魚ニソりたい

今読んでいる本に魚肉ソーセージについての話が書いてある。

長嶋有さんの「安全な妄想」というエッセイなんだけど、ここに大変化を遂げる魚二ソ話が2度出てくるのだ。

ひとつめは、ダイエット中の長嶋さんが肉の代用として魚二ソをトースターで焼いたら肉っぽくて美味しいんじゃないかと思ってやってみたところ、意外なものになったというお話。

ぎょ、魚二ソが餅みたいにムクムクーって膨れあがってる！火傷のみずぶくれのごときグロテスクさ。こんがりと焼け目がついて、さっくりとした食感は子様のおやつにも喜ばれ、ビールのおつまみにもよくあう新食感料理……のはずが、いきなり80年代のホラー映画だ！

トースターで焼くとそんなことなるの？意外すぎて想像がつかない。
グロテスクな魚二ソ、みてみたい！

もうひとつは、友人から教わったという「発泡酒を飲んでから魚肉ソーセージを食べると火薬の味がする」
というお話。

ガブガブと発泡酒を飲み、ソーセージを噛んでみる。本当だ！目を丸くして、その後もう一度驚く。最初の驚きは味に、次は味を感じたことにだ。
なぜ僕は噛んだことのない火薬の味を知っているのだろうか。

火薬の味、しりたい！知ってるかどうか知りたい！
知ってそうな気がする！

こちらは解説にご丁寧に発泡酒の銘柄まで書いてある。
私も魚二ソらなければ。

魚肉ソーセージはもともとそんなに好きではないので、人生初の魚二ソ買い。

あんまり量が多いと消費に困りそうなので少量でありがたいといい歳こいてこんなやつを買ってみた。

しかし人生初の魚二ソ買いの事しか考えておらず、肝心の発泡酒を買い忘れてしまうというミスを犯してしまった。

推奨はキリンの淡麗グリーンラベルらしいが、長嶋さんがこのコラムを書いたのは2011年らしいのでどうなんでしょね。
淡麗グリーンラベルってまだあったかな。
そして発泡酒はこの数年ですごく進化をしているので、あったとしてももうあの淡麗グリーンラベルではないのなもしれないな。

次スーパー行った時に発泡酒(あれば淡麗グリーンラベル)買って試してみます。