高3の頃に実践した勉強法〜過去問対策〜

こんにちは佐藤寛司です。
この記事では僕が高3のときに実践していた、東大に向けての勉強法を紹介しようと思います。

受験生の参考になれば幸いです。
この記事では過去問対策について紹介しようと思います。

・使用した教材
使用した教材と使用した時期について簡単にまとめます。
・具体的な流れ
詳しい使い方、使用目的などを知りたい方に向けて、おおよそ時系列でどのように勉強を進めたかを書こうと思います。

【使用した教材】

・東大の25カ年全科目

・東大オープン過去問

・東大実戦過去問

・有名大学の過去問1〜2年

・センター試験過去問

【具体的な流れ】

高2の10月に既に、最新7年分が収録された東大の赤本を買っており、一年分くらいは高2の間に解いていたんですが、本格的に過去問演習を始めたのは高3の夏からになります。

高3の夏から秋にかけて東大の25か年を中心に過去問演習をし、11,12月はセンターの過去問を解いていました。センター試験後はまた二次試験の対策という流れでした。

(二次試験対策)

夏は東大の過去問演習に集中すると決めていたので、学校の夏課題が終わったらすぐにとりかかりました。数学は一番早く過去問が解けるレベルに到達していると感じたので、夏休みが始まってすぐに「東大の文系数学25か年」にとりかかりました。年度順ではなく、「整数」「確率」のように分野別に配列されていたので、本番の気分が味わえず残念でした。それでやる気が出なかったのか、あまり出来が良くありませんでした。

英語も課題が終わり次第取り掛かりました。英語の25か年も大問別に収録されており、しかも年度順でなく難易度順になっていたので本番の練習ができませんでした。1(A)を25年分解いたら、1(B)を25年分解くという形で進めました。英作文は学校の授業で多少過去問を解いていたので後回しにして、1(A)→1(B)→4(A)→4(B)→5→2(A)→2(B)という順番で解きました。秋までかかったと思います。

世界史の25か年も夏休みに取り掛かりました。世界史も大問別に配列されていたので、単なる語句問題の第3問を最初に終わらせました。次に小論述が出題される第2問、大論述の第1問の順に解きました。大論述は問題集で既に解いたことのあるものも多かったんですが、赤本と問題集では解答例が違ったのでもう一度解き直した上で解説を読みました。ただ全体的に赤本の解説が淡白なので解きっぱなし感が否めません。

秋になってから、古文、現代文、地理の25か年を始めました。現代文はこれで本当に点が来るのかというくらい文章に忠実な答案が書かれていたので、肩の力を抜いて解答することを学べました。古文は年度順に並んでいましたが、古文と漢文に分かれていました。本番気分は味わえませんでしたが、これはこれで片方に集中して演習を積めたのでよかったです。

漢文は過去の年度を遡ると漢詩が多く出題されていたので、そのときにかなり漢詩への勘が培われました。結局出題されなかったので必要なかったんですが。

地理はかなり苦手意識がありましたが、何年分も解いていると解けそうな大問に出会うこともあったので安心しました。遡りすぎると統計データが現在とかけ離れすぎていてあまり意味がないと感じたので、25年分を解ききることはしませんでした。

センター試験が終わった1~2月に、25か年ではない普通の赤本を解きました。予め25か年は少し古めのものを買っていたので、解く年度がかぶることは避けられました。普通の赤本は年度順に配列されていたので本番の気分で解くことができたので良かったです。二次試験の4日前くらいから、一度も手を付けていなかった2013、2014を本番とほぼ同じ環境で解きました。

4日前:2013 国語→数学

3日前:2013 地歴→英語

2日前:2014 国語→数学

1日前:2014 地歴→英語

過去問対策に含めてよいかわかりませんが、東大の二次対策としてオープン模試や実戦模試の過去問も夏休みに解いていました。科目別に三回分収録されている本が売られていたので模試の前に解きました。本家を真似ているだけあって本番のつもりで集中して解くことができたのでかなりいい練習になりました。詳しい解説や採点基準、得点分布も載せられていたので採点して自分の順位を仮想することもできたのも良かったです。オープン、実戦の英語、国語、地歴をそれぞれ一冊ずつ買った。気に入ったので、二次試験直前期にも二周目を解きました。
二次試験直前期は中途半端な時間しか残されていなかったので、新しい問題集に手を付けることができず、今まで解いた問題の総復習を終えた後に、東大以外の大学の過去問を解くことにしました。

難易度を考えて一橋、京大、東北、名古屋、早稲田、慶應などを解きました。早稲田政経は一般入試を受ける予定だったのでその対策も兼ねていました。東大に落ちた時のために一橋後期に出願していたので、東大受験後はその過去問を解きましたが、正直燃え尽きてしまってあまり集中できませんでした。

(センター)

センターの過去問は東大の過去問を解ききった後の、11、12月に解いた。数学、英語は解く必要をあまり感じなかったので解いていません。理科基礎も新課程の過去問が一年分しかなかったので同様です。

結局、センターの過去問をしっかり解いたのは世界史、地理、国語だけになります。世界史は河合塾の黒本を使いました。毎日一年分のペースで解き、大体0~2ミスに収まっていたので10年ほど解いて切り上げました。地理も黒本を使いました。データが古いとあまり意味がないので、これも10年くらいで終わらせました。国語は赤本を使いました。何度か解いていくと160を下回ることがほとんどなくなったが、それでも目標の180に届くことは多くなかったです。センターの赤本に収録されている問題は全て解きましたがそれでも現代文の苦手意識が解消されることはなかったように思います。ただ漢文に関しては勘が掴めてきて、大体0~1ミスに収まるようになりまし。古文は文章の難易度にかなり左右されました。赤本以外にもセンター形式の問題集を解いた。学校で配られた駿台の青パックも解きました。

さらに本番の数日前から最大の難敵である地理、国語の最新3年分(追試含む)を解きました。最新数年分を本当の直前期に解かずにおくのもいいと思います。地理は全て90を超えたのでギリギリ間に合ったなあという感じです。ただ国語は9割に届くことはほとんどありませんでした。

(おまけ)

全く関係ない話題になりますが、実は高3の初めに、英作文、論述は自分で判断するより人に見てもらった方がいいと担任の先生に勧められたので、Z会の通信を始めました。東大関連の講座全てと、英作文の講座、英語長文の講座をとりました。本当に必要だったかは置いておいて、良い演習になったので後悔はしていません。


過去問対策の話は大体書ききったと思います。質問・要望等ありましたらコメントでお願いします。最後まで読んでくださってありがとうございました。


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