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他者著作物の感想など

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映画やテレビ作品や書籍やゲームなど、他の方の著作物に触れた際の感想やそれを発端とした様々を綴ったものです。
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2023年11月の記事一覧

再生

深紅と深紫の映像譚 -世界中の”ポケモントレーナー”の旅路と本作で描かれる"多様性"の本来の意味に想いを馳せる-

引用したyoasobiさんによる『ポケットモンスタースカーレット/バイオレット』発売1周年記念のインスパイアソング『Biri-Biri』の公式MV、美麗なフルCGムービーでの映像譚に彩られているのですが その内容 実際に本作をプレイしとある段階まで至った方にはよりたまらない作りで 私、ボロボロに泣いてしまって。。 今回もyoasobiさんの手法・小説を原作とした曲作りで、ここで描かれているのは武田綾乃さん著『きみと雨上がりを』に於ける、チャンピオン・ネモと該当小説の登場人物アンナちゃんの物語なのですが 曲の終盤に先述の、実際のプレイヤーには一気に自身の冒険にも繋がる描写があり、私そこで声出てしまい、もう泣いて泣いてだったんですよね。。 ポケモンの世界にはプレイヤーの数だけ無数の出逢いと冒険と物語があって 例え同じシーンでもそこには自身の冒険の先に至った結実で ここに描かれているのは公式小説の映像化というよりも、 世界中の他プレイヤーにもこんな風に沢山の想いと旅があった事を垣間見た心持ちと申しますか。。。。 ◇ スカバイ、私は実は発売後の常時挙動不具合時期にプレイを一度辞めてしまっていたのは以前も御話したのですが▽ https://note.com/kansousuiro/n/naddf444cc92b 緩和された今、あれ程の体験と物語をちゃんと再開しちゃんと見届けられて、本当に良かったと心から感じていて..。 追加DLC『ゼロの秘宝 前編「碧の仮面」』も凄く良かったです。。 穏やかな田舎の御話と見せ掛けてあんなにもしんどい新たな切り口が待っていようとはだったのですが、そこに今回はリアルタイムに触れる事が出来ました。 スグリくんの抱えている苦しみが何なのか、そもそもオーガポンちゃんと”あの人”が昔どうしてあのようになったのか。 伝わる人と伝わらない人が居るようにも感じています。 (何だかんだ弟を案じているゼイユ姉すらあの反応で、ちょっと怖かったんですよね....(でもリアル 公言されてはいないながらはっきりと『ポケモンSV』のテーマは”多様性”なのですが、表向きのキャッチコピーは「宝探し」で でもこれ実は見事に繋がっているんですよね。 ”誰もが自由で、自分だけの宝物を見付けていい” 本作の開始序盤で学園のNPCが話す台詞に 「学校には色んな人や色んなポケモンが居るよ! キミも色んな人のひとりだね!」 というものがあります。 これ、 昨今言葉だけが独り歩きしている感もある”多様性”の本来の意味を、こうした著名作ではっきりあまりに的確に言い記してくれた台詞だと衝撃に感じました。 以前、授業か何かで多様性に関して学んだ子供がインタビューで「色んな人が居るから認めてあげないといけないと思いました」と話していたのを聞いて、そうじゃないんだよな〜〜..と思った事があって。 ”特別な人を認めてあげる”事じゃあないんですよね、多様性って。 あなたも誰かにとっての”色んな人の一人”であって、誰もが特別なんかじゃなくて、そういう事なのにって。 先述のSVの台詞は正にそのままそれを言ってくれていた訳です。 創作物での多様性というと割とすぐLGBTQ関連に行きがちなところもあるように感じるのですが、あえてSVではそこに傾倒せず(※触れてない訳ではない上でですね(チリちゃんとかね これまだ前編クリアしていない方もおいでかと思いますので明言は避けますが スグリくんの着地点、どう描いてみせてくれるのかな...............................。 (処で皆さんは植物の"スグリ"の花言葉御存知ですか..(※御存知ない未プレイの方はプレイ後に調べてみてね ◇ 来年になりそうだったDLC後編「藍の円盤」のリリースが年内に決まったの楽しみで楽しみで..!(有給取りました( 告知ではトレーナー室のカスタマイズ要素や新衣装など”ウチの子”を楽しめる側面ばかりワクワクしていたのですが 後編もどんな物語が待っているのかそわそわですね..。登場人物もグンと増えますし。 SV本編をあのように描いてくれたスタッフを信じて、2023/12/14を待つのです.。.:*

