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mocopiのモーションをMMDで使う方法

本記事では、mocopiで撮ったモーションをMMD(MikuMikuDance)に読み込む手順を紹介します。


※2023年09月19日にQiitaで投稿した記事を一部修正し、noteに移行しました

1. mocopiでモーションを撮影

mocopiでモーションを撮影します。

iPhoneの場合はファイルアプリのmocopiフォルダ内に、BVH形式のモーションファイルが保存されます。

BVH形式で保存される

2. 撮影したモーションファイルの形式を変換

BVH形式のモーションファイルはMMDに直接読み込むことができないため、変換ソフトを使ってVMD形式に変換します。
今回は BVH to VMD and PMX to VRM Converter Mac/Window ファイル変換ソフト (vTuber Technican テクニシャン様)を使用しました。

※Windowsの場合はDSSc2May2023.zip
BVH to VMD and PMX to VRM Converterを起動し、BVH>VMDを選択します。

BVH to VMD and PMX to VRM Converterの起動画面

下のOutput Path欄で出力先のパスを指定します。
左上のLoad&Convertから撮影したモーションファイルを選択すると、モーションの変換が行われます。

変換は少し時間がかかります

変換が終わると、保存されたVMDファイルの場所が開きます。

3. テキストからリップモーションを作成

mocopiはリップモーションに対応していないため  
※mocopiアプリ上で、スマホのマイク音声からリップシンクが可能です

セリフを後付けで喋らせるために、テキスト入力でリップモーションを作成できるMikuMikuLipMakerを使用しました。

MikuMikuLipMaker(ルーチェ様)
マニュアル

(表情全体を付け直したい場合はMMD表情モーション作成補助ツールのFace And Lipsもおすすめです)

MikuMikuLipMakerを起動し、入力文のところに喋らせたいセリフを入れます。

MikuMikuLipMakerの画面

ファイル>自動命名保存 からリップモーションを保存します。

VMDファイルが保存される

4. モーションファイルをMMDに読み込む

MMDでVRMモデルを読み込んでから、mocopiのモーションとリップモーションのVMDファイルを読み込みます。

5. おわりに

ここまでお読みいただきありがとうございました。
質問や修正依頼などありましたら、X(Twitter)のDMまでお願いします。


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