やる気満々は空回りしやすいです

何事もやる気満々であることは悪いことではありません。悪いことではありませんが、やる気満々だから、物事が上手く行くとは限りません。どちらかというとやる気満々よりも、少し冷静さがあるくらいの方が上手く行く可能性は高まるかもしれません。私の周りにもやる気満々の人がいます。やる気満々なのは良いのですが、

残念なことに人の言うことを聞こうとはしません。

自分が思ったことを口に出し、口に出すのは良いのですが、口に出したことをやろうとはしないので、自分で言ったことなのに、それを実行しないだけならまだしも、その結果人に迷惑をかけるという、

なんとも困った存在になっています。

これまた残念なことに、そういった状態であることに本人は気づいておらず、むしろやる気満々な自分に満足してしまっているので、「常に挑戦している私は素敵」という、自己陶酔ならぬ、

自己満足に陥ってるのです。

別に誰にも迷惑をかけなければ、どんなに自己満足が激しかろうが、それは勝手にやってればいいだけの話なんですが、こういう人が厄介なのは、知らず知らずのうちに人を巻き込んでしまっているということなんです。
同じことを繰り返す人と言うのは、学習能力が欠けている傾向が強いです。ですのでやる気はあっても、それを吸収することが難しい訳です。やる気はあるので、とりあえず自分で調べはするのですが、その調べ方も悪いので、

一人で理解するのが難しく、結局は誰かを頼ります。

頼ることは決して悪いわけではないです。しかしここで頭に叩き込まないといけないのは、誰かを頼ると言うことは、その誰かの時間を奪うことになります。もちろんその奪った時間を成果で返せば良いのですが、結局同じことを繰り返してしまうので、

その奪われた時間は無駄になるわけです。

当人からしたら、人に確認できたことを有益に捉えるかもしれません。ですがここで大事なのは、時間を奪われた相手がどう思うかであって、自分がどう思うかなんてものは関係ないんです。
よく上手く行かなかったことを「人生勉強」という形でポジティブに変換する人がいます。ですが勉強というのは、自分になかった知識や経験を吸収することを言います。何が言いたいかと言いますと、

同じことを繰り返していては、それは勉強ではなく、時間、お金、労力の全てを無駄にしてるんです。

やる気満々なのは良いことです。ですがやる気満々を自己陶酔する前に、少し冷静になって考えて、やる気があるのに上手く進まないのは、何故なんだということを考える冷静差がなければ、

いつの間にか、人からの信用そのものを失うことになりかねないことを自覚したほうが良いです。