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最初の一歩は行動のまえに声に出す事ではないでしょうか?

私たち人間は産まれて以来、五感を使いながら生きていますが、その全てを現実にする事はありません。


1日に数千回の選択を脳の中で処理していると言われますのが、私たちは選択しなかった現実の可能性について後になって後悔します。


占いの勉強を始めてまだ日が浅いですが、様々な事を気付かされました。


そのひとつが、「人間は頭で考えることについて言い訳をする生き物」と言う事実です。


大人になる程、他人からの評価や失敗を恐れて口にしなくなるような事に気付いた事はないでしょうか。


これは見方を変えると、自分に逃げ道を作る行為のひとつとも言えます。


ここで多くのかたが挫折や可能性を閉ざしてしまう事が殆どではないでしょうか。


インターネットのコメントでよく目にするコメントとして、成功者は行動するのが早い、と言うものや、素直だから結果が出る、と言うものがありますが、以下の条件で考えた場合どうでしょうか。


あなたのしたい事が全くない、或いはしたい事が多過ぎて定まらない。


この状態で失敗の確率を考えるのであれば、したい事がないのは続きませんし、仮にしたい事をひとつ見つけた時に上手くいかないと、途端に挫折感を味わい易くなります。


したい事が多過ぎな場合に関しては、幾つか絞って、順次上手になりそうなものから優先順位をつける、と言う選択が出来ます。


また、失敗する数は多くなるものの全体の中で幾つかが上手になるのであれば、結果オーライとも言えるでしょう。


上記を比較した結果、したい事が幾つかある状態で失敗した感情を分散させる環境や、飽きが来ない状態で、それぞれを適度にローテーションさせる事が出来るのが、思考を現実にする確率を上げるひとつの手段になるように思えます。


ですが、人間は仮に計画を立ててもその通りに行くとは限りません。


自分で自分を裏切る事もあるからです。


その習慣がある限り、覚悟や強い意志と言うものが高いハードルになるでしょう。


そのようなかたがそのまま計画を立てたり行動をしても、思考の段階から現実に影響を与える可能性は低いと言えます。


これを解消するには、普段から生活するタスクであったり、精神的な負荷のない予定に関して「必ず口に出す」と言う事が重要なのですが、殆どのかたはこの習慣がないが為に、自己評価の低い状態になりやすいと私の分析上の結論が出ています。

そうなるとその先でまた言い訳や理由をつける良くないループが始まるわけです。

これは占いの際にも自然と行われています。


占いはその文字の形象から「カギ」を連想させますが、このカギを与えるのは占術師ではなくツールであるカードや星読みのホロスコープなどです。

占術師はクライアントの「違和感のない状態を探る切り口を幾つも持っていて、その言語化でクライアントの利益に近づける行為」しかしていません。

占いで人生が変わるような場合、クライアントが今まで口にしなかった事や自分が認識出来ていなかった事を「内省しカギを持つ」事から始め、この段階になって始めてゴール設定に向けた「言語化」を明確にする事で、違和感のない道がイメージとして拓ける、この状態に変化する事で後は実際に行動するだけとなります。


ところが先程からこの行動する段階では、明示していないイメージや言語に言い訳や理由がつけ易く、本来期待される行動が正常に出来ない事で、占いが当たらない、占い師が良くない、失敗した、飽きた、と言う事になるのですが、普段から自分が出来る事も発声で言葉にして実際にタスクを消化する習慣が出来ていると、普段出来ているのに言い訳や理由を付けている自分に違和感を覚えるはずです。


ある種の暗示ですが、都合の良い時だけ「自分なら出来る」と言う、口だけの暗示と、普段から口にしながら「いつも出来ていて、今回は少しハードルが高いだけ」と言う状態はどちらが達成しやすいでしょうか。


こうして考えると、行動の前に幾つかの環境材料を揃えてから行動するほうが望ましく、その過程で既に、行動にすぐに移せる状態の準備期間として「常に適度な数の目標を持ち、口に出してゴールを言語化する」と言う段階を経て、行動してみてはいかがでしょうか。


また、ハードルの高さに応じて、脳や身体を酷使する場合もありますので、飽きずに続ける為にもこまめな休憩を挟んで無理なく計画するぐらいの調整が必要かも知れません。


今回は占いそのものよりも、習慣が行動に与える影響に近いお話として捉え、その積み上げが実際に現実的なタスクの達成に至る、と言う流れが自然ではないかと思いましたので、備考しておけたらと思います。

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