見出し画像

Looking back on 2022

はじめに?

歳を重ねるにつれて、1年が瞬く間に過ぎ、楽しい日々の裏に残る後悔が増えてきているような、そんな感覚があります。同時に、自分の生活や体験について振り返り、言語化することからも逃げ腰になってきているような気がしていて、2年半続いていた日記も、平凡な日々への後ろめたさからか、3月あたりから白紙が続いています、、。

本当は黙って喫緊の課題である卒論を書くべきなのですが、年の瀬ということで私の2022年を振り返っておきたいと思います。(誰に宛てている訳でもないのに書こうと思うと緊張する、、)
来年こそ、今年の振り返りを活かした抱負をたてて「意志を持った生き方」をしたいなという淡い期待を込めて(この言葉、昨夜弟(19)と将来の話をしている時に、「俺、意志を持った生き方しかできないからさ」とさらっと言われてぶっ刺さった言葉です、、眩しい、、。)。

今年はモラトリアム人間でいることが許される最後の1年でもあり、時間の無駄遣いも含めて、とても人間らしい生活をしていたような気がします。今年の漢字はなんだろうと考えてみたのですが、選ぶとすれば「」かなと言えるくらい、なんだか浮き沈みの激しい1年でした。

2022年を振り返ると、大きく分けて「就活・教育・自律」の3つのテーマが中心になっていたのではないかなと思います。1つずつ振り返ってみます。

①就活

「就活、気が乗らない…」という理由で前年度の休学を決められるくらいには就活に拒否反応を起こしていた私ですが、いよいよ避けては通れませんでした。留学の時期が就活とド被りし、割り切って帰国後…!とギリギリまで先延ばしにしていた結果、内定0で3月から就活を始めてしまい、、「全部滑ったらどうしよう…」「どの企業にも私なんて必要ない…」とお得意のネガティブ思考で心を病みました(笑)

特に解像度の高い目標があるわけでもない一方で、所謂配属ガチャのような、入社後何をするかわからない漠然とした将来に向けて野望を語るのは馬鹿正直な私にとっては苦行で、実際に面接で「君そんなウチ来たいと思ってないでしょ?」と言われたこともありました。

「学生時代に頑張ったこと」「将来実現させたいこと」「私の強みと弱み」etc…茶番のような自己分析と面接を強いられる日々は、正直言って苦痛で、もう本当に、二度とやりたくないです(笑)

結果的には、本当に運の良いことに、以前から唯一ここなら行ってみたいと思えていた企業から内定をいただき、無事終活!とすることができました。(結果通知予定日の初日に電話が来ず、深夜海辺を泣きながら徘徊したのは今となっては笑い話です笑)

進路としては広告代理店にいく予定なのですが、将来的には「人の選択肢を拡げること」「埋もれた価値の発掘・発信」に携われたら良いなと考えています。島根の過疎地域で過ごした経験もやっと生きてきて、日本の田舎のPRとか、田舎と世界を繋ぐとか、地元住民が住み良い街をつくるとか、そんなところをキーワードに、働きながら将来のビジョンの解像度を少しずつ上げていけたらいいかな、と考えています。まあどんな仕事できるのかは配属ガチャなのですが!!

to後輩?
もはや私も1年降りていて、これから就活を迎える知り合いはそんなに多くないですが、何か引っかかるキーワードがあれば壁打ち等いつでも歓迎です!話しましょう!

