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勉強法1 ものを覚える(テキストでの勉強系)について

備忘録として整理して書いておこう。
私の中でものの覚え方、技術の体得のしかたがだいぶわかってきた。新しいことを知るということは脳汁ドバドバ、快感体験なのでこれからもたくさんやっていきたい。
しかしその一方でやり方を間違えるとストレスでしかないので、ストレスにならなくて効率のよい方法を書き記しておく。

ものを覚える(テキストでの勉強系)について
効率の良い方法、結論からいうと以下の二つだ。
1. プライドを捨て、テキストのタイトルは忘れる
2. 初見はスピード勝負

2014年、私はめちゃくちゃ勉強していた。
趣味として「検定を取る」ということをこの年に全力でやっていたのだ。お遊び系から真面目なやつまで、2014年に取得した資格・検定は以下の10個(簿記は3級と2級で2個扱い)

・パンシェルジュ 3級 (パンの知識)
・簿記 3級・2級
・妖怪検定 初級 
・ITパスポート
・CAD利用技術者試験 2級
・宅地建物取引主任者試験(宅建)
・BATIC(国際会計検定) Bookkeeper
・MOS Excel エキスパート
・ビジネス実務法務検定試験 3級

この体験で、どう勉強すると効率よく理解できるようになるかというのがわかっただいぶ気がする。
取得した資格検定軍の中で一番大変だったのは宅建だった。なにせこのスケジュールなので勉強に費やせる日数はそんなに多くない。

このサイトによると宅建に合格するのに必要な勉強時間は400時間、合格率15%とある。

一緒に書いてある簿記2級なんかは勉強時間250時間、合格率30%。簿記2級は実は1回落ちて再チャレンジで合格したのでけっこう苦労した部類の資格だった。
それなのに、これから倍くらい難易度高そうな宅建に挑むためにさてどうしたものか…と本屋の資格本コーナーを物色していた時に見つけたのは「世界一おもしろいぶっちぎり宅建士」という本だった。(当時のタイトルは宅建士ではなく取引主任者だったはず)
真面目そうなテキストが並ぶ本棚でいちばんふざけたタイトルだった。通勤電車でテキストを読む時にこんなタイトルの本読んでるのバレたらなんか恥ずかしい…と思いつつ、パラパラと中を見るとけっこうわかりやすそうなので勢いで買ってしまった。

ここでプライドを捨ててほんとうによかった。たぶん、他のテキストだったらこのスケジュールでの合格は無理だったと思う。ふざけていてよかった。あんな分厚いテキスト3冊分なんて真面目なやつでやっていたら集中力が絶対もたない。
電車で他人に対してというのとは別に、謎の自分に対してドヤりたいという心理でも小難しいテキストを手に持っていたくなるものだが、あの心理は捨てたほうがいい。目的は合格することだ。その本を手にしている自分がかっこわるいなどという事はサッサと忘れるべきだ。(自分に対してのドヤりなのでカバーをかけたらいいという問題でもなく、忘れるということが重要だ)

この体験をするまでは「漫画で覚える~」みたいなシリーズの資格本を買う人は馬鹿だと思っていた。自分に対するプライドでそんな本は選べなかった。が、今は思う。まずそれを買え!!漫画で覚えろ!!一番効率がいい!!と。
これが「・プライドを捨て、テキストのタイトルは忘れる」の体感。宅建以降はなるべくイラストが多くて子供向けかよみたいなテキストを買うようにした。

次は「・初見はスピード勝負」について。
これは先ほどの「まず」それを買え!の発言にもつながっている。1冊目に漫画シリーズ、とてもいいと思う。(それだけで覚えようとすると応用問題に対応できなくなるので2冊目には深い理解のために真面目なのを買うべきだとは思う)

テキストは何回も読み返すものだ。一周目で理解しようとするとまったく先へ進めなくて嫌になってしまう。

「初見はスピード勝負」の出どころは資格取得仲間の発言だ。資格取得初心者の頃に教えてもらった。
しかし今まで真面目に勉強してこなかった人として言っている意味がわからなかった。だから最初はテキストをじっくり理解しながら牛歩で読み進めていた。
…なーんてやってるとあら不思議、最初の方のページの問題はしばらくすると新しく覚えた用法どころか用語ごと綺麗サッパリ忘れている。いったい何周したらええんや…と途方に暮れていたところ「初見はスピード勝負」の発言を思い出し、そういうことなのかなと理解して、もう内容なんかまったくわかってないままザーザーと読み進めて一周目を終えてみた。

するとすぐ2周目に入れる。意味は理解していなくても用語くらいは覚えている。それだけでだいぶ気が楽になるものだ。
1周目はもうハードル下げるためにだけサッサと読むので「目次だけ読むよりは用語知ったかな」程度でいいのだ。
なんなら2周目もそんな感じでいい。何周もした方がよりハードルが下がる。(テキスト○周もしたという謎の自信も出てきてよりよい)

この戦法で私の場合うまくいった。嫌になったら終わりなのだ。
1. プライドを捨て、テキストのタイトルは忘れる
2. 初見はスピード勝負
この両者ともやるべきことは「嫌にならないようになるべくハードルを下げる」だ。嫌いにならなければいける。

なんでもそうだ。めんどくさそうな事はなるべくハードルを下げよう。

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