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SG第36回グランプリ(賞金王決定戦)回顧録

 なんとなく始めたnoteなんですけども、Twitterで今年の競艇の賞金王について書くわって言ったんで賞金王について書きます。2014年から現在の賞金上位6名がシードされて7位~18位がセカンドステージへの進出をかけて戦い、得点上位6名とシードの6名がセカンドステージを戦うというルールになったわけですけども今年は昨年の賞金王峰竜太がトライアル初戦を逃げ、残り2戦外枠が続くも2着を取り切り1号艇を手にしました。初登場の今年G1を3勝したファーストステージから勝ち上がった丸野一樹、今年のダービー覇者で2年連続決定戦進出の平本真之、2016年の賞金王覇者瓜生正義、2014年に完全優勝を狙うも敗れ4回目の決定戦で勝利を目指す白井英治、トライアル3戦目を逃げて決定戦に駒を進め同じく6回目の決定戦で今度こそを目指す毒島誠の6名が1億円を賭けた戦いに挑むことになり結果は瓜生正義が優勝、1マークで峰竜太がターンマークに激突し、丸野、平本、毒島が事故に巻き込まれ白井英治がかろうじて事故を回避して現在のルールでのSG優勝戦では史上初の3連単不成立という大惨事で幕を下ろす事となりました。

レース結果はこちら

1.戦前の自分の展開想定

 今回は住之江というのもあって昨年の平和島以上にインが有利という部分も含めて峰で仕方ないかなぁとは考えていました。ただ実際に舟券を買う場合は本命が負けるケースも想定して買うのが自分の考え方で、自分は本線は1-2=3、1-2=4を買って残りの本命が負けるケースは4-5-6、4=5-2で買いました。理由としては決定戦は毎年進入が乱れるレースで普段は動かない奴も一か八かで動く事があります(2015年の茅原悠紀)。ただ今回は外枠が白井と毒島という組み合わせで毒島も6枠で何もしないのでは勝ち目もクソもないわけで優勝を狙うなら当然動く、白井はそれに対して黙ってるわけにはいかないで動く、内側は当然抵抗で深くなるでインは90切る起こしも想定して考えて展示ではオールスローのイン90起こしで本番は激しく行って瓜生だけが付き合わず毒島が回り直しての1235/46か白井も回り直しての123/456のイン90近辺の3対3のケースを想定していました。前者は瓜生のまくりに抵抗しながら内側締めた白井がまくり切るも流れて瓜生がまくり差しに変化で突き抜け、後者の場合はダッシュ分瓜生が一気に峰を叩き切るか、瓜生がまくるも峰に若干抵抗されて流れてそこを白井が突き抜けるというケースで買ってました。峰が負けるなら伸びが良かった瓜生が伸びに振って進入もつれるか内側が深めの3対3で瓜生の一撃だろうなと想定して買ってました。実際のレースは白井が動いて瓜生が抵抗して平本ダッシュの1245/36で白井がトップスタートを行くも瓜生が伸び返して瓜生が完璧なツケマイで峰を沈めて2度目の賞金王に輝きました。峰が事故って他を巻き込んだので3連単不成立で自分も今度払い戻しに行かないといけません。めんどくせぇ。

