松最終回

※ネタバレ全開注意※





語彙力がないなりに、色々思ったことを書きます。やっぱり、松はすごいジャンルだった。
公式とファンの関係性、2次創作関連の話がたくさんあります。私の浸かってる某マンガの神様界隈と絡めての話も多々あります。
苦手な方はお引き取り願います。
読むときは自己責任!!





最終回というメタい理由だけで、あっけなくむつごを死なせる公式。そして生き返るまでを描いた30分間。

もうね、これだけで、赤塚先生がむつごをフグ毒で殺したことから言われてた「むつご死んでる説」が脳裏をよぎった。

松はなんでもアリなスタンスでなんでもやってきて、ファンがそれを裏の裏まで考察し妄想を重ねるという図式を見てきた。その渦中にあった話題に公式が突っ込んで来るなんて誰が思っただろう。いやでも松ならすげー納得いく。うん。さすが松。

そしてむつごを生き返らせることで、ファンが諸々考えに考え込んだ死の世界説やら何やらを全て打破するような、もう、ぶっ飛んでるとしか言えないラスト。ドラゴンボールなしに、死んでも生き返られるんだぜむつご。すげー。諸々の説を打破しつつ、永遠に不滅です!なんてどこかで聞くようなことを示唆して来るの本当よくできてる。もはやこんな風に書いているのすら公式に取り込まれそうで、本当恐ろしい。

松の上手さはきっとそこにもあって、ファンとの絶妙な距離感、っていうのがすっごい上手い。うまくファンを手中に収めるというか。ジャンル外やらオリジナルのファンからみたら媚びているとかどうとか言われるのかもしれないけど。

中盤・地獄絵図を経ての「あかつかせんせーーー!!!!!」

いやいやいやいや。なんでもありか。

と同時に、話の流れの中でナチュラルに、原作者の神格化を行なっているわけですよ。

はーーすごいね。昭和作品をリメイクするとき、いかにしてオリジナル、ひいては同じ原作者の他作品へと目を向けさせるかが、そのジャンルにとっての繁栄(ここでは長く根強く残るファン・収益のこと)に大きく関わると思っているのだけれど、松は原作者に目を向けさせるのがすごく上手い。だって他作品見てもまず原作者なんて滅多に出ない。某ベレー帽眼鏡の神様はしょっちゅう出て来る割に目を引くような展開にはならない。真っ黒闇医者アニメでもスターシステムとしての登場はあるけれど、他アニメではいわゆるモブと呼ばれるようなポジションだし。

1期2期とも第1話で赤塚先生をチラつかせつつ、中盤はまったく介入しなかったのに、最終回であれだけド派手にご出演いただくのはもう、さっき言ったようにまさに原作者の神格化。 しかもこれ、製作者サイドの原作者愛もちゃんとしてないと絶対に出ないシナリオだから、その辺からも松の原作者リスペクトが伺えるよね。若い世代は生まれる前の原作者の活躍ぶりなんてどうせ伝聞しかできないんだから、歴史の勉強みたいに聞かされて神格化されるよりは、絶対にナチュラルに導入された方がいい。

あと、F6再登場とか、本当にラストのはなまるぴっぴからのBGMとか、胸熱すぎる展開だしどことなくステのような作り。エンドカードの「またいつかどこかで」的なアレも、8月・11月のステ展開も含めてるのかな、とか思ってしまう。
ここの展開はもう、完全にステを狙ってやったと思ってるんだけど、今いろんなメディア展開を繰り広げるジャンルが増えてきてて、それを上手く使ってるんだろうなぁ、と。現に松はアプリとも連動企画したり松電話やってみたりついったでもエア感想暴露大会を公式主催でやってみたり…ってもう、松のためだけに生きても1日軽く過ごせるくらいの展開になってるし、全部大元が取り仕切って分かりやすく提示してくれてるし、本当手塚プロダクション見習って?!
まぁこれだけ展開するにはまず先立つ資金がないとできないわけですが。
とにかく、松は連携がちゃんとしてる。大元が全てを把握して、それぞれを上手く繋げて、ファンを誘導している。
昔、人生で出会う人の2割は何があってもあなたを好きでいてくれて、2割は何があってもあなたを嫌って、残りの6割はあなた次第で変わる、みたいなことばを聞いた気がするけど、松はその6割を好きな方に取り込むのが上手い。というか、松に限らず大手ジャンルはきっとみんなそうなんだと思う。現に私も最初は6割の中の1人だったはずなのに、完全にアプリやらステやらでやられた人種。松恐ろしい。

なんかまだまだ言いたいことあったはずなのに、上手くまとまらない。

とりあえず、8月11月の喜劇とライブ待ち。
3期いつでも待ってます😊

おそまつさまでした。

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