技術者としての心得 - その5 -

Object思考で常に作業せよ

Object思考と聞くと挫折の経験のある方は犬や犬種を思い浮かべるだろう
さぞその方達は犬種による例えが派生というものに頭の中で繋がらずもやもやした気持ちを抱いた事だろう

しかしそれはやり方を理解しようとしているから迷う事なのだ
Object思考の目的を理解していればこんな突飛な例えでも納得できるだろう

まずObject思考の目的とは何か?
である

そしてObjectとは何か?
である

この何か?に興味を持つところから実はObject思考は始まっている
ではObject思考の目的とObject自身について何かを紐解いていく

世の中の事象においてその物事を理解するにはObject思考は不可欠なのだ
まず対象のものに疑問を抱き更に興味を抱く
この思考こそがObject思考そのものだったりする

なのでObject思考を苦手と言っている方々は思考そのものをしようとしていないために挫折するのだ

日本の教育の主体は記憶力中心の刷り込み教育であり記憶力の豊かな者がこの日本では富裕層になれてしまう

しかし記憶媒体と集積回路の発達と共に人間の記憶力はさほど重要ではなくなってしまった

小学校でもProgramingの授業は増えてはいるがCodingの基本はLogicを如何に覚えてこれを使いこなすかにある

なのでProgramingの授業ではまずObject思考は養えないのだ

最近の小学校の授業ですら未だ記憶力重視の刷り込み教育なのだから
小学校を卒業して久しい方々の殆どはこの教育の弊害で無思考となっている

無思考なのでTVや新聞の報道を鵜呑みにしてその内容にすら疑問を抱けないのだ

つまり日本の教育方針そのものが無思考人間を育む事を目的としているのでその弊害がObject思考の理解が不十分という形で現れている

無思考人間の特徴は記憶の刷り込みの他に手段の共有がある

例を挙げれば法律を守れば正しいとか選挙で投票すれば参政権の行使の義務を果たしているとかの類である

これも全てMediaを通して思想誘導しているに過ぎないのだ

有体に言えばMediaの報道に疑問が持てればObject思考を学ぶ準備が出来ているという事なのだ

つまり自分が無思考人間であるか否かを推し量るにはMedia Literacyを意識しているかで分かる

政府の言っている事を盲信している人にはObject思考どころかこの情報開発業界には向かない

と言ってしまえば一握りの者たち以外の日本人がEngineerとしての資質はない事になるがそれが事実だ

なのでObject思考を会得してしまうと世の中全ての仕組みに疑問を持ちそして興味を持ってしまうという副作用的なものがある

この副作用がもたらすものはまずは自身が社畜である事を認識し無思考に仕事を指示する上司や会社のために働くのが馬鹿馬鹿しくなるところから症状が始まる

そして日本の政治構造そのものにまで疑問を抱き終いには日本をぶっ壊したくなる気持ちに駆られるかもしれない
なので現在ある社会的地位を失う事にもなるかもしれないのでここで臆したならここから先を読む事はお薦めしない

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