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私の多胎育児~ちばさんの物語~

皆さん、おはようございます!
一般社団法人関東多胎ネット(カンタ)事務局です。

時々カンタへのお問い合わせに「私も多胎育児が落ち着いたので、何かお手伝いさせてください!」とご連絡をいただくことがあります。

今日はそのうちのおひとり、ちばさんの多胎育児についてのお話です!


まさか自分が双子を授かるとは思ってもみなくて、、、

おそらく大半の双子ちゃんママが同じ思いを持ったことがあるはず。

準備期間がある程度あるとは言え、我が家の場合は初めての出産・育児が双子だったので、それはそれは、あわてふためきだったことが、昨日の様に思い出されます。

よく昔話をするとき、周りからはびっくりされますが、私は出産後、実に4ヶ月間、実家に世話になりました。4ヶ月の間、そろそろ家に帰ろうか?と考えた事もありましたが、色々と日々の事をシミュレーションをしてみると、無理無理無理ーーとなり、結果、ずいぶんと実母、二世帯で同居していた実姉家族にはお世話になったものでした。

余談ですがこの子育てにおけるシミュレーション、双子ママに聞くと結構な確率でみな 1 度はやったことがあると言います(1人で 2 人を連れて電車に乗るシミュレーション、レストランに連れて行った場合のシミュレーション等など)。シミュレーションをして、あ、無理だなと色々な事を諦めた経験がある人が多数だと思います。

自宅に帰ってからも、しばらくは毎日のように手伝いに来てもらい(実家が近かったからこそ出来た事ですね)、そのおかげで、正直、振り返ってみても、新生児期から生後6ヶ月頃までは、大変だった思いよりも、楽しく子育てしていた感が強く、幸せいっぱいでした。

そんな幸せな私を、一気に奈落の底へ突き落とした子育ての暗黒時代

(→私はいつもこう呼んでいます)は、生後7ヶ月以降から始まりました。

7 ヶ月頃になると、子ども達をつれてそろそろ出かけてみようかな、公園デビュー、児童館デビューでもしてみようかな、ママ友作りたいなと思う時期です。

今思えば、まだ歩けもしない双子を連れて良くチャレンジしたなと思うですが、その頃は、同世代の子育てママのお友達を作りたくて仕方なく、元々おしゃべりが好きな性格なので、出かけてみよう!と思い立つ訳ですが、いざ出かけてみると、色々な洗礼を受け、気持ちが凹んで帰ってきて、行かなきゃ良かったという負のスパイラルにはまる、という生活がしばらく続くのでした。

周りの 1 人の子育て中のお母さんは、もっと早い時期、おそらく生後3,4ヶ月頃から公園デビューを果たし、既に月齢の近いママさん達は、グループができあがっていた!

せっかくの機会なのに、話をしている場合じゃないくらい双子の世話(おむつ換えの頻繁さったら)で、1人汗だくになる!

1人子育てママさんは、授乳しながら座って楽しそうにおしゃべり。その頃すでに母乳でなくミルクx2 人分だった私は、2人分のミルクを作る事に忙しく、ゆっくり喋る暇はもちろんなし!

午前中の公園遊びのあと、ランチのお誘いされるも、2人連れてなんて到底むり、丁重にお断りして1人さみしく家に帰り、そこから夜、パパが帰ってくるまで子どもと3人の生活などなど!

現実的に1人で小さな双子の面倒を見ている自分には不可能なものばかりでした。

1度、実母に手伝ってもらい、一緒に児童館に行った事がありましたが、周りのママさん達、やはり60代の祖母が一緒の私には何となく話しかけずらいのか、誰とも話せず帰宅、ということもありました。


あれから15年。

今振り返ってみると懐かしいし、色々と笑い話に出来るくらいな精神力がついた母になりましたが、あの頃の孤独感は、思い返しても涙が出ます。

誰かと話したい!
子育ての愚痴、大変さも聞いて欲しい!

と思うのは、だいたいパパの不在な平日の日中なんです。周りのママさん達の輪に入れず、焦りや不安な気持ちが増大し、居ても立っても居られなくなる…そんな時に、話を聞いてくれるだけで良い、共感してくれる人がいる事がどんなに大切で、ツインズママの心の拠り所になるかを、身をもって知っているため、ぜひともそんなママ達のお手伝いの協力してくださる方がいれば嬉しいです。

最後になりますが、今孤独や大変さを痛感している双子ママさん、この先子育てをしていく中で、そんな孤独感や大変さなんてものを上回るくらいの幸せ感、双子を産んで良かったと心から思える日、子供たちから山のようにもらえる日々の幸せを噛みしめる日は、必ずきます!

だから頑張って‼︎ 応援しています!

ちば


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