2023年第2回漢検準1級総括

漢検を受検された方お疲れ様でした。そして、標準解答が発表されました。
今回は前回より難しくなったように感じます。依然として、難化傾向が続いていることには変わりはありませんが・・・

ここでは特に難しかった問題を取り上げます

(四)書き取り
⑫より
「ヒゴイ(緋鯉)」が出題されました。この問題は漢検漢字辞典に載っている問題です。ヒゴイのような書くことが難しい動植物は書き取りに出題(書けるようにしておく)されることが多くなっていくと思います。

⑮より
「ブジ(蕪辞)」が出題されました。少し難しい熟語が出題されました。このような熟語も慣れていく必要があると感じます。漢検漢字辞典を使いながら書いていくことが多くなっていくと考えられます

(七)四字熟語
⑤より
「(摂取)不捨」が出題されました。意味は「阿弥陀仏がその光明の中に念仏の衆生 を救いとって捨てないこと(goo辞典より)」という意味です。
この四字熟語は漢検四字熟語辞典に載っていませんでした。このことから、漢検四字熟語辞典以外の四字熟語を知ったり見たりする必要があるのだと感じました

(九)故事・諺
⑩より
「礼楽刑政其の極は一なり」の「礼楽」が出題されました。漢検1級界隈でも話題になった問題です。
一部、漢検1級に出題されるような故事・諺を覚えたり書いたりすることが必要になっていくと考えられます


各設問の中に難しい問題がいくつかあるようにも感じます。例えば、公式の問題集や市販の問題集だけではなく、漢検発行の辞典を使って勉強することが増えると感じました。また、問題集に載っている問題を前提として、語彙(知識)を増やす(アップデート)していかないといけなくなっていると感じます

特に準1級は難化傾向が続いているので、対策をしていかないと最近の準1級に合格できないようになっていると思います

漢検準1級を受検される方はしっかりと勉強して、合格できるように頑張ってください

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