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OBSの音声エンコーダーを手間掛けてまでCoreAudioにする価値はあるのか?

OBSで配信・録画している人が音質改善案としてオススメされる場合がある「CoreAudioエンコーダー
自称機械音痴()や宗教上の問題がある人にはまあまあ面倒な工程を要求されます。
そこまでして本当に導入する必要があるのか?と思ったので簡単にですが調べてみました。
導入方法には言及しません。

■ 結論

CoreAudioエンコーダーのほうが有利ぽい。
が、殊更に気にする必要はないと思う。ビットレートを上げろ。

以下にテストなどを貼り付けていく。


▼ テスト方法

  1. ブラウザでホワイトノイズを再生

  2. OBS 30.2(64bit)のデスクトップ音声から入力

  3. 録画・録音(音声ビットレートを調整)

  4. 録画をMPC-BE v1.6.1で再生 > OBSのデスクトップ音声から入力

  5. プラグイン:TDRNovaの画面から周波数を確認

まずブラウザから再生 > OBSへ入力しただけのホワイトノイズ

右に行くほど高音(高周波数)になります。20kの少し上まで出力されています。
圧縮される際は高音がカットされやすいので高音上限がどこまで出ているかを確認します。

CoreAudioエンコーダーから見ていきます。

320kbpsは減衰が見られない感じがします。
160kbpsは19kぐらいまで再生されています。
96kbpsは16~17k付近でしょうか。

次はFFmpegAACエンコーダーを見ます。

320kbpsは減衰がないように見えます。
160kbpは18kぐらいに見えます。
96kbpsは16k付近。

▼ 改めて

という感じです。
設定や検証方法が間違っている可能性はありますがほぼ遜色ないように思います。
CoreAudioの方が同じビットレートではほんの少し優秀かも?という感じに見えますが、
聞き分けられる人がどれほどいるのか…
主観で良いと思った方を使えばいいと思います。
わざわざ面倒な手順・ハードルを超えて導入するほどかというと、そこまでではないと思います。
ビットレートを上げろ。

過去(OBS 29.0.2)時点で検証した人

どうやら↑の人が検証したあとのバージョン(OBS 29.1)から改善が入ってるらしい。

▼ おまけ

高音を雑にカットするとノイズ(パチパチなど)が発生する場合があるのでそうならないほうがいいよなあ。
じゃあOBSのFFmpegAACの場合、どのくらいのビットレートにすればいいのか?
(どのくらいから高音の減衰が始まるのか?)

224kbpsから高音が20kぐらいまで落ちています。
サンプルレートが48kだと256kbpsでもちょっと足りないかもしれません。
もし高音削れている事実が嫌だ or ノイズなどが発生している場合はMaxの320kbpsが良いでしょう。
ビットレートを上げろ。

差がほぼなかったのでちゃんとできているのかが不安です。
もっとちゃんとした最新のテストをした情報があれば教えて下さい。


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