五島さんが来てくれるとは全く想像してなかった私。
ライブ終わりの打ち上げで
劇画のように
この話は、当たり前のように決まった。

聴きにきてくれた五島さんと エアジンのマスター梅本さん  2023年2月3日


どうしよう! と考える 阿部さんと私


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