「逆打ち」って知ってました??
住職にお会いする用事があって、観音寺に行ってきました。観音寺は観音寺市の名前の由来でもある由緒あるお寺さんで、四国八十八か所のうちのひとつ(第69番札所)でもあります。
ちなみに、観音寺がある観音寺市の読み方は「かんおんじ・し」。お寺さんの方の「観音寺」は「かんのんじ」。じゃあ最初から「かんのんじ・し」にすればいいじゃん!とは思いますが、なんやかんや大人の事情があるのでしょう
さてその観音寺に行ったところ、お遍路さんがたくさん、というかツアコンに引率されたツアーお遍路さんがたくさんいらしてました。お遍路さん慣れしていない身とすれば、新鮮過ぎる光景!
早速、ホテルに戻ってきて、ホテルスタッフに熱く語りました。
私:今日、観音寺に行ってきたんですけど、お遍路さんがたくさんいたよ!今はお遍路シーズンなんかなぁ??
ス:今年は"逆打ち"だからじゃないですかねぇ
私:逆…打ち…だと?!(心の声:逆打ちってなにさーーーーーーーーー)
「あ、そ、そうだよね、ぎゃ、逆打ちだもんね」と動揺を見透かされないように話を合わせて、自分のPCで「逆打ち」をググってみました。
四国八十八か所を巡るには正規なルートがあり、通常は第1番→第2番→第3番…と数字順にお寺さんを巡るのだそうだ(スタートはどこからでもいいらしい。たとえば、第17番から始めて88番まで行ったら次は1番から数字順に巡り16番でフィニッシュ)。
ところが4年に1度、「逆打ち」の年が回ってくる。その年だけは「第88番→第87番→第86番…と数字が少ない方にお寺を巡っていくのだ。おのずと通常のルートとは逆回りになる。だから「逆打ち」。
2024年は、うるう年でもあり、オリンピックイヤーでもあり、「逆打ち」の年、でもあるのだ。(逆打ちの年の覚え方)
逆打ちについては下記の記事が詳しい
色んないわれがあると思うんですけど、「なんか同じルートをグルグル回っててもつまんなくね?たまには逆に回ってみたくね?」みたいな感じで、はじまったんじゃないかと邪推しちゃう次第です。
なお観音寺(69番)の境内には、「神恵院(じんねいん)」(68番)があり、一粒で二度美味しい状態となっております。
逆打ちの年であろうとなかろうと、皆様、ぜひお立ち寄りください。