心を動かされるとき

誰かの才能を感じたのはどんなとき?

こんな問いを投げかけられ、「うーん、そうだなぁ、そもそも誰に対して思ったかなー」と考えて、最初にぱっと出てきたのはこんな人たち。

・妹
・玉置浩二、MISIA、宇多田ヒカル
・池江璃花子選手

妹は手先が器用でアクセサリーはじめ何でも作れる。折り紙も、複雑なものから細かいものまで何でも折れる。PCのペイントで絵を書くと、よくここまで書いたねというくらい猫の繊細な毛並みまで表現する。
同じ両親のもとに生まれながら、私にはまったくできないことを隣で軽々と楽しそうにしているので、「これは持って生まれた才能だな」とよく思っていた。(私が生まれるときに手先の器用さはお腹の中に置いてきたんだろうね~みたいな話を家ではよくされていた。ほんとにそうだと思う。)

玉置浩二・MISIA・宇多田ヒカルは、歌が上手だけではなく、それを超越する何かを持っているなと思う人たち。歌っているのを聞いていると、何だかよくわからないけど惹きつけられる、心に響いてくる。他の歌手の歌をカバーしていても、自分の歌のように歌いこなしているのを聞くと、もうこれは才能なんじゃないかと思う。

池江璃花子選手はご存じの通り、白血病から寛解し水泳競技会に復帰を果たした。復帰しただけでなく日本選手権で4冠を達成した。
復帰後、これまでのブランクを埋めるため、池江選手は物凄い努力をしたのだと思う。ただそれは他の選手も同様で、他の選手だって池江選手が病気で戦っている間も毎日大会に向けて努力を重ねてきていたはず。それでも、池江選手が1年というブランクを経て4冠を獲得するということは、努力だけではないそれを超えた才能もあるのかなと感じた。

詳細は忘れてしまったけど、地方の公立高校から塾も行かずハーバード大に進学し首席で卒業した廣都留すみれさんが「セブンルール」という番組で「天才とか才能だとか言われたくない。努力しているから。」というようなことを言っていた気がする。
確かに、「あの人は才能があるから」という一言で線引きすると、自分はできないって自分に暗示かけちゃっているかなとも思う。

この人すごいな、これすごいなと思うことは多いけど、自分の想定を超える凄さを心から感じたとき、「すごいなぁ」と心を動かされたときに、人の才能というものを実感するのかなと思った。

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