NFTを作る前、作ったあと
こんにちは、Kanzakiです。
NFTを始めるために、色々な下準備や面倒な手順が山ほどあって心が折れそうになった、てな話を何度かしました。
そしてそれ以前に、作品をどういうコンセプトで作るか、という点も頭を悩ますポイントでした。
● アートとコレクティブル
私は当初、時間をかけた一点もののアート作品しか頭の中にありませんでした。
でも調べてみると、海外では一点ものよりもコレクティブルな作品の方が断然多い印象です。パンクスとかおさるとか。
一体どっちがいいんだろうか。
よくよく考えたら、アート作品で勝負を仕掛けられるほどの画力はありません。かといってジェネラティブNFTを作るための知識もありません。ジェネラティブNFT作成の解説動画は複数見つけたのですが、どれも海外製で見てもよく分かりませんでした。
( ﾟдﾟ)……手動で何とかすっか。
と思って描き始めたのが、Petit Devils コレクションです。
LINEスタンプ制作でイラストの量産方を会得していたので、パーツ分けから合成まですべて手作業で300以上のベースを作成しました。
実際世に出ているのは28体だけですが、途中で色々描きたいものが増えたり路線変更したりして、止まっちゃったからです。てへ。
本当はETHでアート作品を出したい思いもあったんですが、あまりにも高いガス代に目まいがして断念。結局のところ、今の私には量産型ちびでびが最適解だったんだと思います。
● 値段の付け方
値付けは難しいです。ものすごく難しい。
今も難しくて正解が分かりません。
どのくらいが相場なのかがまず分からないので、他のアーティストさんたちの作品を片っ端から拝見して値段をチェックしました。
大事な点は「売れているひとの値付けは参考にならない」ということ。高かろうが何だろうが、売れてるひとの作品は売れるからです。新参がつけられる値段でもないですし。
なので、とりあえずですが、日本円に換算するとどれくらいなのか考えつつ、おそるおそる値段をつけました。最初なので値段を入れるだけでもハラハラしました。
※あくまで私の場合です
● 今の視点で値付けを考える
NFTを出品するようになり、また他の方のNFTを買ってみて、思ったことがあります。
くどいようですが、あくまで個人的な話です。
CASE1：0.01ETH(polygon)以下だと、あっこれ欲しい！と思って即ポチするのにあまり躊躇しません。
CASE2：0.01より上、0.02とか0.03以上になると、んむむむどうしよう、とめちゃくちゃ悩みます。
CASE1は、この値段で買えるなんて超ラッキー！今すぐ買うぜ！ な思考がはたらきます。
CASE2は、ちょっと高いけど、でも欲しい……からの、思い切って買っちゃった！ウヒョー！ 満足感が大変高いです。
どっちが良い悪いではなく、どちらにも良さがあると思うのです。
だから、自分の作品をどちらのCASEに当てはめたいかで、作品作りの方向性をある程度決められるんじゃないかなあと、今は思っています。
ケチくさい私の視点なのでまったく参考にならないかもしれません。
でも金持ちだったらそれはそれで手あたり次第買ってますからますます参考になりませんね。
● 結の論
とにかくどちらにせよ「欲しい！」と思ってもらえる作品をひたすら作るしかないんだと思いました。いちばん難しいことですが、それしかなさそう。
需要を読んで描くもよし、自分の好きをつらぬくもよし。誰かの性癖に刺されば勝ちです。
頑張りましょう。
●余談
あくまでアーティスト視点ですが……自分が購入するのであればそれなりのクオリティを求めます。特に「線」の引き方を重視しています。
自分に描けないテイストや画力、自分にない発想力のあるイラストには惹かれます。
本当に欲しいと思って下さる方に、巡り合いたいものですね……
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