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第7回 KVC 開催のご報告

[過去のブログ記事の転載です: 2019.07.01 Monday]

ご報告が大変遅くなってしまいましたが、平成最後となる第7回関西ウイルスクラブ "KVC" が,2月22日,高槻市(大阪医科大学・歴史資料館)にて開催されました。今回も 50 名を超える方々にご参加いただきました。

前半の部では、5名の学生さんがそれぞれの研究テーマについて発表してくださいました。限られた時間枠にも関わらず、端的にかつ attractive に研究内容を説明してくれたので、質疑応答が大変盛り上がりました。きっと、それぞれのご発表に対して、参加者の皆さんが面白さを感じ取ってくれた結果ではないでしょうか。

深沢太一さん(神戸大学農学部)

ご発表の内容につい聞き惚れてしまい、写真を失念していました。ごめんなさい...

柳本周さん「培養細胞系におけるムコウイルス複製に関する研究」
植田悠貴さん「イバラキウイルスの侵入とウイルスタンパク質発現に関する研究」
池田茉莉那さん「単純ヘルペスウイルスⅠ型(HSV-1)感染により亢進するユビキチン活性化酵素 E1のユビキチン化はウイルス増殖を抑制する」
北尾晃一さん「内在性レトロウイルスに由来するsyncytin遺伝子に見出された新規発現制御エレメントの機能解析」

後半の部では,大阪大学微生物病研究所の福原先生より「フラビウイルス科ウイルスの指向性と進化に関する研究」と題した特別講演がありました。C型肝炎ウイルスの肝臓指向性に関わる細胞側決定因子の解析から始まり,そしてそれらの宿主因子からみた他のフラビウイルス科ウイルスとの進化的共通性についてお話くださいました。1時間という短い時間枠でしたが,ストーリーをわかりやすく説明していただき,参加者すべてが惹き込まれるようなご講演でした。

福原崇介先生「フラビウイルス科ウイルスの指向性と進化に関する研究」

質疑応答の様子です。それぞれの発表に対し,時間を大幅に超過するほどの質問やコメントが挙がり,活発な議論が繰り広げられました。

勉強会の後は,阪急高槻市駅近くにて懇親会を開催しました。こちらにも40名以上の方々がご参加くださいました(目線等の処理が必要な場合は個人的にお知らせください)。

年度末のお忙し中,ご発表いただきました講演者の方々,そして参加者の皆様に心より感謝申し上げます。次回(第8回)は令和最初の開催となります。日時等が決まりましたらまたご連絡いたしますので,奮ってご参加ください!

※毎度のことながら開催報告が遅くなりましたことをお詫び致します。

(文責:広報担当・鈴木)

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