エーデルワイス賞(10/31 門別競馬11R)
まずは展開予想。逃げ候補がアーデルリーベ、エターナルウインド、ハーフブルー。レースぶりとキャリアの浅さからモマれるのを嫌いそうなのがイッシンフランとミリアッドラヴ。ハイペースになり、ゴール前は混戦になるのを前提としての予想で全馬を解説。
1.イッシンフラン
レースぶりとメンバー構成から千二の最内枠でモマれる可能性大。危険な人気馬と見て印も付けなかったが、ダート競馬JAPANで共演した競馬ブック・山下優さんの解説を聞いて、この馬は買わないと強く心に決める。詳しくはダート競馬JAPANをご覧ください。
2.トレヴェナ
角川厩舎所属で、騎乗経験のある阿部騎手が「根性があります」と評価していて、今回の追い切りも「いい動きでした」とのこと。3走前は直線で窮屈になりながら0秒1差3着。前々走の勝ち馬ゼロアワーは、その後にフローラルカップ、ブロッサムカップを楽勝した実力馬。トレヴェナは馬群を割って3ハロン38秒0は抜けた№1の上がりタイム。前走は急遽乗り替わりとなり、スタートからチグハグな競馬。なし崩しに脚を使った分、直線で伸びを欠いての3着で力負けではない。砂を被っても怯むことなくシッカリ伸びて来る力強い末脚がセールスポイント。ゴール前で混戦になった処を急襲するイメージで◎。本当は外枠が理想だったが、エーデルワイス賞に良績を残す角川厩舎、先日2600勝を達成した山本騎手の手腕に期待!
3.ミリアッドラヴ
新馬戦は同日ダート千四で、未勝利より2秒速く、古馬1勝クラスと同タイムという優秀な時計。3着は2着から2秒2差をつけて、2着馬は次走で楽勝と中身も濃い。◎にしようかと思っていたが、枠順を見て心が揺らぐ。前走は楽に先行しているとはいえ、中京千四の芝スタート。外から主張して来た馬は1頭だけで、スムーズに切り替えての二番手。今回は千二に短縮して、最初に書いた通り先行激化しそうなメンバー。キャリア一戦、うまく対応してリズム良く走れるのか、モマれた際に力を出し切れるのかといった不安材料があり、人気になる以上は◎にしたくなかった。ただ、スンナリ行ければ楽勝するだけの能力はある。
4.シルバーミラージュ
ここ2戦がオープンで3、4着。先行してバテないが、切れる脚もないタイプ。スンナリ先行できれば残り目もとは思うが、このメンバーでは厳しいと見る。
5.エイシンマジョリカ
ここ2戦が差す競馬で連続3着。ともに外差しということで馬群をうまく捌けるかという条件はつくが、前走は牡馬相手のネクストスター門別で№1の上がりタイム。リーディング・石川騎手の手綱捌きに注目。
6.アーデルリーベ
レースを見て相当な能力を感じたが、前走が10/20で中10日での出走。出走予定馬を調べると10/21の段階でも補欠。10/24の最終発表で、ようやく繰り上がっての出走。間隔がなく、北海道までの輸送を考えると2歳馬にはキツいローテー。逃げて楽勝もある好素材だが、人気になる以上は馬券的に嫌いたい。
7.エターナルウインド
早目に交わされた前走が大敗。最後は流して楽勝した前々走から気分良く逃げれば上位争いと思うが、最初に書いた通り先行激化の予想。前走は負傷して乗れなかった主戦・桑村騎手に戻って、どう巻き返してくるか。
8.ラインパシオン
小柄な牝馬で新馬勝ちは51キロの恩恵大。相手関係も含めて厳しいと見る。同馬もダート競馬JAPANで山下さんの解説あり。
9.ワンダーウーマン
前走はモマれる形でモロさを見せて初めて着外。展開が厳しいと見るが、外目スンナリなら残り目があってもと思う。
10.レディーティアラ
前走は初遠征、初の一周競馬。ペースが上がった時に置かれたものの、直線は際立つ脚いろ。外枠歓迎、混戦向きの末脚もあり侮れない。
11.イイデマイヒメ
残念ながら取消し…。
12.パトリオットゲーム
追い切り騎乗の野畑騎手は「右回りでも問題はなし」。23時間もの長距離輸送になるが、一緒に馬運車に乗ったことのある他厩舎の厩務員さんも「2歳馬とは思えないくらい、物怖じせず堂々としている」と話すタフな精神力。強敵揃いだが、相手なりに走れそうなタイプ。外目で流れに乗った競馬ができれば。
13。ハーフブルー
直接的、間接的に「能力は高い」と耳にする馬。スピード能力は上位で、良馬場での持ち時計は№1。内から主張しそうな馬はいるが、大外枠から自分のペースでリズム良く先行できれば押し切りも十分。