死産⑥

火葬を終えて、一日が過ぎるのが遅いような早いような日々。突然涙したり、生活すること自体が胎動を感じていた赤ちゃんを思い出して辛くなってしまったり…入院中は看護師さん・助産師さん達にケアしてもらえるのですが、退院後は一切そういったものがありませんでした。

死産してから『グリーフケア』という言葉を知りましたが、私の暮らす地域ではそういったものはなく、オンラインの少人数制の会に参加するのは少しハードルが高いように感じていました。

そこで活用したのがTwitter。ここには似た境遇の天使ママ達が沢山いました。名前も顔も知らない、けど間違いなく人生で一番辛いことを経験した天使ママとの交流に救われました。自分の想いをただただ呟くだけで共感してもらえたり、他の天使ママの想いに涙したり…

実母でさえ、理解してもらえない(旦那しか理解者がいない)状況でとても有難かったです。

3週間を過ぎた頃、ふっと楽になりました。お腹の赤ちゃんに話しかけていたのをお空にいる赤ちゃんに話しかけるように変えただけです。妊娠中歩いていた道もずっと傍に赤ちゃんがいると思っただけでとても楽になりました。(辛い日ももちろんありますが…)

あとはうちの子が一番可愛いと気づけたこと。他の赤ちゃんを見るとしんどかったのですが、うちの子より可愛い子いないんです。(親バカ)

そんな発見があって。私、徐々に回復してきているのかも…と感じています。

正直、私自身が心理士を持っていることもあり、心のケアについては多少知識もあり、自己分析をすることに慣れていたので回復も早かったのかもしれません。

一生この悲しみと共に生きていくんだろうなとは思っていますが、そこには可愛いうちの子の存在もあるので、ただ悲しいこととはまた違う気がします。

死産についての記事は今回ので最後のつもりですが、また仕事を復帰したり、妊活を進める中で心に変化があれば書くかもしれません。

私の経験が同じ経験をされた方の何かお役に立てば幸いです。


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