【ガルクラ】ガールズバンドクライ ED「誰にもなれない私だから」を読み解く

13話の後のエピソードであるエンディング
歌と映像から読み解く

誰にもなれない私だから

仁奈

勉強に飽きて音楽を聴く
作詞してるのかもと思ったけど単語帳と赤い暗記シートあるから勉強だな
空の箱 桃香さん時代のダイダス
はじまりの歌から引かれた赤いライン

桃香さん

ギターを弾く
空の箱のCDを見つめる

すばる

ゲームに飽きる
ドラムに手が伸びる

横になる
上に伸ばした指にはエアキーボード

ルパさん

コーヒー飲みながら読書
目線にはベース


それぞれの休日のイメージ
音楽以外のことをしていてもつい音楽に手が伸びる

仁奈からのメール

ダイダスの全国ツアーのポスターを見る
いてもたってもいられず走り出す仁奈
4人にメールする
「私達も全国ツアーしよう」

あきれながらもニヤける4人

黄色いハイエースで出発

ペットは三浦さんが預かる
5人だけの全国ツアー
仁奈の家族も呆れる タバコは控える父
みんなでお風呂
髪を切るすばる
モンブラン智
トゲトゲの車は進んでいく

三浦さんとのつながり

三浦さんとつながっている
ということは退所してないのだろう
ダイダスとの対バンで客を集める事ができなかったトゲトゲ
責任を取る意味の退所届提出
でもそれは子供の理屈

トゲトゲと会社の繋がりは契約に縛られている
おそらくは今後◯年間の曲は会社から出すという専属契約が行われたはず
もし責任を取るとしてもそれはトゲトゲじゃない
社員が責任を取ることになる
つまりトゲトゲが勝手に辞めると責任を取るのは三浦さん
トゲトゲの決断は強かった
トゲトゲを事務所に誘った三浦さん
トゲトゲの意見は会社に損害を与えること
それを受け入れたからには覚悟があったはず

他人との関係

仁奈と父親
仁奈とヒナ
桃香とダイダス
トゲトゲと三浦さん
ガルクラは他人の認識の違いを示してきた

「大人はわかってくれない」
「誰かのせい社会のせいにする」
「なにかあったら辞めればいい」
言ってしまえば子供の拒絶
理解し合うことを拒否して勝手な想像で相手をカタにはめる
これもある意味 空の箱の用意されたコタエ

三浦さんからの気持ちを理解し退所取りやめたとする
それは折れたわけでも負けたわけでもない
信頼と理解の証

切れない赤い糸

辞めたら終わりなんてことはない
ダイダスからの脱退した桃香さん
退所届を出したはずの事務所
切ったはずの糸
ダイダスの空の箱から伸びた糸はトゲトゲを手繰り寄せて一つの歌につながる

誰にもなれない私だから

♫誰かに染まれない
誰かの意見に従うことはできない
弱さを見せずに突っ張って生きてきた

♫さりげない会話すら傷つく心は
会話 相手の言葉で傷つく
相手を敵にする誰も幸せにならないすれ違い
そんな嘘なんて全部捨てていけ

♫大逸れてないよってただ聞きたくて
ありえなくは無い夢の共有
焦ったり背伸びする必要はない
変わらなくてもいい今を続ける

♫何度だって 感情ばっか揺れ動いて
感情にかられて敵を作って嫌われたと思っていた
誰にもなれない誰かに従って生きることはできない

♫さよなら さよなら要らない全部
他人からの要らない言葉
他人の評価を全部気にしなかったら
捨てしまえば自分として生きることができたのか?

♫立ち止まる事ばかり覚えてしまった
衝突したら停滞していた
歩みを止めて悩み歪んでしまった
後悔ばかりで何日も進めなかった
未来には歩く先には誰かがいる

♫代償なんて 
仁奈と一緒に歩いていくと決めたけど
仁奈を過去の自分を壊したくなくて想像にとらわれ迷ってしまっていた
叶えたい夢がある

♫感傷ばっか 
他人を理解しないことで突っ張ってきた
仁奈の希望になれるのなら独りでもいいと思っていた

♫紛れもない自分を信じて 
これからも他人の声で傷つくことはある
それでも自分を信じる
誰にもなれないのは自分が自分だから
自分を信じて進む
傷つくことがあってもまた進めばいい 歌えばいい


ダイダスとの別れを決意した歌である空の箱
空の箱を歌ってから一期のラストに至るまでの桃香さんの心境を歌った歌
理想を夢を持っていたが挫折した
現実を敵として突っ張りトガって停滞していた
仁奈に出会えて歌が届いていたことを理解した
自分を捨てて夢を仁奈に託して終わろうかと思っていた
一緒に歌えばいい
偽りの敵に囚われていた自分を解放させて
これからも傷つくだろうけど自分の気持ちを捨てない
このまま歌い続ける歌うことを辞めない決意の歌

桃香さんのトゲトゲの成長の歌
停滞する必要はない
一緒に歌う仲間がいる

成長と変化

桃香さんは成長した
敵を作って敵に心を乱されて停滞していた
でも実は敵じゃなかった
ちゃんと向き合ってなかった
ただ自分と考えが違うだけの他人だと受け入れた
他人がなんて言おうと大事なのは自分
ダイダス時代に否定した服を着れるようになった変化

クソな現実に中指立てる
他人を否定することこそがロックだ
それがロックだという人からすると置いていかれたような変化
裏切られたように思う人もいるだろう
解釈違いだ日和ったと思う人もいるだろう

でも桃香さんの本質は変わってない
自分の心を歌を届けたい
その原点に立ち戻り進むべき仲間を見つけ歩み続けると誓った
誰にもなれない私だから
誰かになるのではなく自分であり続ける誓い

誰かのロックの気持ちを背負う必要はない
誰かが作った道を進むのではない
誰かが後で進んでくれるように道を作るのでもない
傷を舐めあって停滞するのではない
桃香さんが進む道を歩く
桃香さん自身の気持ちを押し通すロック

これによって特定のファンとは道を違えるかも知れない
解釈違いと思う人もでるだろう
でも気にしない
先に進むと歌い続けると決めた歌


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?