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自己紹介と僕がnoteを始める理由

ご挨拶 

皆さん、はじめまして。ADD1株式会社 代表の加納です。       2019年1月に名古屋から単身で東京へ上京し、弊社を立ち上げました。  つい先日、無事に1周年を迎えることが出来たばかりのヒヨッコです。

事業内容は電気通信工事(スマホの電波に関わるような工事、と言えば何となく分かり易いかな…)をしているのと、建設業界に特化した人材採用支援の事業をまさにこれから展開していくところです。

SNSでの発信があまり得意では無いのですが、社内の仲間に限らず、また業界の垣根を超えるような仲間・友人が出来れば嬉しいなと思い一念発起してスタートしました。無理ない(自分が楽しめる)範囲で継続して投稿していくつもりです。

自己紹介 と これまでの僕について

1990年生まれで今年30歳を迎える名古屋生まれの味噌っ子です。実家は自営業で不動産業を営んでおり(父・母の2人の規模ですが)、幼い頃から何となく「いつかは経営者になってみたい」という思いを持っていました。

就職活動では単純に「せっかくなら大きな商売が出来るところが良い!」と業界を商社に絞り、2013年4月に地元名古屋の老舗商社である岡谷鋼機に入社しました。

岡谷鋼機での仕事

岡谷鋼機は1669年創業の歴史ある会社で、鉄鋼・機械をメインに扱う商社なのですが、いざ入社してみると「鉄鋼部が花形と謂えど、鉄って何となく分かり辛いし、あんまり扱いたくないなー」と言う思いに駆られ、「目で見て分かり易い部署が良い」というこちらも単純な理由で、社内でもあまり有名ではない「建設部」を希望し、無事配属されることとなりました。これが僕が建設業界に身を置くキッカケとなりました。

建設部は人員的には他の部署と比べて小規模ながらも、デベロッパーや建設工事など多岐に渡る事業を展開しており、非常に魅力的な業務内容でした。まず僕が担当した業務は大手メーカーの代理店としての営業でした。具体的にはエレベーターや立体駐車場などの建物に附帯する設備等を、お客様であるゼネコンさんと金額や納期などの条件を交渉し受注した後、一次下請として現場打合せや設計打合せ等を経て無事に納入する業務でした。

こちらの業務を「こなす」こと自体は自分にとって難しいことではありませんでしたが、しばらく心のモヤモヤが晴れないことがありました。それは、業界のことも大して知らない、若輩者のぺーぺーが実際に現場で施工にあたるベテランの職人さん達に対して指示をしないといけないことでした。

特に建築の全体工期が短い現場では、そのシワ寄せは顕著に下請けに来てしまう為、職人さんへ何度も頭を下げ、時に罵倒されながら現場を納めてもらうようなことも何度かありました。でも僕は、何だかんだ自分が現場に行くと、営業をしているだけでは分からない細かなことを優しく(「加納さんはこんなことも知らねえのかぁ(笑)」的な)教えてくれたり、寒い現場で温かいコーヒーをご馳走してくれる職人さん達が大好きで尊敬していました。そんな職人さん達に対して、見て見ぬふりをして「仕事なんだから頼みますよ」と対峙すらしなければ淡々と利益を上げ続けることが出来たと思いますが、メンタルが弱い僕には出来ませんでした。そういった経験からいつしか「いつか職人さんや実際に現場に従事している人達の為になるような仕事が出来ればいいな」と思うようになりました。

変化

時は流れて、担当する内容も再開発デベロッパーや新規事業開発に従事するようになり、多くの裁量も与えられ充実したサラーリマン生活を送っていましたが、僕が退社を決意する大きな要因の1つが訪れます。       それは突然の部署統廃合でした。建設部は何故か全く事業内容も異なる部署に半ば吸収されるような形で統合されてしまったのです。

統廃合されたことにより、業務内容は大きくは変わらないものの統合先の悪い慣習だけがゴッソリと流れてきてしまったのです。これまで無かったような「目的不明の会議」や「ため息しか吐かない上司」、「若手いびり」等。もちろん元建設部のメンバーで種々対抗するものの、統合先の方が人員的に規模が大きく、すぐには改善することが出来ませんでした。そんな日々を過ごしていた時、「この組織にいたらダメになってしまう」という気持ちが積み重なりキャリアチェンジをしようと決意することになりました。これからどうするかも決めていない中で、「近い将来、退社させて頂きます」という意思を上司に伝えていました。これが2018年のお盆明け頃でした。

当時、これからのキャリアを考えている中で色々な書籍に触れ、元ZOZOの田端さん著「ブランド人になれ!会社の奴隷解放宣言」を読み「へー。Twitterってすげーんだ。」くらいに思い、学生時代以来にTwitterアカウントを復活させ、「良いこと言ってそう」な人をフォローしてはROMる日々を送っていました。すると、そんなある日、確か2018年10月頃にこんなTwitterの投稿が目に飛び込んできました。

