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「すばらしき世界」を見た。


「遂に西川美和監督公開だよね!」
って大喜びしてた友達は2人しかいなかったんだが、、、
あれ?西川美和映画ってどんな感じなんだろね?っていう普通がわからないのだが、
私の中では、西川美和映画作品ハズレなし!なのだ。
20歳だったかなぁ「ゆれる」を見て
衝撃受けすぎて具合悪くなったの笑
そっから全ての作品を見てきて、大好きなのだ。
「ディアドクター」なんて最高かよ!だった。
見てない人はAmazon primeで見た方がいい笑
だいたい西川美和好きというと暗いねみたいに言われるが、私は言いたい。てかちゃんと見てんのかな?笑
人間のいいところなんて本当一部でさ、
弱いし、卑怯だし、暗いし、いいカッコしいだし、そういう繊細な所を
描いてくれるじゃん!!西川美和って。
そういうダメな部分がいいんじゃなくて、
ダメな部分を認めてる人はカッコいいと思う
私はね!
毎回毎回、綺麗な部分だけ見て面白い?っていう個人的な感想。

そして今作品は、今までオリジナル脚本だったが
初めて小説原案の作品となり、直木賞作家・佐木隆三が実在の人物をモデルにつづった小説「身分帳」を原案の作品だった。

役所広司演じる三上は殺人犯。
殺人犯が殺人犯になるまでの物語ではなくてー

13年の刑期を終えて娑婆に出てきてからの実際の記録らしい。
もうここで、面白そうー。なにそれ面白そう。である。
刑務所から出てきたところから物語は始まるのだけど、何が素晴らしき世界なんだろ?って思いながら見ていた。
三上はね、感情フィルターなし!すぐカッとなるし、でも真っ直ぐで真面目で几帳面でとにかく真っ直ぐ!(2回言う)
結構コミカルに描かれてもいてクスッと笑うところもある。あー可愛いってなる。
子供みたいでお茶目。でもキレると博多弁のヤクザ!
5歳児かよーみたいに見てたけど、淡々と話は進むにつれやはり犯罪者は、真っ直ぐな人は、この世の中は生きにくい。
全然素晴らしくない世界なんだよこれが、、

西川監督ってさ、他者とのつながりを
本当繊細に表現するんよね。

彼の正義はこの世界では通用しないんだ。けど、、
ここで他者とのつながりが出てきて
三上の素性を知りながらが彼を応援し
助けを借りながら三上もそれに応えようと自立していく。
難しいなー非常に難しい。
社会は冷たいもん。
でも角度を変えればあたたかい。
「すばらしき世界」というタイトル
「あなたの世界は素晴らしいですか?」って投げられてる気がした。
少し皮肉も含んでる気もしないでもない。
いや素晴らしい、いやそうでもない!どっち?
わからん。素晴らしいと思いたい。
つまり自分次第って事。
ここ最近、自分次第だよ!って何回聞くんだよ!
これだけ、不安な事が起きるって事は
陰と陽は対であり、陰の部分がこんだけ拡大してるって事は絶対陽も拡大してる。
どっち見ますか?って。それは自分次第だよ!って。
西川監督構想5年って、
それ今公開はドンピシャだと思う!

もう、ラスト号泣。こんな泣ける映画とは
知らなんだ!
泣きすぎて引くわ!くらい泣いた。
呆気なくて。

俳優さん達は全員優勝で!笑

ネタバレになっちゃうんだが、
人との関わりで喜んでた三上がニッコニコで
走りながら「しゃぶ打ったみたいやー」
って台詞が印象的すぎて!!笑笑
人の暖かさ、人との関わりは
しゃぶと同じレベルみたいです。どーやら。笑笑
ここだけはネタバレすみません!笑

色々話したいけど、完全ネタバレになるんで
ここら辺でやめときます。
私は見た方がいいと思う。
素晴らしき世界とは何か考えさせられました。
この世界どう思うか教えてほしいです。
私は三上の真っ直ぐな生き方に辛いけど、羨ましいと思いました。




ありがとうございます。

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#西川美和
#映画は素晴らしい


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