【推しの子】153話感想

カミキとの直接対決

ちゃんと始まってくれてよかった

映画がフィクションなのかノンフィクションなのか
まあアクアはカミキ本人に取材してないわけだし
映画なんだからエンタメ要素が入っている
カミキが解釈違いというのもわかる

それをアクアが否定する
「この作品はフィクションなんかじゃない」
カミキの心情についてはカミキの言う通りだろう
ではなにがフィクションじゃないのか?

それはアイの心情

アクアはアイからの動画を持っている
アクアとルビーが生まれる前にゴローはアイに会っている
カミキが知らないアイをアクアは知っている

さて、アクアの真実とはなんだ!?

回想シーン

という流れだからアクアがアイの心情を語るのか?
と思ったら過去回想
引っ張るぞ

映画じゃない
本物のカミキの心情
つまり構成としてカミキの過去回想というカミキにとっての真実をみせたあとで
アクアがアイの真実を映画ベースでみせるという構成になるんだろうな

姫川夫妻の葬儀の前の話

姫川愛梨から告げられる
「大輝は貴方の子供なのよ
 私からは一生逃れられないんだからね」
愛梨と同じことをアイにする
アイとの間に子供を作る
一生逃れられないようにする

アイとの間にアクアとルビーが生まれる
自分のものにしたはずのアイ
「僕のこと愛してるよね?」
「分かんない」
これがきっかけになって姫川夫妻を心中のつながる

おそらくカミキは姫川夫妻の心中を意図的に引き起こしたはず
姫川愛梨から逃れるために

カミキヒカルの名前が神木輝で
姫川大輝の輝がヒカルからもらったのエグいな

姫川夫妻の葬儀

「お前が背負っていくんだ 2人の命を
 生きているお前がこれからもずっと」
「僕が……背負っていく?
 背負っていかなくちゃいけない……?」

消したはずの姫川愛梨の存在
「私からは一生逃れられない」
苦しい 命の重みが心臓を押しつぶす

カミキが2人の命を奪った責任を取るとか2人の意思を引き継ぐみたいな印象を受ける
たしかに大人はそういった意味で伝えている
けどカミキは違うはず
姫川愛梨はカミキに性的虐待をしていたわけだし、上原清十郎もコンプレックスで才能ある女を抱く人間だと大輝に評価されるような男
カミキから見て意思を引き継ぐべきものは無い

つまり実態は
ー 愛梨からは逃れられない ー
愛梨の呪いみたいなものだろうな

アイへの依存とアイからの別れの言葉

逃れられない愛梨を背負いながらアイにべったり依存
アイからの別れの言葉
「私達もう合わないほうが良いかなって」
これがおそらくカミキの解釈とアクアが知ってるアイの真実にズレがあることなんだろうな

ここを掘り下げるのは次回にしよう
いろいろ思うけどまずはカミキのターンをしっかりみないと先走って空回りしそう

命の重み

死んでも命を背負っていくということ
カミキは姫川愛梨の命を背負うことになった
死んでも消えない存在

アイが死んでアクアとルビーが命を背負った
アイが死んでも消えない

もしかしたらカミキはアイを永遠にするために殺したのかもしれない
アイを伝説にするために
アイ以上の存在がいないことを示すために

もしそうだとすると
アクアがアイの映画を作ったのはカミキの計画通り?
さすがにそこまで思ってなくてもカミキがアクアの映画のスポンサーになったのは利害の一致かな

また、ずっと不思議だった片寄ゆらをカミキが殺した理由がわかった気がする
アイに並ぶ可能性がある芽を潰すため
カミキが芸能会社の代表取締役をやっていたのもそのためなのか?
というか会社名「メディア EYES」アイとアイの瞳の星の意味か

「価値ある君の命を奪ってしまった僕の命に
 重みを感じる」
片寄ゆらを殺したときのセリフ

「命の重みが心臓を押し潰す」
今回のセリフと重なる

なんか重い話になったので

ところで
「僕とアイが年相応の不器用な恋をして
 それなりに気持ちが通じ合っていた様に描かれていたね」
これってさ
ゴローとさりなのキスシーンなんだよな

つまりカミキ評によると二人は不器用な恋をしているように見えたわけかー
そうかー

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