AIと戦う

一時期、AIが人類を越えて侵食していき、AIに仕事を取られる、と言った論争が起きた。

単純作業はAIにさせて人件費を削減していく未来は近いうちに来るだろうと思う。 

そうなれば、我々は「AIができない仕事」をしなくてはならなくなる。

AIと人間の違いは、考えられるかどうかにあたる。

だからといって、AIが全く考えられないというわけではない。あくまで人間レベルまでには達していないという事。しかしAIの、いわゆる読解力のようなものは科学者によって日々成長している。

さて、ここで私が言いたいのは、これから失う職業はなにか?残る職業はなにか?ということではない。

AIと人間の違いは考えられるかどうか、今回はAIと人間の読解力の差を話したい。(以下、「AI vs教科書が読めない子どもたち」より)


例えばこんな問題があるとする。

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次の文書を読みなさい。

仏教は東南アジア、東アジアに、キリスト教はヨーロッパ、南北アメリカ、オセアニアに、イスラム教は北アフリカ、西アジア、中央アジア、東南アジアに主に広がっている。

この文脈において以下の文の空欄に当てはまる適当なものを選びなさい。

オセアニアに広がっているのは(   )である。

①ヒンドゥー教
②キリスト教
③イスラム教
④仏教

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さてこの問題の正解はもちろん、


②です。できましたか?

さて、恐るべきところはここからです。
これを中学・高校、なかでも進学校にテスト形式で出題しました。

この問題の正答率、高校3年生は66%です。
3人に1人はこの文章を理解することができなかったという記録が出ました。

はたしてこの3人に1人というのを聞いてどう感じたでしょう。

かなり深刻な問題だと私は思います。

次にこんな問題はどうでしょう

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次の文を読みなさい。

Alexは男性にも女性にも使われる名前で、女性の名Alexandraの愛称であるが、男性の名Alexanderの愛称でもある。

この文章について、以下の文の空欄に入る適当なものを選びなさい。

Alexandraの愛称は(    )である。

①Alex
②Alexander
③男性
④女性

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どうでしょうか?正解は



①です。できましたか?ちなみにこの問題はAIでも解けます。
気になる正答率は、高校3年生で正答率57%、高校全学年の正答率は65%となりました。

AIに勝てる人間は3人に2人しかいないと思うとなかなか深刻な問題だと思います。

本来、AIができない仕事を人間がやるはずなのに、3人に1人はその仕事ができずAIに仕事を奪われていくのかもしれない。


他にも、いろいろな事実が載っているのでぜひ読んでみてください。

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