2.レースについて

 勝ったのは4号艇の瓜生でした。レース後のインタビューで「思い切ってスタート行ける自信もなかったので、コースは譲らないつもりでいました。」とコメントしているように3コースを選択したのが勝因の一つでしょう。10R発売中のスタート練習で白井が3本とも80切るような起こしから練習しており12534/6、123546、152/346という進入になり、展示でも転覆しそうな勢いで前付けに動いてきたが内側と瓜生が抵抗で毒島のみ単騎カマシの12345/6という進入で本番は瓜生が抵抗、平本はダッシュ選択の1245/36になり個人的には瓜生はダッシュの方がよかったと考えていたので案外平本の一撃かと思ったら10年前の福岡のモーターボート記念(現ボートレースメモリアル)のタッチスタートのツケマイを彷彿とさせるツケマイで峰を沈めて優勝ですからコース選択も勝因の一つなんですが、やっぱりこの決定戦というレースで一世一代のツケマイを決めた瓜生が凄かったという他ないです。100切る起こしでこれやってるわけですからね。事故がなければ瓜生のまくり凄かったねとか外れて気分悪いけど瓜生がこんな凄いターンして勝ったならまぁしょうがねぇな、いいもん見たわとかで済んでたわけです。で、峰です。本人は「油断してたわけじゃないがターンマークに当たらなくてもまくられていた。瓜生さんが凄かった。」と瓜生の勝利を認めていますが、レース見返してみても明らかに外からの攻めを想定していない、もしくは外からの攻めは届かないから差しとまくり差しだけ気をつけて回ればいいだろみたいな舐め腐ったターンをしてるんですよね。で、瓜生のツケマイに慌てて握って鋭角ターンで小回りしようとするもそんな事が出来るのは丸亀のグラチャンの時の池田浩二くらいで峰のように旋回半径を必要以上に取るやつに出来るわけもなくターンマークに激突して差し構えの丸野、まくり差し決め打ちの平本、最内差しの毒島が避けれるわけもなく、平本の引き波にハマりながらも差しを狙った白井だけが咄嗟にハンドルを切り事故を回避して、なんとか3連単不成立、3連複不成立で止めて、更に最悪な事態の単勝と瓜生の複勝だけ払い戻しの2連単、3連単不成立の前代未聞の大惨事だけは辛うじて避ける結果になりました。勝った瓜生も事故レースになって素直に喜べないのは明らかで笑顔も心なしか堅くあんなに凄い全速戦を決めたのに41億円が返還になってしまった事ばかりが話題になってしまい後味の悪さだけが残る賞金王になりました。ただ瓜生としては多摩川のチャレンジカップで辻を差し優勝かと思った所で辻に差し替えされ、鳴門のBBCトーナメントでは丸野にまくり差しをくらい敗れていたので、今回勝利したことでここ2節の悔しさを晴らして一世一代のレースで久しぶりに黄金のヘルメットを被ることになったことがせめてもの救いな気がします。前に賞金王勝った後はF2で出走回数不足でA2落ちたりと天国から地獄を味わったりしてたわけですし、名人世代になったとはいえ今年は前本、濱野谷、原田、辻がSGを勝ってるわけですし瓜生も今回の勝利をきっかけにまだまだ頑張って欲しいですね。

3.2着以下の選手達について(白井、丸野、平本、毒島)

 ここからは瓜生以外の選手について、2着の白井から。スタート練習、展示から前付けに動いていたようにレース後のコメントでも「進入はどこまでも行くつもりだった」というようにおそらく70切る起こしも覚悟の上だったと思います。エンジン的にも峰や瓜生には少し劣っていて誰かの仕掛けに乗ってよりは深くなっても自力で勝ちに行くという多摩川のチャレンジカップの選抜戦で深い進入から強烈なツケマイで同支部の寺田祥を沈めて6位以内を確定させた時のレースをイメージしての戦略だったと思います。.05のトップスタートでしたが瓜生に止められ平本のまくり差しの引き波に沈められましたが前で事故が起きてる中でスピードを落とす事もなく咄嗟に回避できるのは卓越した技術でしょう。師匠の今村豊がどうしても取れなかったタイトルだからこそ弟子の自分が勝ちたいという思いがあるからこそ勝利への意欲は6人の中で一番強かったように見受けられました。動かないでほしいという人もいると思いますが、自分は白井は間違いなく動くだろうと思っていたので遮二無二勝利を掴みに動き、深い進入でもトップスタート、そして咄嗟の判断で事故を回避して準優勝、やれることはやったと思います。挑み続ければいつかは勝つチャンスはあると言ってたし、その言葉を次こそは現実にしてほしいですね。

 次は転覆の丸野。グランプリ初登場でファーストステージを勝ち抜けてセカンドステージでは峰の上を突き抜けるまくり差しで1着を取り、最終戦で白井を競り落として2着でトップに立つも峰が2着になり惜しくも2枠。2019年に地元の琵琶湖でG1を制覇、2020年も唐津周年を優勝、今年は尼崎、若松周年、鳴門のBBCトーナメントを優勝しSGも優出と間違いなく飛躍の1年になりましたが初登場の決定戦でも大活躍でした。最後は差し構えだからか避けるのも無理だったので峰の転覆に巻き込まれて終わってしまいましたが、ダッシュ選択してたとして145/236で白井に引っかかって白井が先攻めで峰叩いてたか、白井と峰が喧嘩するした所でまくり差しに切り替えても平本の方がチャンスはあったと思います。早めに差しに構えたのも瓜生の全速戦が決まる要因の一つになってしまった部分はあるかもしれません。その辺りは経験値の差が出てしまったけど、いい勉強になったのではないでしょうか。鋭いまくり差しなどを武器に来年はSG優勝の期待も高まるわけですが今まで以上にマークは厳しくなるので来年が勝負の年になるでしょう。

