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大学生が漢検準1級すっとばして1級とってみた ~準1級と1級の比較編~

こんにちは、Comparer(コンペアラ)です。

このnoteでは、漢検1級を取得した筆者が、「超現実的に、最短で、かつ効率的に1級を取得する」方法を伝授するnoteです。準1級を持ってない人に向けたnoteになっていますが、すでに取得している方でも今後の勉強に大変参考になるかと思いますので、ぜひご覧ください。

最初の投稿で、「随時、一級取得のコツとか公開するので~」みたいなことほざいたんですけど、とりあえず、漢検準一級と一級の違いは何ぞやってことを紹介しないとですね。敵を知り己を知ればはんとやらみたいな。

てことで、今回は漢検について主に準一級と一級の比較をしながらみていきましょう!

漢検とは

「漢検」とは「日本漢字能力検定」の略称です。

10~3級、準2級、2級、準1級、1級、と難しくなっていきます。

ややこしいのが「日本ビジネス漢字検定」との違いですね。

こちらはあくまでビジネスでの使用を想定したものなので、「漢検」とは全くの別物です。1級でも割と簡単に取れるそうですよ。

漢検そのものについては詳しい方も多いでしょうからこのへんで。

では、準1級と1級とでは、なにがどのようにちがうのでしょうか

難易度、勉強量、問題集、の観点から見ていきましょ~

準1級と1級のちがい ~難易度~

さて、本題ですね。

まず「難易度」の違いを、「形式」と「実体」の二点から述べましょう。

次の表を見てください。

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 漢検のホームページからも参照できます。

一番注目していただきたいのは、「対象漢字数」です。

準1級が3000の漢字から出題されるのに対し、1級は6000の漢字を読み書きしないといけないわけです!

しかもこれ、常用漢字(2級までの対象漢字)が2000あるんですけど、それ込みですからね。1級はそれに4000もプラスした量を覚えて扱いこなさなければならないわけです。改めて驚愕です。

そして次に見ていただきたいのが「主な出題内容」です。

こちらは情報が古いですね。いくつか間違いがあります。

まず、1級に「誤字訂正」はないです。準1級では出題されるんですが、、経験した人にとってはけっこう楽しいらしいですよ。ぼくは知りませんが☺

他には、「審査基準」に、「複数の漢字体を理解していること」とあるんですが、例示されているようないわゆる、「旧字体」の問題も現在は出題されてません。

そのかわり追加された問題がありますね。「語選択」とよばれるやつです。簡単に言うと、熟語の意味が問題に5問書かれており、ひらがなの語群から選んで漢字で書く問題ですね。いつも受験者をくるしめています(笑)

ざっとこんな感じですね形式については

では次に「合格率」を見ていきましょう。

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こちらも漢検ホームページで確認できます。

合格率も一目瞭然ですね。もちろん回によって変動しますが、1級についてはやや高めな感じですかね。ちなみに僕が初合格したのはこの回です。

でもひどいときは合格率5%代のときとかありましたからね。ちなみにそっちは僕が初受験してコテンパンにされた回です(笑)

それだけでもかなり難しそうですが、安心してください。さらなる地獄がありますから。

それは「リピーター」という存在です。

漢検1級に手を伸ばす人ってもう、趣味なんですよ。就活生が「資格とろう!」みたいな雰囲気じゃない。自分がどこまで行けるかを試す高尚(?)な趣味。だから受かっても何回でも受け続けるんですよ。

当然、一度受かってるんだから次も受かりやすいですよね~

はっきりしていませんが、合格者の9割ほどはリピーター、新規合格者なんて毎回両手で足りるんじゃないかなて勝手に思ってます。。

それぐらいのレベルってことですよねよーするに。

1級の桁違いな難しさ、お判りいただけたでしょうか。

もし準1級ですらむずかしそうなのに1級なんて、、ってかた、安心してくださいね。僕が今後書いていくことを参考にしていただければそんなに難しいことじゃないです。ぶっちゃけ。

