2023年第3回漢検準1級総括

漢検を受検された方お疲れ様でした。そして、標準解答が発表されました。
今回は前回より難しくなったように感じます。依然として、難化傾向が続いていることには変わりはありませんが・・・

ここでは特に難しかった問題を取り上げます

(五)書き取り
⑧より
「一隻眼」が出題されました。一隻眼の意味は
①一つの目。
②ものを見抜く特別な眼識。独特な批評眼。
という意味です(goo辞書より)。

三字熟語で少し難しい熟語が出題されました。三字熟語の少し難しい熟語を覚えることが必要だと感じました

⑲、⑳より
⑲は「輪禍」、⑳は「燐火」が出題されました
⑲の「輪禍」の意味は「自動車や電車などに、ひかれたりはねられたりする災難」という意味です(漢検漢字辞典より)。
⑳の「燐火」の意味は「墓地や沼地などで、自然に発生する青白い火。」という意味です(漢検漢字辞典より)。

一方は簡単な同音同訓異字、一方は難しい同音同訓異字が出題される傾向があります。しかし、今回はどちらも難しい同音同訓異字が出題されました。

(九)故事・諺
③より
「天人のゴスイ」が出題されました(正解は五衰)。
意味は「天人が死ぬときに現れる五つの衰弱の相」という意味です(漢検漢字辞典より)。

基礎的な故事・諺だけではなく(ランクでいえばAランク)少し難しい故事・諺を覚えたり学習したりする必要があるのだと感じました


各設問の中に難しい問題がいくつかあるようにも感じます。例えば、公式の問題集や市販の問題集だけではなく、漢検発行の辞典を使って勉強することが増えると感じました。また、問題集に載っている問題を前提として、語彙(知識)を増やす(アップデート)していかないといけなくなっていると感じます

特に準1級は難化傾向が続いているので、対策をしていかないと最近の準1級に合格できないようになっていると思います

漢検準1級を受検される方はしっかりと勉強して、合格できるように頑張ってください

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?