②教育

大学1,2年次に、学生団体で中高生対象の(三日三晩対話をする)サマーキャンプの企画運営に奔走した結果、自分の存在が彼らの未来に影響を及ぼし兼ねないという事実が怖くなってしまい、それ以降"教育"というテーマから少し距離を取って生きていたのですが、どういう心境の変化か、学生最後の1年、また少し関わってみたいなと思えるようになり、現場に携わる機会をいくつか持たせていただきました。と言っても主に以下の2つですが。

 1. あしてらきゃんぷ(上士幌町・比布町)

7月に、(株)あしたの寺子屋さん主催の「あしてらキャンプ」の、北海道、上士幌町・比布町の2拠点に大学生スタッフとして参加させていただきました。

初めて会社のHPの『地方に住む子ども達に、生きた学びの居場所を』というフレーズを見た時、中高時代に田舎暮らしの閉塞感を覚えていた当時の自分が欲しかった、そして大学で創りたいと思いつつ諦めてしまったものがここに…!となり、応募してみることにしました。

キャンプ直前〜本番は、やはり自分の発言が「年上の先輩からのアドバイス」となるのが怖くて、子供達に対してどんな立ち振る舞いをしたらいいのか、少し怯んでいた時もあったのですが、「私が私として居ること」が大事だという言葉を頂けたこともあり、「同じ目線に立って、真摯に向き合う」ことが日に日に少しずつできるようになっていったような気がします。

(質問対応をしていた際に、中1の生徒から「社会科学ってなんのためにあるの?」「ジョックヤングの排除型社会について教えて」と不意打ちを喰らったのが1番の思い出です。東大で待ってろって言われました笑)

彼らの人生の選択肢が少しでも拡がるようなタネを、少しでも蒔けていたらいいなと思います。今頃元気にしているかな、と思いを馳せる子達がいることは、私が私の人生を頑張る理由にも少しなっているような気がします。

同じ時間を共有したあしてらの皆さんや、大学生スタッフのみんなとの出逢いも、個人的にはすごく嬉しかったです。またお話する機会があったら嬉しいです。

きよとさんとしまさんと、大学生スタッフのみんなと

というかまさに今冬のキャンプが開催されている頃でしょうか…!頑張ってください…!

各キャンプのレポートもあったので貼っておきます!興味のある方は是非覗いて見てください!
▼あしてらぴっぷ@北海道比布町_2022夏レポート

▼まなびの広場@北海道上士幌町_2022夏レポート


2.学習塾でのバイト

一応"塾講師バイト"という括りにはなるのですが、こちらも地方の教育格差の是正を目指した会社で、主に沖縄の離島や山間地域の小中高校生に対して遠隔授業を行っています。2年前?くらいからお世話になっているのですが、何故か今年の下半期から圧倒的なコミット量となり、ここの授業が生活の中心という感じで過ごさせてもらいました。

実際に沖縄本島や与那国島など普段遠隔授業をしている拠点に赴き、対面授業をしたり生徒とコミュニケーションを取ったりする機会も恵んでいただき、ただのバイトとは思えないくらい愛着を持たせてもらっています。

一応「学習塾」ということもあり、基本は「勉強」「志望校合格」が軸とはなっているのですが、それだけに留まらず、学ぶことの楽しさや、彼らがまだ見えていない広い世界を知ってもらえたらいいなと思いながら授業を行っています。

沖縄県国頭郡東村に訪問した際の写真
私の中学時代を彷彿とさせる教室の風景
通学路かな、めちゃくちゃ好きでした


上にあげたような機会を通して、「子供」「中高生」「教育格差」みたいなワードの解像度がぐんと上がったような気がしています。やっぱり教育現場は理論で語ることには限界があるよな〜と、座学ばかりだった後期課程の過ごし方にちょっと反省しています。

それから、どちらかというとマクロ視点で物事を見る方が好きなタイプだったのですが、社会を考えるときにはやはりその構成員一人ひとりにフォーカスするのも大事だなと身をもって実感しました。当たり前な気づきなのかもですが、、。汗

これまで、「教育」は私にとって切っても切り離せないテーマだろうなと認識しつつも、ファーストキャリアには選ばなかった自分の選択に若干の後ろめたさがあったのですが、違うフィールドに出ることも大事!と背中を押してくださった方々のおかげで、いつかなんらかの形で還元できたらいいかな、くらいに捉えられるようになりました。「教育×〇〇」という視点で関われるのも強みかもしれないし!

