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他者著作物の感想など

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映画やテレビ作品や書籍やゲームなど、他の方の著作物に触れた際の感想やそれを発端とした様々を綴ったものです。
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2024年2月の記事一覧

『セクシー田中さん』が良ドラマ作品であった話を今あえてしたい -全ての創作劇と全ての創作者のために-

漫画作家 芦原妃名子さんの訃報でこのタイトルを初めて知られた方もおいでやも知れません。 事件は知っていても、実際の漫画には/ドラマには/もしくはそのどちらにも触れてはいないという方も。 大変な事が起きてしまった事件そのものと別途、怖いのは あの報道では、実際には原作を尊重し一個のドラマとしてもきちんとした内容で放送に至ったドラマ版『セクシー田中さん』なのに、「原作を踏み躙った酷い内容だったらしい」と捉える人も数多く出てしまうのではという事です。 実際、事件当初制作側や出版社

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”人ではない家族”が”人の姿”を得る -著名シリーズの新たなる挑戦-

世間一般に”ペット”と呼ばれる”家族”持つ人達も沢山の想いを抱えたのではないかと思われる、まさかの第一話の衝撃 本日より放送を開始した、日曜朝の著名シリーズ”プリキュア”最新作『わんだふるぷりきゅあ!』で最初に変身したのは 一見主人公と思われた少女・”犬飼いろは”..ではなく そのワンちゃん ”こむぎ”でした。 °˖✧✧˖°その”描写” 劇中、”飼い犬”であるこむぎちゃんが、いろはちゃんが人間の友達と遊びに行き自分が”お留守番”となる、”悪夢”に魘される描写も挿し込まれて

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遠い銀河のBONUS TRACK -本当の邂逅を果たした異星の友人との、その先-

令和に描く本格SFドラマとしての熱量が込められた、半年のTVシリーズが在りました。 2024/02/23、そのボーナストラックとも云える映画『ウルトラマンブレーザーTHE MOVIE大怪獣首都激突』が封切られました。 作りとしては”あえて”TVシリーズの延長戦。 ずっと歴代ユニバース連携が続いていた中でどれ程ぶりかの本当の意味での”完全新作のTVシリーズウルトラマン”であり、新たな未来に踏み出した野心作且つ、そもそもの『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』といった初期作の持っ

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”うねり”が人の生を呑む -漫画実写化の機会自体を無くさぬ為に/SNSという"地獄"/会社が作家を護るということ-

1/30の明け方。 作業BGV代わりの朝の情報番組で、『セクシー田中さん』ドラマ化関連の、作者・芦原妃名子さんの呟きが報道されていて、よく聞いていなかった最初は「告発の件TVでも流してるんだ..」とだけ思っていて。 でも それは 昨晩、芦原さんが亡くなられたという訃報でした。 その出来事に対し、ネットニュースを追うと そこには 亡くなられた経緯に対する安易で無責任な言動が叩きつけられていました。 SNSには 更に異常な光景が広がり続けていました。 こう言えば連想されるで

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