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ありがとうって嬉しい。

昨日、私の住む街は
ドカ雪のドカ雪で。
大雪警報は出ていたけど、
まぁ、そこまでじゃないでしょ

と、思っていたら
朝の玄関前は
白銀の
60センチ超えピュアホワイトに包まれていた。

天気予報士さん、
少しでも疑ってごめん。
新年初の疑いと
それをしっかり反省した朝だった。

まず、家の前から車を
いや、人が道路に出られるように
細々と雪をかいてゆく。

方言なのかな?
ゆきはね?
雪かき?
わたしは
もちろん 雪かき で!

こんな日でも
まだ薄暗いなか
遅れずに出社しようと、
徒歩で通勤を試みる人を見送りながら
遠くで 車が雪に埋まり進めない音を
どれだけ聞いただろうか。

そんな時、
近くで除雪中の 初対面の面々が
スコップ片手に
なんの打ち合わせもなく
埋まって動けない車たちを
的確な指示と力技で救出していく。

雪国に生き
朝にゆとりのある
強者たちの共演?競演?饗宴?w


私も毎年、
微力ながら何台か救出現場に出向くことがある。

こんな目の前で困っていたら。。
ここでストップされては。。。
え?また?

そう。我が家は、
みんなが雪にハマりやすい交差点の目の前なのだ。

自分の家の玄関先の除雪もままならない状態で
また1台の軽自動車がスリップ。
彼女は仕事場に向かうようだった。

どうハンドルをきっても
なかなか動けないでいたのだが
強者たちと協力し
なんとか
彼女を仕事場に見送る事が出来た。

去り際、
彼女から
「ありがとうございます!ぜひ、お名前を!」

ささやかだけど、誰かのお手伝いをした事はあった人生だったけれど
名前を聞かれた事は初めてだった。

「 いえいえ!また雪にハマったら困るので止まらずにまっすぐ行ってください!!」
名乗るほどの事はしてません!的な感じで爽やかに手を振り見送りつつ。。

実際は、恥ずかしくて、嬉しくて、こんな事しか言えなかった。

でも、
その後に待ち受ける除雪作業に うんざりしていたハズの私の心が ふわっ と軽くなったのは
彼女の嬉しそうな笑顔とありがとうの一言だった。

人との関わりを遮断してばかりだった私の事を、
どんなきっかけであれ
知ろう と思ってくれた人がいる事、

どれだけ微力でも
誰かの役に立てた事
ありがとうって言ってもらえる事が

今更だけど
とても嬉しい事だって、

なんか、すごく当たり前のことなのに
すぐ忘れてしまうから。

たくさん
ありがとう を伝える1年にしよう!!


そう 決めた大雪でした。

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