見出し画像

ネットトロールの攻撃にどう対応していくのか

インターネット上で無茶な要望を通そうと暴れたり、個人にひたすら嫌がらせを繰り返したりなどの迷惑なアカウントのことを「ネットトロール」といいます。

「ネットトロール」とそうでない一般の人間の違いが主に目的のために行動しているかということと手段が正当であるかということ、自分がその問題の当事者であるかということ、そして主張が正当であることです。


目的のための行動であるか

たとえばネットトロールがインターネット上で他者を攻撃することに依存してしまっている場合、攻撃することそのものが目的になってしまうため、最終的にこれという目標が存在しません。
通常は何らかの問題について声を上げる場合、ゴールが存在しています。ですがネットトロールの場合には攻撃が目的であるので、ゴールをあえて明確にせず攻撃を繰り返します。
もし他人をしつこく攻撃している人間がいて、正当なゴールが提示されていない場合、その人は攻撃のために攻撃をしているのではないかと疑ったほうがよいです。


主張や手段の正当性

また手段や主張の正当性は重要です。たとえば以下の私のツイートなのですが、過去に「ファンになりすましてコメントを送り、私が喜んでいるのを見て嘲笑する」という行為をしていた方がいたという話なのですが…

これに対して「あなたが非常識だから批判されたのでは?」とコメントをしたアカウントがありました。

ですが、仮にいくら非常識な人間相手であったとしても「ファンになりすましてコメントを送り、喜んでいるさまを嘲笑する」ことは批判ではありません。なりすましてコメントを送る時点で行動に正当性がないです。

また主張の内容も重要です。先日からDMやリプなどで絡んできている方々のような人たちのことですが、感想屋さんという個人を感じさせない名称をつけていても感想屋さんはただの個人で、これは個人のアカウントに掲載されている個人の記事です。Pixivアカウントに掲載の個人の二次創作と大差ない存在です。

気に入らない二次創作があったからといって、掲載を取り下げろと暴れますか? それが許容されているジャンルは今のところ見たことがありません。

もちろん批判の自由はあります。
ですが批判というのは「自分はこの文章を読んで不快になった」と伝えることではありません。それがただ不快であるというのなら読まなければいいだけですし、自分にとって不快な存在がこの世にあることが許せないというときに相談すべき相手はカウンセラーであって、赤の他人に要求することではありません。
それでも言うべきことだと思うのであれば、なぜ自分はこの文章が問題だと思うのか、なぜ修正が必要でありどのように修正されるべきだと思うのか、もしくは掲載を停止する必要があるとしてどのような理由によるものなのかを説明する必要があります。

自分はその問題の当事者なのか

最後の項目に関しては、こちらで言及したとしても個人が特定できないだろうと思われるほど多数寄せられている問題なのですが、感想屋さんに依頼をしたことをツイートしたり感想屋さんに好意的なことをツイートすると突然マシュマロ等が荒らされたり捨てアカからおかしなリプライが来たりするという問題が発生しています。

当然ながら、感想屋さんに感想をもらおうと思うのは個人の自由です。

先日感想を書いた「ダ!サイクル」の作者さんからは閲覧数が大幅に増えて反響もあったとお伺いしています。

そういうプラスの効果が出れば作者本人にとっては喜ばしいことですし、そうでないとしても感想をもらいたいという気持ちについてはまったく否定されることではありません。本人の勝手なのです。

感想屋さんとのやりとりでは極力、個人情報を必要としないようにしています。メールアドレスはお伺いしませんし、直接振り込みなどをいただくこともしません。基本的に匿名でやり取りできるようにさせていただいています。

つまり感想屋さんとは最初から最後まで「感想をくれる人」としてしか関わることがなく、感想のやりとりがあったあとも本人が望まなければ関係はそこで終わりです。他人が口を出すべき要素はどこにもありません。

感想屋さんは笑顔でおしゃべりしてくれるバーの店員くらいのポジションです。バーの店員と違うのはインターネットを介しているので、オフラインになれば関係が切れるところです。

感想屋さんになんて頼まないでも感想を送るというなら、頼む必要がないと本人が思うくらい感想を送ればよいと思います。感想屋さんの悪口を言ったりするよりよっぽどポジティブで、誰の迷惑にもならず、わざわざこんな記事まで苦言を呈する必要のない完璧なやり方での“営業妨害”です。

どれだけやっても名誉棄損にもならないので、感想屋さんの邪魔をしたいならそういう方向で頑張るほうがよいと思います。

インターネット上で暴れるネットトロールに関しては、多くの人が黙っているだけで実際には支持していないという統計があるそうです。そんなことをしているうちは誰のおけパ中島にもなれないし、承認欲求が正しく満たされることもありません。

そんなことをしているよりは、好きな作家さんにリプしたり感想を送ったりしたほうがいいし、好きな作品を見つけたほうがいいし、創作を楽しんだほうがいいと思います。もし、どうしても他人への執着が捨てられない、どうしてもやめられないという場合にはインターネット依存の相談ができる機関に相談するという手もあります。

上記は神奈川県にある久里浜医療センターのインターネット依存・ゲーム障害治療施設リスト (2018年版)です。関東圏以外にお住まいの方も相談できるところはいくつもあります。

また、上記に記載がないとしても「どうしても執着してしまう、やめられない」という相談なら一般のカウンセラーでも対応してくれるはずです。相性の合うカウンセラーを見つけてください。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?