 次は平本。今年は蒲郡のG1を優勝、地元のMB記念でも準優勝、平和島のダービーでは予選トップの峰が負けた事で1号艇が転がりこみしっかり逃げてグランプリに駒を進め、トライアル2度のイン戦をものにして決定戦に進出しました。最後はダッシュを選択したのは白井がどこまでも行くと判断してのことでしょう。1マークも自力で攻めるか展開捉えてのまくり差しのどちらかが勝利を掴む方法だと判断してのレースだった様に見えました。ダッシュとはいえ.05の白井に止められながらその上をまくり差しで突き抜けを狙うも峰が1マークで転覆し避けきれず巻き込まれて失格という形で終わってしまいましたが、まくり差し決め打ちのようなターンで白井を叩いて突き抜けそうでしたが事故がなかったとしてもまくった瓜生には多分届かなかったでしょう。池田浩二がスタート事故に苦しむ中で愛知の新たなエースとしてこの2年で完全に定着しました。来年は地元の常滑でダービーがあり、グランプリの前にまずそこで連覇を狙うのが目標になるでしょうが2年連続決定戦に駒を進めた事もあり来年こそはという思いは強いでしょう。

 次に毒島。多摩川のチャレンジカップでFを切った後のグランプリファーストステージからの登場でしぶとく着を拾いセカンドステージへ。セカンドステージでは3戦目で1号艇を手にしてF持ちながら.04のトップスタートで逃げて決定戦に駒を進めました。決定戦はこれまで13年、15年、17年、18年、19年と5回走って準優勝が2回とあと一歩でした。今回は6枠でダッシュ戦を選択しましたが前付けに行っても深い進入で持つ足ではないと判断したのかダッシュで攻める選手に乗ってあわよくばというレースを選択したのは優勝を狙うという中で数少ない可能性に賭けたのは正しい選択だったでしょう。仮に白井と一緒に前付けに行ったとしてもオールスローの6コースか、カド受けになったとしてもダッシュからの攻めを止めれる足があるかと言われたら多分なかったはずです。平本が白井に止められてしまってもはや最内差しで連絡みを狙うのが精一杯で事故になった峰を最内差しでは避けられるはずもなく事故に巻き込まれて終戦となりました。レース後の身体よりも返還になってしまったことの方が痛いというコメントを見て巻き込まれてしまった被害者なのに結果的には返還の片棒を担ぐことになってしまったことに心を痛めている姿には責任感が強くファン思いの人間なんだなと感心しましたね。来年はSG優勝経験もある相性の良い大村ですし、気持ちを切り替えて悲願のタイトルを目指すのでしょう。

