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ロスとかなんだとか。

先週末、
無事終演いたしましたD-mcNEXT公演「BLUE DOG」。
お越しいただきました全てのお客様、関係者各位、
影ながらサポートしてくれた、家族や友達、
いつも感謝がつきません。ありがとうございました。

終わってしまったので、2つトピックスあげて整理しようかなって思ってます。
・作品づくりについて
・ロスの話

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●作品づくりについて**

当初から大事にしていたものは下記の3つ。

・ダンスのよさを存分に引き出す
・ライブ感とドラマ感(=メッセージ性)共存させる
・ダンス公演を初めて見る人も楽しめる

せっかく自分が関わるならと欲張ったもので、関係各所に困り顔をさせていた気がします。。けど、コンセプト面白いね!と手を貸していただいたおかげで、我ながら魂こめた、渾身の力作になったのではないか、、と思っています。

昼夜を問わず死ぬまで一緒に戦ってくれた演出チーム、センス爆発クリエイティブチーム、
一緒になってキャラクター命を吹き込んでくれたキャスト陣、
自分にはもったいないほどスキルフルな振付け陣、
テクニカルスタッフの皆さま、組織を作ってくれた運営。
そして、全ての出演ダンサーのみなさん。

1人1人が出し惜しみなくステージに向き合い、可能性を超えていく。
本番のモニターを見ていて心底それを感じました。

"演出家は可能性を信じる仕事"
という言葉を以前目にしていたので胆に銘じていたのですが、
信頼できる関係性の中で勝負できたことは、何よりもパワーでした。
到底思いつかない、演出・アクトの隅々まで、
全員が私にないBLUEDOGの世界を押し広げてくれたことは言うまでもありません。。

作るたび、自分の1人では何もできないし、とてもちっぽけな存在だなぁと思い知る。
熱意先行型の未熟な我らにあきれず、
共に走ってくれてありがとうございました。

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●ロスの話**

そんでもって、
”○○ロス”ってよく耳にする言葉だと思うんですが、

「公演ロス」もその一つ。

出演者関係者をものすごい勢いで襲ってきます。w

そうなってしまうのも当たり前で、
本番直前なんて、朝起きたら100通以上あるLINEの読み返しから始まるんですから
生活介入っぷりも激しく、完全燃焼だった舞台ほどロスもでかい。

でも、その"思考停止"を伴う「ロス」も、
走ってきた人にとっての1つのストッパーで
振り返りをする為の与えられた貴重な時間なんじゃないかと思えてきています。

ロスとの上手な付き合い方
①思いっきり浸る日をつくる。
 ロスになるほどの、ハイライトをいくつか選出。
 自分の場合は大抵翌日。心と身体が疲れすぎなので基本予定いれない。
 その日がおだやかであるほど、心に染みます。
②自分feedback:できたこと、できなかったことの整理
 ・できたことをほめる、御礼を言う。
 ・できなかったことを反省し、時にはお詫びをする
 あー、ここまで手が及ばなかったな~とかここにはパワーをさきたかったなぁ~とか色々あります。毎度反省だらけ、日々精進
③めっちゃ人恋しいのを我慢する


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3つ目は半ば強引に自分を現実世界に引き戻すんですが、
こうやって、目の前の次の課題に目を向けられるようにしてくれてるのでは、、と思うようになりました。

結局のところ、無理に引きはがせない感情面の問題なので
伴走しながら、しだいにフェードアウトしていくものなのかもですが・・・!

さて、よほどの栄養過多だったのか、
顔の皮膚が全て剥けて困っています。w
今晩は②に取り組みつつ栄養一杯のものを食べて英気を養おうと思います。

撮影:神宮司秀将

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