「いきなり社長bosyu!」

人材紹介業を営まれている株式会社ユニポテンシャルの蛎田さん(@KazuhiroKakida)の投稿でした。「なんじゃこりゃ…」と度肝を抜かれつつも興味、というよりも「チャンス!」という気持ちが勝った僕はすぐに連絡を取り、詳しい話を伺う為に有給を使い東京へ足を運びました。どんな話なのだろうかと言うこともさることながら、東京に対しても何となくビビっていた僕でしたが「自己資本でもOK」、「ユニポテンシャルからの業務を請けてくれませんか?」という内容で、その場で会社を退社することを決めて「お願いします!!」と即答で返事をしていました。決め手になったのは3つで、①業務内容が軽微な電気通信工事の現場作業であったこと ②同年代で経営者としてバリバリ活躍されていることに感化されたこと ③創業間もなくキャッシュが稼げること でした。

①については、上述の通り「何か職人さん達の為になる仕事を」という思いがあったので、自身でも現場作業をしっかりと経験したいという気持ちがあったので、すんなりと受け入れることが出来ました。②については、キャリアの相談もして頂いたのですが、これまでの人生で感じたことのないくらい自分の中でキャリアに対する考え方が180°ガラッと変わるくらいモチベートされたのが本当に大きかったです。そんな訳で2018年12月末で岡谷鋼機を退職し、2019年1月11日にADD1株式会社を創業することになりました。

創業後はほぼ休み無しで毎日現場に出る日々が続きました(いわゆる建築の現場とは異なり、全体休工日等がない業務で、稼働すればするだけ稼げる内容でしたので)。手放した自家用車PRADOを元手に購入した軽バンで、雨の日も風の日も西へ東へ奔走していました。キツイ時もあったけど、夢中で仕事をし、稼がせてもらい、楽しかったです。業務にも慣れつつあった2019年の春先に大学時代の野球部の後輩から連絡が来ました。

「僕も東京ついていって良いですか?」

彼は大手ハウスメーカーに営業として勤務しており、社会人になってからも一緒に草野球(実は小学校から野球一筋で大学まで続けていました)をしていた10年来の付き合いの弟分のような男です。僕が東京へ行くことを決めた時に冗談交じりで「いつ来る(ジョインする)の?(笑)」と言っていたことを真に受けて連絡をしてきてくれました。晴天の霹靂という感じではありましたが「マジで!?(笑)全然いいけど…(笑)」という感じで了承をし、これからのことについて色々と話をし、No.2として2019年8月からジョインしてくれることになりました。ヘッダー画像左の大柄のナイススマイルな彼です。   どうやってこの業界で生き抜いていくかを模索している僕らは「建設業界を変えたい!」なんて大それた気持ちはなかったけど「どうせなら、若い人が憧れるようなカッコイイ建設業者になろうぜ!」とちょっぴり小洒落た作業服を会社で揃えてみたり、ヘルメットを作ってみたりしていました。そう、ヘッダー画像の服・ヘルメットがそれらです。我ながら素敵なデザインだと自負しています。

そんな彼がジョインして間もなく、彼からこんな話が舞い込みます。

「僕の後輩も入れちゃって良いですか?」

「おう!全然いいよ!!」                      彼は僕らと大学も違えば、僕と面識もありません。しかも、こんなまだまだ会社とも言えない組織にジョインしてくれる変わり者を断る理由はどこにもありませんでした。話を聞いてみると、公務員試験に合格しているのにウチの会社に来たいとのこと。もう訳が分からなかったけど、最高なやつが入ってくるという確信がありました。最終的には(当然ながら)少し迷いながらも入社を決めてくれた彼は11月からジョインしてくれました。ヘッダー画像右の小柄のシャイボーイです。彼がジョインしてから暫くは1K×2部屋に男4人(彼ら2人に僕+居候1人)が2-2で住むという地獄絵図が続いていました。つい最近の話ですが、それも遠い過去のように感じます。

そうこうしていると、更に大学の後輩達から「僕も行っていいですか?」と連絡が来るようになり、この4月までに3人のメンバーが追加で入社してくれることが決まりました。うち1人は2月に入社してくれます。

建設業の採用は変えていける!

ここで感じたことが、「建設業にも若い人は集まる!」ということ。現場作業というと3K(きつい、汚い、危険)のイメージがどうしても付き纏うし、否定しきれない部分も多いにあります。大変な面ももちろんあります。ですが、僕自身や今ジョインしてくれている彼らを見ても辛い表情は一切なく、明るく前だけを見つめて業務にあたっています。まだまだ未熟な僕らのような会社でもこんな素敵なメンバーが集まってくれるのだから、より技術や魅力が多い会社さんであれば、今以上に上手く採用が出来ると確信しています。

僕らの採用支援

人手不足はより深刻化していき、このままでは技術継承が困難になると叫ばれて久しいですが、長らく状況は一変していません。正当な報酬や休日の確保など、他業界と相対的な面は改善されている部分もありますが、もっと根源的な建設業の面白さや中小企業の会社さん1社1社が持つ魅力にフォーカスして採用支援をしていくつもりでいます。既に人材業界に長けたパートナーさんやWeb業界に精通したパートナーさんと手を組み、その準備が出来ています。

noteを始める理由

僕がこのnoteを始めた理由は冒頭に記した通り、業界の垣根を超えた仲間をつくることが目的です。IT化が遅れた業界であるからこそ、建設業界の内外から良いものは積極的に取り入れる必要がありますし、その知見を共有できれば嬉しいなと思っています。少しでもご興味を持っていただけたら、お気軽にコンタクトを取って頂ければ幸いです。

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