昨日のサークル紹介大変だった diary2022.4.7


サークル紹介で使った首掛けの役フリップと(ちなみにこれ印刷したのは本番の1時間前)

昨日の話。

昨日(4/6木曜)は北見工業大学のサークル紹介。俺もサッカー部の部長として登壇した。

そうだ、コントやろう

うちはコントをやった。まず部員全員に、案があればくれと言ったものの、一つもなし。何をやろうかと考えていると、ある1つのボケを思いついた。「さっかあぶ」と入力したら「作家安部」と変換されてしまうというものだ。考えてみればしょうもないが、これを思いついた時の僕は自分のことを天才だと思っていた。そもそもコントをやろうなどとは微塵も考えていなかったのに、ただこのボケをやりたいという思い一つで、ボケ1つを3分間引っ張るコントを書いた。それはいいが、同期に相方を頼んでもコントと知ると逃げられる。しょうがないので撮影役だけ頼んで、コント用のスライドと台本と実演を1人2役、いや準備も含めれば1人4役でやることにした。

コントだけじゃないぜ

そして、コントはあくまでも導入、親しみを持ってもらうための部分だ。そのあとは、部の紹介をするために残された2分を使うことにした(与えられた時間は5分)。コントが終わったらすぐスライドから動画(しばらくは白い画面)に切り替え、新入生への祝辞を述べている途中で映像と音楽が流れ始め、おおっと……!?、という、「何か始まったぞ」リアクションをし、サッカー部がリーグに復帰するという重大発表のタイミングで観客をブチ上げるというプランを立てた。いざ書いてみると相当な目立ちたがり屋で笑うが、ゼロからスタートするチームと、仲間のためを思えば目立ってなんぼだと思っていた。

本番

では昨日の本番ではどうだったのか。まず、1人2役がわかりづらいので、首から役を示す紙2枚をかけることにした。「部長」と「井野」(本名)、役が入れ替わるごとにその紙を前に出すのだ。これを思いついて家のプリンターで印刷したのが本番の1時間前。ガムテープと、たこ糸でストラップを作った。昼食がまだだったので、ミールカードを持って大学へ。本番前に生協で売れ残りを買い込んで会場へ。(ちなみに150円のやきそば2つと、さけるチーズ。)

撮影役の部員Fと合流し、講堂の中へ。ありがとう。

ウケない……!?

サッカー部の本番。問題発生。首から役名の紙を下げているのはいいが、自分でスライドを動かす形式のコントなので、PCがある教壇の後ろに立つと顔しか見えないのである。1度目の役切り替えではこれに気付かず。しかしこれは仕方あるまい。想像力の欠如はいつだって起こる。

問題は、そもそも新入生、唯一のボケである変換ミスがあまりピンときていなかったことだ。そこのスライド操作は少し溜めてゆっくりとやったのだが。理解ができなかったのか、そもそも面白くなかったのか。

話は変わるが、つい先日もサッカー部のチャットで僕はスベり散らかしている。(同期がわざとそういう反応をした可能性もあるが。というか僕はそうに違いないと思っている。それだけ上手いコトを言った自負がある。)

一応その内容を話すと、勝手にグループに個人LINEを貼り付けて、おふざけで僕をいじった発言をした同期に、その続きの画面を貼り付けて返信したら、「恥ずかしいからやめて」という反応が返ってきたので、僕は「That's my line!」と変身したのだ。これは、英訳の「こっちのセリフだ!」と、「これは俺のLINEだ!」(文字通り読むとこうなる)をかけたものだ。ウィットにとんだ非常に上手い返しではないだろうか。スベったけど。

まあともかく、3分のコントの中心を担う唯一のボケがいまいちだったのは少し落ち込んだ。もうこれではサッカー部ではなくお笑い部である。本番中はそんなことを思う暇もなかったが。

コント後もいまいち……

そして、コントとも呼べない小芝居を終えてからの僕は、もう何をすればいいか殆ど頭から抜けていた。それと、ブチ上げるために作った動画、流す部分と僕の喋りのBGMにする部分があったのだが、BGM部分とはいえ音量を落としすぎていた(再生するサークル連合のPCの音量が少し小さかったのもあるが)。せっかくの"つながリーヨ"が……。

結局動画に入っている内容しか話すことができず、情報量が圧倒的に不足したサッカー部の紹介になってしまった。思い出す努力もせず「ありがとうございます」で終わらせてしまったせいで、バックに流れる動画の最後に表示されるはずだったサークル紹介冊子のサッカー部ページの吹雪士郎イラストが……。「サッカー部の紹介」というより、どちらかと言えば「サッカー部の小芝居お兄さん」である。

まだ終わらない

何にせよこれで終わった……。そして講堂を去った。一度は。

昨日のことなのに忘れてしまったが、何か用事があって講堂に戻ったのだ。そうすると、会場では模型同好会についての質問が出ていた。ちなみに僕はサッカー部部長でありながら、模型同好会で最も模型作品を制作している。その僕が戻ったタイミングでその質問が出るとは、完璧なタイミングにもほどがある。そういえば、模型同好会の部長はサークル紹介用の動画を提出したと言っていたが、プログラムに模型同好会が入っていなかったことを思い出した。

あれ? ヤバくね……?

また俺かよ

かくしてサッカー部の小芝居お兄さんは、サークル紹介の最後にねじ込まれた模型同好会の紹介にも登壇することになった。

こうなればとことん楽しんでやる。

僕には、個人のYouTubeチャンネルで公開間近のプラモデル制作動画(あと少しで完成)があった。YouTubeのためにずっと温めていたプロジェクトだったので、悔しい思いもあったが、プラモデルを愛する一人としてこれだけ大勢の若者に映像を見てもらえる機会などそう多くない。大慌てでサークル紹介用クラウドストレージに虎の子の動画をアップした。

そして、サークル紹介のトリを務めることになった。例の「部長/井野」フリップを首からかけたまま登壇して、「どうも、サッカー部部長の……いや、今は模型部のエースの井野です。」と言いながら、「部長」フリップだけを放り捨てるというカッコつけすぎな演出も入れた。撮影役がいなくて本当に良かったと思う。ピンチヒッターでサッカー部のお兄さんが出演している事情も全部笑い話として最初に話し、そして初公開映像(俺のプラモ制作動画)を楽しんでもらうことにした。(尺の都合で最終版のパートだったが。)

そこで僕は思い出した。動画の字幕を、動画のBGMの替え歌として作っていたことに。その時僕の手にはステージのスピーカーに繋がったマイク。

毒を食らわば皿まで。ここまでくれば歌まで。

僕は模型同好会の紹介ステージで、動画を流しながら熱唱するという、1日経って考えても意味のわからないパフォーマンスをした。なんだこれ。

超楽しかった!

ここまで客観的な視点を装って書いてきたが、超楽しかった。

あ、そうだ。サッカー部と模型同好会、来てね!

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