4.峰について

 で、今回の41億返還の元凶の峰です。個人的には今回の峰についてはトライアルに関しては今までの峰と違い、物凄く冷静に戦況を判断して上手く立ち回っていたように感じられてこんなに頭使ってレースするような奴だったっけ?というくらい別の選手なんじゃないのかと思ってしまうくらいでした。3戦目のトライアルでは濱野谷の伸びを見て濱野谷に仕掛けてもらって自分はしっかりまくり差しで2着以内を確保するという辺りは新聞で黙って6コースはないですよと言ってたような人間とは思えないくらいでした。で、1号艇が回ってきたわけですが前日の段階では住之江というのもあって峰で仕方ないなと考えても不思議ではなかったんですが、スタート練習、展示と峰は全部大幅なFをしていて、自分は峰が負けるとしたら多分Fだろうなと思っていたので全然スタートが決まっていない中で本番を迎えるなら今回明らかにいつもと雰囲気が違うのでやらかすなら多分ここだろうなと見てました。で、本番インから抵抗した丸野や瓜生よりも浅い位置(100手前)から起こして.07のスタートを決めて外からは誰も来ないと踏んだのか本人も勝った!!と思って余裕綽々のターンの態勢に入ろうとした瞬間に外から瓜生が来て慌てて抵抗しようとしたが間に合わず握って速度を落とさずにギリギリで小回りしようとしてターンマークに激突して転覆し、後続艇が次々と巻き込まれて峰含む4艇失格でSG優勝戦史上初の3連単不成立で2002年の宮島のグランドチャンピオン決定戦での西島義則と熊谷直樹(引退)のFによる24億円返還を大幅に上回る41億返還の大惨事を引き起こす当事者になってしまいました。瓜生に沈められた時点で峰が取れる選択肢なんてもう無抵抗で小回りして残すかそのまま引き波に沈んで大敗くらいしかなかったと思うんですが、それでは自分が主人公じゃないので嫌だという感情が強く働いたのか知りませんがどう考えても峰に取れる選択肢なんて全速で鋭角ターンで小回りなんてものではなく、なんとか大敗だけは避けるようにキャビらないように上手に小回りしてなんとか3着争いくらいにまでは残すか、そのまま引き波に沈んで大敗を受け入れながらも最後まで諦めずにレースをするくらいしかないんですよ。油断してたわけじゃないと本人は言いますけど、レース見る限りどう見てもスタートの時点で勝った!と思ってレースしてるようにしか見えないんですよ。あのスタートから1マーク行くまでの態勢ならそう考えても仕方ない側面はあるとは思いますけど、そうした驕りが今回の事故を招いた気がしないでもないです。トライアルで勝った際にさも優勝したかのようなガッツポーズを見せたり、俺は史上最強になるだの言ったり、明らかにこれまで以上に増長が見られるような態度が散見されました。SNSで批判的なファンに対して喧嘩を売るような態度取ったり、今回の件もInstagramやTwitterで謝罪していたのですが、批判も多かったけどファンからのメッセージのが多かっただの言ったり一言余計だなと思うと同時にあんな事やった翌日とかにSNSに謝罪しつつもこうやって書き込めるとかどういう精神をしてるのかと恐ろしくなりましたよ。ずっと感じている事なんですけど、峰は自分が主役じゃないと気に入らないのか道中も後ろの方を走っていたりすると他の選手よりも早く旋回態勢に入り内側を猛然と突っ込んできたりするんでSGとかに出る選手は上手いので避けてくれますけど、あからさまに八つ当たりみたいなレースをするのとスタートする際に必要以上に外に寄せてレースするのでそういう部分や言動含めて個人的には心底嫌いです。今回の件が今後峰にどのような影響を与えるかはわかりませんが心理的な影響は多分かなりあると予想してます。業界側がスターを作り出したくて神輿を求めてニュージェネレーションだのなんだのと持ち上げて言動などを咎めること無く黙認し続けた事もこういう自体を引き起こす要因の一つになっているのでは?と思ってしまいます。あくまでも個人の所感ですけど。スターというものは作り上げるものではなく、出てくる時は今村豊とか服部幸男とか山崎智也とかみたいに突然出てくるものだと自分は考えているのでSNSとかで峰のファンが峰がいなくなったら売上が落ちるだのスターがいなくなるだの言ってますが別に峰がいなくなっても毒島、桐生、茅原、平本だのがいるし若いやつなら羽野を筆頭に今年G1勝った栗城、板橋とか関東の宮之原だのいずれは台頭してくるし今は目立たないけど服部とか智也とかみたいにいきなりSG勝って度肝を抜くような奴が出てくるかもしれないわけで、叩き上げられたベテランが今年復活したように来年もマスターズ世代の選手が頑張るし、もしかしたら将来的に女子がSGを勝つかもしれないしスターなんていなくてもボートレースこと競艇は面白いと思いますよ。新聞で努力する姿や苦労してる姿を見せたくないというコメントをしていてこの人は自分のいい所やかっこいい姿を見ていてほしいのであって、かつて今村豊が言った自分は後ろを走ってる時に必死に少しでも前を追いかける姿を見ていて欲しいというのとは対極にある存在なんだと感じてしまいました。今回の件で自分自身を見つめ直し立ち振舞などを改めるのかと思ったら翌日にはSNSに元気に投稿して家族とUSJ行った写真あげたり、自分も人間だのとSNSに投稿したり、こいつは本当にどういう神経してるんですかね?普通の人間は多大な迷惑をかけた後に自覚があるならSNSなんてしばらくやらないんですよ、家族とUSJ行くのもゲームしたりするのもいいでしょう。そりゃ個人の自由です。でもそれを他選手や施工者やファンに多大な迷惑をかけた後にSNSに上げたりする時点で、悪いという自覚がない、反省していないと取られても仕方ないわけです。ファンへの自分は大丈夫だよというアピールアンチに対する効いてないアピールとしか受け止められないですよ。峰がすべきことは自分がしたことを真摯に受け止めて驕りを捨てて自分を見つめ直して1から初心に戻って出直すことであってネットで効いてないよ、大丈夫だよという同情を集めたりすることではないんですよ。それがわからないならどんなにタイトルを取ろうが本当の意味での最強にはなれないとお伝えしておきましょう。今回のことはヒーロー症候群の裸の王様から脱却するラストチャンスだと自分は見ていますけど、それだけに今回の対応は残念とだけ。2010年くらいに出てきた時のが今よりもよほど輝いてましたよ。来年はアパレル業始めるみたいですけど、事業が上手くいく事を心よりお祈りいたします。