準1級と1級のちがい ~勉強量~

つぎにどんくらい勉強すればいいのかってのをそれぞれ見ていきましょう。

といっても僕が準1級を受けてないのでなかなか比較は難しいのですが、、

準1級についてはだいたい3~6か月ぐらいが多いイメージがありますね。レンジありすぎてすみません。もちろん個人の忙しさにがっつり依存しちゃうところなんで断定なんてできないですが、大学生を想定するなら、夏休みとか春休みの長期休暇にしっかり勉強すれば不可能ではないと思ってます。

ただ1級、これはもうレベチ。

中には、準1級取るのにかかった時間の10倍かかるっておっしゃる方もいらっしゃるとか、、まあそういわれてもうなずける難しさですからね

ちなみに僕は1級取得に3年かけてます。もちろん、準1級未勉強の状態からです。サークルやバイト、授業で忙殺の日々でしたけどおそらく社会人より時間は取りやすいと思います。

えっ、大学生でもそんなにかかるの?!ってかた、ご安心ください。それを少しでも短縮するために僕の今後の記事をご覧ください。年単位で必要な努力を効率良く月単位までに圧縮してみせましょう。

準1級と1級のちがい ~問題集~

一度でも漢検を受けられたことがある方、どんな問題集をお使いになっていたでしょうか。中には過去問だけという強者もいるでしょうが、、

英検などは難しくなるほど問題集がより分厚く、より多彩になるイメージがあります。が、漢検は逆です。1級に近づくほど問題集がありません!数も少ないし、分厚くもないです!確か僕の記憶では公式問題集は3,4冊ほどだったかと思います。準1級でもまだそろってるほうです。

これこそが漢検1級の落とし穴です。公式のくせに公式問題集を漫然とやっているだけではおそらく本番は半分の点も取れないでしょう。

だからこそ、自分に合った効率の良い勉強法が必要なのです。しかし、それを探すには大変時間がかかります。かくいう僕も何から始めたらよいのかさっぱりで、最初の一年はまあまあ無駄に過ごした気がします(笑)

そんな無駄を少しでも削り、最速で勝ち取るために僕の今後の記事にご期待ください。結局どのような勉強法を確立するかは自分次第ですが、必ずや合格の一助となるでしょう。

準1級を勉強せずに1級に取り組むとどうなるか

これだけ1級が級が難しいとわかったのに、準1級をとばすなんて正気か?!と思う方、ごもっともです。

かくいう僕は、準1級取得に必要なお金を出すのが嫌で、どうせ1級うけるのだから!という理由ですっとばしました。ケチに見えるでしょう?その通りです。(笑)

でも実際に問題集も少なくはないし、検定料も安くはないし、学生にはちょっと痛い出費ですよ。もちろんいきなり1級に手を付けだすデメリットはありますがね。たとえば以下のようなことです。

・準1級レベルの漢字を知らない分、1級の問題集では荷が重い。

・準1級に合格した、という自信はない。勉強に取り組むメンタル的に不利

ぐらいでしょうか。

漢字が好きな人であればそれだけでも全く気にならないデメリットだと思います。

まとめ

準1級と1級のとんでもない違いがお判りいただけたでしょうか。

準1級を取っているか否かにかかわらず、やみくもに勉強しては自分の時間を大量に浪費してしまいます。ましてやあなたが学生なら、貴重な学生時代を「無駄の多い勉強に費やしたな」なんて思いたくないでしょう?!

だからこそ、それを未然に防ぐために、最初から勉強のコツを知っておく必要があるのです。もちろん僕の記事だけでなく他の方のブログから参考にするのもありです。引き出しは多い方がいい。ただ、超現実的な1級合格の道、準1級をとばしてでも最速で取得するすべを知れるのは僕の記事がベストではないかと自負しています。

これから書き上げていくのでこうご期待、です。


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