作中での悪役キャラクターについて「好きではない」と言及することは作品へのネガティブな感想なのか?
依頼者の方からのコメントなので、作品名も察しがついています。こちらには書きませんが、「DVクソ男」というのは作中の悪役キャラクターに対しての発言です。
そのキャラクターは主役級の女性キャラクターAの養父として登場し、Aに暴力をふるっていました。そしてAが守りたいと思う国民を犠牲にする選択をし、Aにそれを強います。つまり作中で「Aが乗り越えるべき障壁」として登場するキャラクターなんですね。
主役たちに対して肯定的にとらえているなら、主役側である人間の敵方にまわる悪役に対して否定的な考えを持つ…のではないでしょうか?
少なくともご依頼いただいた作品は少年マンガで、相手は明確な悪役として描かれていて、作者も「こいつは酷い悪役だぞ」という形で描写をしていたと私は認識しました。
そうやって造形された悪役を好きではないと感じること(ひいてはそんな悪役にいいようにされているAをかわいそうだと思いAに同情すること、Aを助けようとする主人公に共感すること)は、作品へのネガティブな感想だとは思いません。
ただ、もちろん中には悪役推しの方もいらっしゃるかと思うので、そういう場合には事前に「この悪役キャラ推しです」と伝えておいていただけると助かります。
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