5.最後に

 他のトライアル出場選手に関してはセカンド組の濱野谷、原田、桐生は順位決定戦でワンツースリーでフィニッシュしましたが、濱野谷は戦前伸びが評判で優勝候補の一角でしたが2度の2枠と伸び型のモーターが合わなかったのか2010年の雪辱を果たすことは出来ず、原田も初戦の大敗が響き、桐生はエンジンがセカンド組ではやや劣っていたのもあって思うような結果を出せずに終わりました。ファースト組からの篠崎、辻は機力がやはり差があったのと前者は1枠を活かせずに終わり、後者は枠番抽選にも泣かされて終わりました。あと菊地孝平は初戦大敗で2戦目でまくりで篠崎を沈めるも丸野と峰に差されて3着、3戦目は5枠と足を仕上げてはいたけど枠に泣かされたのと初戦の大敗がもったいなかったという印象でした。

今回のグランプリに関してはシリーズ戦含めて事故が多く、1999年に当地であった平池仁志が勝った新鋭王座決定戦に次ぐ事故の多さだったらしく初日にコースを動いた西山貴浩がまくって13万とか出たレースでは前本泰和がキャビって石野貴之と池田浩二が巻き込まれたりしていたし、シリーズ戦ではドリーム戦で太田和美がスタート行って攻めて坪井康晴と山口剛が事故になり太田は妨害失格、その後も転覆等が相次ぎシリーズの準優勝戦でも羽野、深谷、茅原、最終日には事故レースがF含めて決定戦とシリーズ優勝戦含めて5Rと住之江独特の水面と11月からスタートライン上にあるポールを建替えて位置が変わったとかも影響してたんでしょうか?ここまで事故が多いSGはなかなかなかった気がしますね。それにしても生きてる内にSGの優勝戦で3連単不成立なんてものを見れるとは思わなかったので、ある意味では峰は本人が言うようにスーパースターなんでしょう。若い頃に競艇で戦っていた瓜生と白井だけが生き残ったのは何とも言えないものがありますね。2012年の松井2014年の時の白井なんかも1枠で仕方ないだろという感じが前日の時点ではしてましたけど、レースでは智也が奇跡のようなまくり差しで松井を倒し、その日は強い向かい風が吹いて太田が3カドで.03だか行ってそれを止めた.06の井口が.14の白井を叩いてそこを菊地が突き抜けたかと思ったら最内から茅原とかですし、勝負って何があるかわからないし絶対はないと言うことを再認識しました。

追記

それとSNSで瓜生は妨害だろと言ってる人を見かけましたが、アレを妨害になると思っているならもう競艇という博打自体やらない方がいいと思います。あんなキレイなツケマイ見たのは菊地が今村沈めた浜名湖のグラチャン以来ですよ、あんな凄いターン見せられて妨害だなんて言ってるなら誰も全速ツケマイなんか出来ねぇよ。SNSで峰の転覆を攻めた結果と言ってる奴はいるが、攻めた結果というのはスタート行ってまくりに行ったが抵抗されて飛ばされて大敗、もしくは抵抗されながらまくり切るも流れて差されて負けた、インコースからしっかりスタートを行ってミスのないターンをしていたがそれでも差された、またはその上を行くツケマイを決められて負けたが最後まで諦めずに一つでも上の着を目指して走っていたとかであって事故になって他の選手に迷惑をかけた時点で攻めた結果でもなんでもないわけです。そんなものはただの自己満足の自慰行為でしかないです。選手自身は自分がやったことをわかっています、わかっていると思います。それをファンやメディア等が甘やかすのは絶対にやっちゃいけないんですよ。やってしまったことは仕方なくて、結果は変えられないんです。それを受け止めて、同じミスをしないように事故にならないように他に迷惑をかけず自分に出来ることを精一杯やるのがプロであって、そうした事故を攻めた結果などと褒めるのはファンもメディアも絶対に言ってはいけない事です。SNSなどの発達で選手とファンの距離が近くなったのはいい事かもしれませんが、だからこそボートレースはギャンブルであり、彼らはアスリートの様に立ち振る舞っても金を賭けている以上は博打の駒だということを思い出す必要があるように感じました。

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