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コンビ名改名

みなさんこんにちは。
タイトルにもある通りコンビ名を「クニ」から改名して
「バターヤング」になりました。

当然「どうして改名したの?」「なんでバターヤング?」という声をかけられることが多かったのでこのnoteにて説明責任を果たしたいと思います。

まずなぜ「クニ」になったのか。
もうこの「クニ」になるまでも時間がかかりました。
相方のオーニシくんと養成所の先輩後輩という関係を経てからコンビを組んで、どんなネタをやるか、どっちがボケなのかツッコミなのか、などはあまり意見が割れることはなかったのですが
コンビ名だけはお互いにお互いの意見がイマイチ腑に落ちないみたいな空気感になっていました。

僕とオーニシくんの1番の共通点は
兵庫県西宮市にゆかりがあるところです。
僕は大学時代、西宮に4年住んでおり
芸人の道を選ばなければ住み続けたいと本気で思うくらい雰囲気からご飯から全部好きな場所でした。
そして相方のオーニシ君はなんと高校時代まで西宮に住んでいたという西宮生まれ西宮育ち、阪神ファンはだいたい友達みたいなマインドの関西人!

僕には「東京のタイタンの養成所という稀な場所で出会った2人が西宮にゆかりがあるっていうところをコンビ名に反映したい・・・」という思いがあり

西宮が誇るアルティメットショッピングモール
「西宮ガーデンズ」から「ガーデンズ」を取ってコンビ名にしようということで一旦オーニシくんも納得してくれました。

しかし、ここからが佐野の良くないところ。
佐野は典型的な熱しやすく冷めやすい浮気依存症体質が遺憾なく発揮され
数日たったころには「ガーデンズ嫌!おじさんみたい!!」とか言い出してしまいオーニシくんも頭を抱えていました。

そこで「お互いに10個ずつコンビ名候補を考えてきて、絶対にその中から決めよう」という縛りを作りました。
もうその日に決めるという制約を設けないといつまで経っても決まらないとお互いに感じていたのでした。

そしてその20個の中にあった候補が「クニ」であったのです。
もちろん僕が持ってきた案でした。
とことん末っ子気質です。

ちなみにこの「クニ」は中学時代にお世話になった先生の名前から拝借しました。
他にも「ウエマッティ」「ナカジョー」などの候補もございました。全部お世話になった先生のあだ名です。
なんとなくあだ名として親しみがある語感なので
コンビ名としても親しみをもってもらえるかなと思って「クニ」にしました。

オーニシ君も「クニ・・・いいですね」と言ってくれてました。

ってことでクニとして活動が始まったのですが
この「クニ」がとんでもなく不評。
タイタンにいたときにお世話になってたマネージャーさんからは「覚えにくいな・・・」と言われ
最終的には友達の彼女から「エゴサしやすい名前のほうがいいんじゃない?」というアドバイスをもらう始末。
こんな芯を食う助言を友達の彼女からもらうとは・・・

ということで6月に「クニ」と名乗り始めたものの
7月の頭には改名の話し合いが始まっていました。

ネタの方向性やライブのスケジュールなどでは一切揉めない僕らですが
コンビ名についてだけは本当に分かり合えない日々が続きました。

そんな喧々諤々の話し合いの中、相方のオーニシ君が
「パンダクロニクル」ってどうですか?
と提案してきました。

電気ショックが全身を駆け抜けました。
パンダクロニクルというワードを聞いたとき
白目を向いて、全身の毛が逆立つ感覚に襲われたのです。

語感もいいし、「パンクロ」という略称もいい。
これは決まった!!
この出来事を
新宿のガストの歓喜と称したことは意外と知られていない。

そこから数日は本当に楽しかったです。
だって3か月ほど毎日のように悩んでいたコンビ名問題が解決したのだから!!