〈問い〉 選択肢が広がるのはいいことか

最後にちょこっと問いを残しておきたいと思います。これはあしてらキャンプの選考中に聞かれた質問で、これまでも結構考えてきた問いです。選択肢を広げすぎた結果最適解がわからなくなってしまうこととか、知らなければ出会わなかった困難や涙とか、確かにあるなと。「マイルドヤンキーが結局一番幸せなんじゃね?」理論ですよね。隣の芝生は青いし、自信を持って断言もできないけど、それでも私はいいことと言いたいです。たくさんの選択肢を持った上で、後悔なく選択をすることって、死ぬほど難しいけどめちゃくちゃカッコいいなと思います。皆さんはどう考えますか?

③自律(自立)

3つ目のテーマは「自律」です。これは今年自分が特に向き合ったことなのかなと思っています。
就活のせい(というよりもっと以前から鬱々とした日々もあったような気がするのですが)なのか、比較的心身の調子が優れない時が多く、今年は特にそれに振り回された期間が結構長かったような気がします。まあ自律神経が終わっていたわけですが、、。まず睡眠・食事等々のサイクルがぶっ壊れ、自暴自棄になったり、わけもなく涙が出たり、涙すら出なかったり、人混みがダメになって電車に乗れなくなったり(これ最近は大丈夫です)、、結構ひどかったです、最近はだいぶ落ち着いてきました。

一度ハマった負のループから抜け出すのはなかなか難しく、調子は良くなったり悪くなったりの繰り返しですが、昔から「自分を大事にすること」がなんだかすごく苦手で、何かとすぐに自己犠牲を払って済ませようとしていた私にとっては、「自律的に生きる」というのはものすごく難しく。それこそ振り返ってみると、たとえば中高生の頃から無意識のうちに、パートナーの意向を優先する習慣がついてしまってたりだとか、、。他人を主軸にすることに違和感すらなかった、という感じです。

「自分を判断基準にした自分の時間の使い方」「自分の意志を尊重した選択」「自分の気持ちに正直になること」。自分を大切にするために、一旦この辺頑張ってみようと努力してみました。今も全然克服できているわけではないのですが、以前と比べたら何かを判断する時に自分自身と相談できるようになったような気がします。まだまだな気もするけど笑

自己中心的になるわけではなくて、「自分軸を持つ」というイメージです。
軸がないわけではないのですが、メタ認知癖がひどくていつも主観を置いてけぼりにしてしまうので、「私は今どう思っているんだろう」と意識的に自分の感情を読み取る、みたいなことを頑張っています。独自療法(笑)

色々書きましたが、毎日の中には楽しいことももちろんあります!私という人間に関わってくださっている方々に感謝です、、。

やっと終わりです

2022年、端的にまとめるつもりだったのに想定以上に書き殴ってしまいました、、。ここまでこんな駄文を読んでくださった皆様、ありがとうございました。

最近になって、幼馴染の結婚や出産報告、訃報を耳にすることもちらほら、良くも悪くも歳を重ねているのだなと実感する一年にもなりました。まだ22ですが、もう22です。年相応の経験を積んだ人間になれるよう、ここから頑張っていかないとなと思っています。

また、最近あまりアンテナを張って生きていなかったので、いろんな方の経験をお聞きしたいなと思っている今日この頃です。長らくご連絡できていない方も多いので、タイミングがあれば是非、近況報告含めお話できたら嬉しいです…!!(というか連絡させてください!!)

来年は4月から新生活も始まり、期待と不安が入り交っていますが、まずは残りの学生生活を全力で謳歌し、なるべく楽しいことを探して、なるべくポジティブに生きたいなと思ってます。どんな一年になるかな〜!結構楽しみです。

さて、長くなりましたが、そろそろ卒論を書かないとヤバいので、今年の振り返りはこの辺で綴じたいと思います。長々と失礼しました。

今年も一年間ありがとうございました!来年もよろしくお願いいたします。
皆様、良いお年をお迎えください!

2022.12.29

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?