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否定からは何も生まれないし、 だからと言って何事かを肯定する必要もない

以上。文章終了。


でも別に良いのだが、補足はしよう。
よって以下は、補足としての本文、という意識で。

というのは否定者って、その否定したものの逆側に立つ事が結局の所多いわけだ。でも逆側に立ったら、それはそれで、否定した事象の影響下にあるというか。

前回書いた事を例に出して言えば、「束縛も、束縛からの解放も、いずれ束縛に変わりない」というか。

という事で、それは反動というものだし、反動ってのは、なんであろうと、よくない、と自分の中ではそうなっている。だから、そもそも反動が起こる程のアクションは必要が無いというか。力強くなくていいわけだ。反動がこない様に、そっと、でいいんだよ。

・・って、段々アブストラクトな話になって来ているが。
なんせ俺は桜井章一の新書本やら文庫本やらを10冊以上は持っている人間ゆえに、多少そういう表現が増加してくるのは仕方がないと言える。

だけど信者では無いんだよ。胡散臭い人間だなというのは彼の存在を知った時からずっと思っているし、ただその胡散臭い親父の話を聞いてみると、驚く事に良い事をいっぱい言っている。だからブック〇フとかで100円とかで本が売ってたら買う。というだけで、それだけの事であって。

と、話がそれてしまっているかの様で、どっこいそれてない!!!
これが本題とも言える。
要するに、「胡散臭い人間だな」という印象だけで最初から否定を決めこんでしまったり、「大手メディアの言ってる事だから」と最初から肯定を決めこんでしまったり、そういうことはしてはいませんか?という事。

そしていずれにしても、肯定も否定も同じ様なものだと、個人的には思っている。それは冒頭にも書いている通りであり、だから肯定も否定もいらないんだよ、というのが個人的意見。ここは自分もそう思う、ここは自分としてはそうは思わない、と、いちいち全部自分基準の、自分語りの、自分アワーの自分アワード、もしくは自分・オン・パレード、でいいじゃないですかと。

でも多分、皆、自分基準ってのが脆弱だという悪い意味で謙虚な気持ちを持ってて、それゆえに何かを肯定したり、肯定の反動で否定したり否定の反動で肯定したりしているのでしょうけど。

ならば、それに沿って言うならば、「弱かろうがなんだろうが、とりあえず自分基準でOK!」という事だろうな。

そして別に、自分基準、弱くないですよ。自分の直感直観に従ってさえいれば。

直感に従うって事は、変なバイアスを持たないという事。例えば月間ムーより日刊読売新聞が信頼出来るとか、もしくは日刊読売新聞より月間ムーが信頼できるとか、それはどちらもバイアス。どちらも部分的にそれぞれであると、偏向メガネをはずしたものの見方をしようぜ、と言いたい。

あと人は不安を感じる生き物であるからして、それゆえに何か自分の中で信用出来るものを見つけだそうとして、そして見つけ出しだら、後はどこまでもそれについて行く事で不安を軽減しようとする、という心理傾向もある様に思う。

ここに関してはこう言わせてもらう。
不安はある。不安は消えない。だからその事実を受け入れよ。」と。

なんせ実際の所、己の船の舵取りをやめてしまって、ただ紐で舫って(モヤッテ)、巨大船にただただついて行く運命に身を任せる方が余程不安な事であるからして。

だから人生は、必然、孤立が必要とも言える。
しかし「孤立の不安があったら、自分で色々調べて知識を持てよ」、とは言わない。何故ならそこでインスタントに得る知識自体が結局肯定だとか否定の産物であったりするわけで。

だから持つべきものは知識ではなく、あれやこれやをばーっと並べて、それを俯瞰して見る、そんな直観、そこで得られる直感、であろう。
これを(無理矢理)「知恵」と呼んで、「知識より知恵を持つべし」、と格言風に仕立て上げ、やはり無理矢理まとめたい。

なんせ知恵、なんてものはそもそも抽象、アブストラクトofアブストラクトの、カーマール・ジ・アブストラクトであるからして。だったらなんだって、知恵、と言ってしまえばいいんだよ。

だから、あれやこれやの情報をバーっと一覧で並べては俯瞰鳥瞰する様な「肯定や否定に囚われないものの見方」の事を、「知恵」であると、ここでは無理矢理定義します。そしてまとめます。「まずは孤立して、孤立の不安を知恵でもって軽減して生きよ、己の舵取りで人生の荒波を乗り越えて行けよ」と。言いたいのはそういう事。でももしかして偉そうなこと言った?
でも実際は偉そうな人間ではないよ。格言好きなだけ。色んな人の格言ばかりが載ってる文庫本みたいなのも4冊は持ってる様な気がするよ。

そして言ったそばからなんだが、まあ実際は、孤立さえ出来れば荒波なんてのは大したこと無いよ。自分の意識次第で消す事だっていくらでも出来る。それ自体も一つの能力、見えざる力と言っても良いと思う・・なんてまたアブストラクト気味に終了しておく。

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