空は以前よりも青く映え
鳥は1オクターブ高い声で鳴いていました。

しかし・・・

ここでまた佐野の悪しき体質が露になります。

パンダクロニクルに改名をしようと2人で決めてから数日後・・・

「なんかパンダクロニクル嫌だな・・・」とか言い出しちゃったのです。

この一言で完全にオーニシがキレました。

「もう佐野からの提案も受け付けない」というセリフとともに改名についての話し合いを拒否。
僕が代案を持っていっても
「佐野さんの提案なんで・・・」という理由のみで却下されてしまう事態に陥ってしまいました。
自分でも自分が嫌になりました。あんなに衝撃を受けた「パンダクロニクル」
これこそは!!と思ったのに・・・

こんなに揉めてまで改名ってしなきゃいけないのか・・・
本気で思いました。

でもライブに出たり、芸人に名乗る度に
「クニかぁ・・・」みたいな雰囲気を出されるため改名の手を止めるわけにもいかず・・・

そんな折に知り合ったのが

同じくフリーで活動をしているプロポーズさんでした。
プロポーズさんは元々「舎弟」というコンビ名で活動していたのですが
先輩のガクヅケの木田さんから「プロポーズ」という改名案を頂いて今に至ります。
その手があったか!!!

僕はその話を聞いたその足でオーニシのところまで走りました。
「自分たちで考えるんじゃない!!誰かにコンビ名を考えてもらえばいいじゃないか!!」

この言葉を聞いた途端、泣き崩れるオーニシ。
きっとオーニシもこの数か月、改名へのプレッシャーで圧し潰されそうになっていたのでしょう。立っているのもやっとだったんだ。

ここからは完全に詰まりが解消されてスムーズに話が進みました。

僕の周りで一番ネーミング、及びワードに信頼がある春とヒコーキに依頼することと、

【春とヒコーキのご両人】
そして改名は12月5日の主催ライブで発表することが即決!!

なんなら春とヒコーキのぐんぴぃは自ら「クニってあんまよくないからコンビ名を考えよう」と言い出してくれて運命を感じたし
更に土岡さんは改名発表の現場に駆けつけてくれる約束までしてくれました。
(ぐんぴぃはドラマ撮影など多忙を極めるためこの日はご欠席)

ということで土岡さんの家にお邪魔して改名案を考えることに。(僕だけ)
その場に居合わせてくださった高橋鉄太郎さん、山田ボールペンさんも一緒にコンビ名を考えてくれるという贅沢な布陣。

オーニシはいないのに春ヒコだけでなく鉄太郎さんボールペンさんがいるという、筋が通ってない感覚はありましたがまあそれもそれかみたいな雰囲気で改名の会議は着々と進んでいきました。

途中、鉄太郎さん考案の「心臓弁当」に確定しかけましたが
「やっぱり心臓は嫌です・・・」という佐野の勇気あるビッグセーブに助けられなんとか回避

結局このメンバーが揃っても、やはりコンビ名を決めるというのは一筋縄ではいかず・・・

もう決まらないかも・・・
と誰もが諦めたその瞬間・・・

「・・・バタヤン・・・??」

土岡さんが誰に矢印が向いてるか分からない方角へ放ったこの言葉を全員がキャッチ!!

「バタヤン!!いいじゃない!!」
ここで初めての全会一致!!

みんなが盛り上がっている中、土岡さんだけはなんとなくつけっぱなしにしていたテレビ画面に映し出されたYouTubeを見つめていた。
得点を決めた直後の森保監督くらい次のフェーズを見つめている様子・・・
その土岡さんの視線を追うと・・・

「バタやん」の文字。

そう。土岡さんはYouTubeのおすすめに出てきた
くわばたおはらさんのくわばたさんがやっているYouTubeチャンネル「バタやんちゃんねる」を見て「バタヤン・・・」と呟いていたのだ!!!

一応、本当に一応、念には念を入れてくわばたさんに逮捕歴がないことを精査。
当然、もうそれは至極当然逮捕歴はなかったためとりあえず「バタヤン」は確定!!
あくまでバタヤンは略称でありたいと思ったため
あとはぐんぴぃが「バターヤング」にしようと提案してターンエンド。

こうして僕たちはバターヤングに改名したのでした。

オーニシくんには「バターヤングになったよ、豪華な先輩たちが一緒に考えてくれたからもう変更はきかないよ」とだけ伝えました。
一瞬、なにかを言いたそうにしていましたが飲み込んでいました。
えらいぞ、それが大人だ。

ってことで「クニ」から「バターヤング」になりました経緯を事細かにお伝えしました。

これからも何卒よろしくお願いいたします!!


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