バチェロレッテ2のどうでもいい点(家庭訪問)

※「どうでもいい点」……この記事を読んで得られるものを期待しないで、みたいな気持ち。エクスキューズ。

つい観てしまった2。
中盤は正直……あまり面白くない(※放送する番組として)……と思ったのですが、9話はちょっと来るものがありました。

それでどうでもいい点なのですが、この9話は一部の人に自分語りをさせたくなるような気がしました。
どこかというと主役の方の家庭訪問のところ。

ここの主役の方の御母堂について、インターネット上で、厳しいというようなコメントをいくつか拝見しました。(いや、単に「厳しい」じゃなくて、もっと強いようなやつです。しばらく流行してた語とか)
ただ正直思ったのです。普通じゃない? って。
いや、たしかに、自分の親は、紹介されて家に来た人を前にして「ふうん」とはまず言わないだろうし(緊張して固くなりそう)、下からじっと見たりはまずしないだろうけれど……。
子どもについての振る舞いだけなら、ですね。親が子どもについてあれくらいの言葉を言うのは普通じゃない? って。
ちょっとショックでした。

自分自身、自分の育った環境を踏まえた上で、そこから調整をかけるようにして「これはよくあること」みたいな判断をしているとは思っていたのですが、なんというか……そこからのズレなのか、あるいは、ネット上のコメントは実は本当は期待していた「周りからの言葉」だったのか……。

自分のひとりの親は自にも他にも厳しい人でした。
それは、もはや、悲しいという感じです。
そのように生きることで苦しんできているのだというのを感じていたから。(その分、別のところでは優しさや無私の同情心を持っていたように思います)
けれどまあ、そういう人は、そういう親は多いだろう、と思っていました。(凸凹だらけの人間が親になることを阻止したら人類の少子化は恐ろしいことになるでしょう……)

でもこの番組についてそのようなコメントを見て、ああそのくらいでもああ言われるのだなというショックを受けて、さらに、自分自身が「私もこういう境遇で」と言いたくなる、周囲の人の同情心に甘えたくなる幼い衝動を持っているような気がして。

ううん。きつい。
でもまあその痛みも生きるってことなのかな、とも思ってみようか。










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