安冨 成巳 Yasutomi Narumi
【展示楽器説明】
ヴィオラ
420mm
ヴィオラ製作の難しさでもある「高音と低音の音色の対比」にこだわって製作しています。
高音はブリリアントで音が拡がるイメージ、低音はチェロの低音のような<音の重さ>を持ちつつもヴィオラらしい少し枯れた味わいが入るように、バイオリンとは異なる設計で作っています。
また、ヴィオラはピアノや、バイオリン・チェロなど他楽器とのアンサンブルの際に音が埋もれやすく、音量面での気遣いから音色づくりに集中できないというシーンが多いと感じており、力まなくてもワイドな音の広がりと残響を持ち、音色づくりに集中できる楽器を目指して作っています。
また、楽 完成後の駒・魂柱・テールピース・弦の選択などの音調整の部分にも力を入れています。
42cmという大きめのサイズですがあまり負担に感じない造りを工夫して製作しました。
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