【後日追記】新たなるウチの子の地平 のはずだった性差制限だらけの不毛の地 (周回遅れでファッションドリーマーを始めたものの

◇記事を書いた時点の3行日記部分 マイミューズをキャラメイクしコーディネート三昧、こんな私が好きに決まってるタイトルを本日今更購入したのですが、案の定時間が溶けゆく溶けゆく幸せな時間が。。で御座いまして 何故二の足を踏んでいたかと言うと「今日も世界でほめられろ❣」との商品キャッチコピー/バズやインフルエンサー要素の押し出しにだったのですが、これが実際は非常に上手い塩梅で”ひたすら自身の子とアイテムクリエイトに向き合うソロプレイの楽しみ”と”世界に放つオンラインプレイの楽

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普段聴き慣れた場所の楽曲生演奏..❢❢

私が今一番入れ込んでいる箱庭アバター着せ替えアプリ『ポケコロ』、その説明だけ聞くとほんわかな印象でありましょうが、まずは引用の動画ご覧下さい..!(一曲目からこれ..!! 公式の作曲者の方が生演奏して下さっているのですが、こうして鮮烈な曲から染み入る美しい曲まで実に幅広く、ポケコロでは特殊アイテム”ネイロ”を置く事でこれらを自身の星や部屋に流れる曲に設定出来るのです 何も置かずともシーズンミュージックという毎月違う楽曲が流れるようにもなっており。。以前の記事で少し御話したように私が”ウチの子”の大切な場所としているのはどこでも良かった訳でなく本当に多岐に渡って魅力的なアプリなのです『ポケコロ』(note記事内でポケコロに触れた事があるものを幾つかアドレス貼っておきますのでお気が向かれましたらそちらも読んでみらして下さいませ、ポケコロメインで一度長いの書きますねいずれ。。 https://note.com/kansousuiro/n/n34d505ac7786 https://note.com/kansousuiro/n/ne229d82b1a45 https://note.com/kansousuiro/n/nefc64f764084

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綴った終了記事公開の前日に放たれていた継続の報..!

この作品が配信されていたアプリの終了に伴う記事内に後日追記も行いましたが、本当に嬉しいお知らせでしたのと、純粋に物語としてとても魅力的な作品ですので初見の方にも届けばと新規投稿でも触れておく次第です。。 「だったら最初から」の声も気持ちは解るものの、『ウルズハント』自体企画としては鉄血のオルフェンズ単体アプリの機会と同時に出て来たものと思われますので、こうした”その機会が無ければそもそも存在していなかったやも知れないもの”は世に様々ありますゆえ..そして更にそのアプリ『鉄オルG』サービス終了に伴い発信の場が無くなる事でそのまま潰えるのでなくまるまる新規映像作品化となったのもまた、今度は”アプリ終了という機会”を経ての巡り合わせな気が致します(アプリ内で定期更新されてきたこの作品は非常に好評で、いきなり新規シリーズとして制作される前に手応えを得られた機会になったとも言えます アプリ内では基本ノベルゲーム的表現にゲームバトルも挟む中で一部のパートがまるまる映像作品となっている特殊形式で、簡単に映像ソフトとしても遺せずどうするのかと思っていたのですが、この書き方だと物語の冒頭から全て映像作品として描き直される様子でもあり。。いやいや楽しみですね..!(先日の記事は鉄オルGが終わる事に関しての率直な良悪両面に触れた記事でもありましたのでウルズハントの魅力にも触れております宜しければそちらも▽ https://note.com/kansousuiro/n/n34d505ac7786

新天地の終焉を避ける為の売上をどうすればよかったのか -"基本無料"の難しさ/鉄オルG終了に添えて-

以前書いた記事内でその魅力紹介にも触れていたアプリ『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズG』が2024/01/11をもってサービス終了となる事が発表されました。 ゲーム内のダンジョンやショップは毎月更新を重ねられていたため、11/1さて今月はと開いてふとお知らせタップしてその報の見出しがすぐ飛び込んできたものの 応援していた私ですら「まぁそうなりますよね..」と驚きもせずで..。 (因みに前夜・10/31 pm19時配信ほやほやのお知らせでした) このアプリには魅力も問題も同

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結末選択は物語にとってとても大きなもの -邦題『危険な情事』のtv放送に添えて-

先程tv東京『サタ☆シネ』枠でtv放送されていた1987年のアメリカ映画『危険な情事』(原題『Fatel Attraction』)、個人的にはその終わり方最悪じゃない..?で、言ってみればそこまでの表現の鬼気迫る感でヒットはしてもラストをそうしたという判断はどうなのかと感じる人は当然居て、ですが同時に多分に大衆映画としてはあの終わり方にはなるのやも知れず この映画には公開版と別のラスト(※ソフト化の際に特別盤に収録)が存在しており実際問題公開版が正解ではないはずながら公開版