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うつ病になり全てを失ったと思ったけど、気づけば僕はまたアフリカにいる。

ウガンダに来てから3週間が経とうとしている。昨年病気だったことも忘れてしまうくらい、今は毎日が刺激的だ。

昨年5月にうつ病になった時、もうダメだと本気で思った。全てを失った気がした。

心の灯火も一度は完全に消えてしまった。国際協力という言葉を目にすれば自然と胸が苦しくなった。

もう二度とアフリカの大地は踏めない。そう思った。

「原点とビジョンさえ見失わなければ、どんな挑戦も上手くいく。」この言葉を信じていたけれど、うつ病になった時は心の余裕なんかなくなって、何も考えられずにいた。

どれだけ理屈では正しいことを言われても、心がそれに追いつかなかった。

でも、気づけば僕はまたアフリカにいる。

今年1月に復帰してからは、新しい働き方を模索する日々が続いた。振り返ればあっという間の3ヶ月。きっと、このウガンダ滞在もすぐに終わってしまうだろう。

でも、ふとした瞬間に立ち止まると、忘れかけていた原点も、ビジョンも、少しずつではあるが思い出してきた気がする。

どれだけ人生に絶望しても、もう一度やり直すことができる。24歳で経験したうつ病と、失った7ヶ月間が僕に教えてくれた。

今はフリーランス国際協力師として、先例のない道を進んでいる。病気の名残からか、つかみ所のない不安がいつも付きまとっているが、それに負けないくらいワクワクしてきた。

新しい国際協力を追求してみよう。引き続き頑張ります。

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