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ソロデビューコンサート

11/7
曼陀羅を描かれる水順さんの「スタジオ@1周年ありがとうの会」〜


こちらでチェロを演奏してもらえないかというお話を頂き…

正直、演奏レベルとしては、プロフェッショナルとは程遠いと思う私〜

私で良いんですか?!
と思いつつも…

それでも信頼して依頼して頂いたからには、単に適当に弾くのではなく、
仕事も同然として、精一杯の事をしたいと思いました。

集まってくださった方が
「来て良かった!」
と思ってくださる内容にしようと。

「やります!」
と答えた瞬間から、なんだか全てが変わった気がしました。

好奇心は旺盛で、好奇心の方が勝るから、そう思われない事も多いけど〜
本当は、シャイで怖がりで隅っこが好きなタイプです。

そもそも表舞台が好きな性格なら、楽器はヴァイオリンを選んでいたのでは無いかと思ってしまいます。

所属しているオーケストラの沢山の音の中では、自分の音も紛れるからだいぶ安心して弾ける様になってきたけれど…

ソロは経験が無いから本当に怖い。
手が震えて演奏になるか分からない。

だから…考えました。
それでも絶対楽しんでもらえると思えるプログラム作りをしようと(笑)

準備期間はお話をいただいてから1か月間。

まずはプロフィールを書いてという事で〜

特に音楽教育を受けたわけでも無い私。
そこから悩んで、人生の記憶を順番に追ってしまって…
プロフィールを書くだけで一週間も悩んでしまった(笑)

でも、良かったんです。
振り返ったお陰で、様々な経験をそのまま織り込んだプログラムになりました。

本番当日の3日前の夜…
チェロの先生の前でリハーサルがてら初演もどきを。

当初は30分の予定が1時間のプログラムに。

1時間、何も言わずに聴き続けてくださって。
審査員の前で弾き続けるみたいで、緊張度MAX!(笑)

弾き終わった瞬間の先生の一言めが、
「楽しかった!」
には、本当に励まされた^ ^

私のアイディアを全部肯定して、的確なアドバイスをくださって、本当にありがとう。

今回、技術的にも新しいチャレンジを沢山取り入れました。

重音、消音、パーカッション、即興演奏、アンコールでコード弾き…

最大のチャレンジは、
私が
「低いヘルツでやってみたい」
と本番3日前に先生に打ち明けたら、
「432」ヘルツに合わせてくれたこと。

チェロを初めて持った日から今まで、ほぼオーケストラチューニングの
「442」ヘルツしか弾いたこと無く。

楽器をしない人からすれば、どうでも良いことかもだけど…

きっと半音以上、いつもと違う音程で確実に弾き続けられるかというのは…

自分にとっては、かなり冒険な気分でした。

これは、ソロ演奏でしか普通はできないことかと。

本番も…半分の時間は震えていたかな。
近くに座っていた方には丸分かり(笑)

でも、音は遠くに飛ぶのか…
後ろの方の席の人達は、
「良い音だった」
と言ってくれたりで、少し安心しました。

語りが人気だったのも驚きだった。
いや、語りは実はチェロより自信はあったんだけど。

「どこかで学んだんですか?」
と質問されたけど、

そういえば忘れてたけど、マスコミの方に勧められて10代の頃、1年間真面目にアナウンス学校に通ったことが。
それから、その後も一年間劇団にいたことが。

10代、20代に勉強した事は、ちゃんと自分の中に残ってるんですね。

とにかく、チェロのコンサートというより、自分にとっては座ったまま一人で音楽劇をする気分だった。

というか、
「来て良かった!」
と言ってもらえる、仕事レベルにするのに私に出来る方法は、
演奏以外のことも総動員するしか無いかなぁと。

自分の先生は、
「これで極めたらチェロ一本で全国旅できるね」
と笑顔だったけど
(そこまで行くのに、演奏技術も沢山のレベルアップが必要だけど)

そんな事があったら楽しいと思う^ ^

なので、チェロの演奏会というより、
生演奏の弾き語り付き朗読劇みたいな形で…
初のソロデビューでした。

食べながら、聴くより絵を描きたい方は描きながらとか、そんな感じで大丈夫だったのに…

一時間、会場の皆さん全員が集中して聴き続けてくださり、私にとっては本当に素敵な体験でした!

信頼して声をかけてくださり、準備に関してもご理解と多くの配慮をしてくださった主催の水順さん、本当にありがとうございました!

お陰で大変勉強になりました。

また、プライベートでも支え励ましてくださったお友達、即座に駆けつけてくださったお友達、
まさかの、急に申し出て送迎してくださったり差し入れくださったお友達、
FB上で応援してくださったお友達…

ありがとうございます!
友人には本当に恵まれていると感じました。

思いがけず、我が子の幼稚園時代の先生もいらして、成長を喜んでもらえたり。

新しく素敵な縁も出来ました。

怖さより、冒険を選んで本当に良かったです^ ^

プログラムは、どこかで再演出来たら良いなぁと…まだ夢段階だけど思ったりです。
(FBより転載)
(写真は友人よりいただきました)


本名出てますが、出来たプロフィールはこちら。


プロフィールを書くまでのプロフィールはこちら。

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